本日の山陰はお昼前位から雨が降って来ました
348Zagatoの引き取りは昨日で良かったですね〜
今日なら完璧に濡れています。
ボディがアルミ(外皮)とスチールの組み合わせなので濡れますと電食がおきてしまう事も十分考えられますので出来れば濡らしたくないのです。
今まで国産旧車の錆びたボディと格闘してレストアをして来た身からしますと大事にしている車が濡れるのは身を削られる様な気がします。
錆びたのを直すのは気が遠くなる位の時間や手間がかかるからです、自分でやっても業者の方にお願いしてもその部分は全く変わりませんから・・・。
アトリエからガレージを見ますと・・・西条柿の実が随分オレンジ色になって来た様に感じます。
例年10月初め頃に収穫をするので収穫の時期が近くなって来たのがわかります・・・もうちょっとですね。
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ゴールデンアローのエンジンを搭載するのは思ったよりも困難な事になっています。
と言うのも最初に載せていたエンジンはパンドラモデルのブルーバードを作った時に使わなかった(1933年のブルーバードはそれまで使っていたネイピアエンジンからロールスロイスのマーリンエンジンに変更されていたのです)ネイピアエンジンなのですが適当にデフォルメをして有ったらしくお客様に送って頂いた飛行機モデル用のレジン製エンジンとかなり形状に差が有るのです・・・
まあそれだけなら良いのですが余りにもそれぞれが忠実に作られていましたので航空用の物を自動車用に転用された時に変更された部分が有りましてその部分が邪魔をしてスリムで最小限のボディに干渉してしまうのです。
例えば本日のお題のインテークマニホールドですが
航空用の物は吸気の向きが違います、そして出っ張り方も大きくなっていますね。
下の画像が博物館で実車のゴールデンアローの近くに展示されている同型の航空用エンジンです。
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ゴールデンアローの実車のカウルを外した物のの写真が下の物です
違いがわかりますか?
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インテークマニホールドの出っ張りが少ないですよね・・・恐らくカウルに干渉しますので作り直したのではないかと思われます。
作り直しの理由はもう一つありまして
吸気の方向が180度違うのでインテークマニホールドを作り直さなければならなかったという事だと思います。
何故か・・・飛行機の場合は前方にプロペラが付きますので動力の取り出しが前側になる様に搭載されますが、自動車の場合は動力の取り出しが後側になっているのですそこにクラッチやミッションが付く訳ですね。
色々な理由からインテークマニホールドは作り直しになるのですがついでに出っ張りを小さくしてカウルに干渉しない様に(前投影面積を小さくする・・・つまり空気の抵抗が少なくなる様にした)したのではないかと思われます。
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このシリンダーヘッドと一体になったインテークマニホールドを切り出して高さを下げる様に削ってとりつけなければなりません
随分薄くなってしまいそうなので破損には注意しないといけません。
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刃の薄い鋸をつかってシリンダーヘッドから切り出してみました
厚めの鋸ですと薄いインテークマニホールドを一緒に切ってしまいそうなのでかなり怖いですね。
もう予備の部品が無いので・・・失敗したらキャストからやり直しになってしまいます
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余分な部分をカットして裏側から削って薄くなる様に致します
折ってしまいますと・・・そこで終了ですね
実は1個だけ折ってしまいました(笑)
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インマニを全部取付けてみましたよ
ここからインテークマニホールドの前側の部分を作ってゆきます。
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どうもエンジンの高さで収まりが良く無いのでエンジンの下側の2.0mmの真鍮板を1.0mmのプラ板に変更しました
これで1.0mm高さが低くなる予定です
最終的にレジンでキャストしますのでプラでも真鍮でもあまり変わりはないですから
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エンジンの動力の取り出しですが・・・
こちらのセンターに2.0mmの真鍮線を差し込んでミッションまでの全体が一直線につながるようにします
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動力の取り出し部分のすぐ後ろに付くのがクラッチです
この車の場合図面を見ますと多板式の乾式のようですね
まあ途轍もないパワーでしょうし当時の素材ですから念には念を入れて・・・と言う事でしょう。
一番大きな円筒形のものがクラッチでその後ろはミッションとの間のジョイントですね
多少角度が変わっても良い様にルーズなジョイントになっていると思われます。
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何故こんなにエンジンの整形に苦労しているのか・・・
実車のカウルとエンジンはこんなにクリアランスがないのです・・・
1/43でこのクリアランスは再現が難しいじゃないかと思われます。
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明日ももう少しゴールデンアローを進めたいですね。
348Zagatoの引き取りは昨日で良かったですね〜
今日なら完璧に濡れています。
ボディがアルミ(外皮)とスチールの組み合わせなので濡れますと電食がおきてしまう事も十分考えられますので出来れば濡らしたくないのです。
今まで国産旧車の錆びたボディと格闘してレストアをして来た身からしますと大事にしている車が濡れるのは身を削られる様な気がします。
錆びたのを直すのは気が遠くなる位の時間や手間がかかるからです、自分でやっても業者の方にお願いしてもその部分は全く変わりませんから・・・。
アトリエからガレージを見ますと・・・西条柿の実が随分オレンジ色になって来た様に感じます。
例年10月初め頃に収穫をするので収穫の時期が近くなって来たのがわかります・・・もうちょっとですね。
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ゴールデンアローのエンジンを搭載するのは思ったよりも困難な事になっています。
と言うのも最初に載せていたエンジンはパンドラモデルのブルーバードを作った時に使わなかった(1933年のブルーバードはそれまで使っていたネイピアエンジンからロールスロイスのマーリンエンジンに変更されていたのです)ネイピアエンジンなのですが適当にデフォルメをして有ったらしくお客様に送って頂いた飛行機モデル用のレジン製エンジンとかなり形状に差が有るのです・・・
まあそれだけなら良いのですが余りにもそれぞれが忠実に作られていましたので航空用の物を自動車用に転用された時に変更された部分が有りましてその部分が邪魔をしてスリムで最小限のボディに干渉してしまうのです。
例えば本日のお題のインテークマニホールドですが
航空用の物は吸気の向きが違います、そして出っ張り方も大きくなっていますね。
下の画像が博物館で実車のゴールデンアローの近くに展示されている同型の航空用エンジンです。
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ゴールデンアローの実車のカウルを外した物のの写真が下の物です
違いがわかりますか?
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インテークマニホールドの出っ張りが少ないですよね・・・恐らくカウルに干渉しますので作り直したのではないかと思われます。
作り直しの理由はもう一つありまして
吸気の方向が180度違うのでインテークマニホールドを作り直さなければならなかったという事だと思います。
何故か・・・飛行機の場合は前方にプロペラが付きますので動力の取り出しが前側になる様に搭載されますが、自動車の場合は動力の取り出しが後側になっているのですそこにクラッチやミッションが付く訳ですね。
色々な理由からインテークマニホールドは作り直しになるのですがついでに出っ張りを小さくしてカウルに干渉しない様に(前投影面積を小さくする・・・つまり空気の抵抗が少なくなる様にした)したのではないかと思われます。
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このシリンダーヘッドと一体になったインテークマニホールドを切り出して高さを下げる様に削ってとりつけなければなりません
随分薄くなってしまいそうなので破損には注意しないといけません。
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刃の薄い鋸をつかってシリンダーヘッドから切り出してみました
厚めの鋸ですと薄いインテークマニホールドを一緒に切ってしまいそうなのでかなり怖いですね。
もう予備の部品が無いので・・・失敗したらキャストからやり直しになってしまいます
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余分な部分をカットして裏側から削って薄くなる様に致します
折ってしまいますと・・・そこで終了ですね
実は1個だけ折ってしまいました(笑)
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インマニを全部取付けてみましたよ
ここからインテークマニホールドの前側の部分を作ってゆきます。
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どうもエンジンの高さで収まりが良く無いのでエンジンの下側の2.0mmの真鍮板を1.0mmのプラ板に変更しました
これで1.0mm高さが低くなる予定です
最終的にレジンでキャストしますのでプラでも真鍮でもあまり変わりはないですから
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エンジンの動力の取り出しですが・・・
こちらのセンターに2.0mmの真鍮線を差し込んでミッションまでの全体が一直線につながるようにします
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動力の取り出し部分のすぐ後ろに付くのがクラッチです
この車の場合図面を見ますと多板式の乾式のようですね
まあ途轍もないパワーでしょうし当時の素材ですから念には念を入れて・・・と言う事でしょう。
一番大きな円筒形のものがクラッチでその後ろはミッションとの間のジョイントですね
多少角度が変わっても良い様にルーズなジョイントになっていると思われます。
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何故こんなにエンジンの整形に苦労しているのか・・・
実車のカウルとエンジンはこんなにクリアランスがないのです・・・
1/43でこのクリアランスは再現が難しいじゃないかと思われます。
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明日ももう少しゴールデンアローを進めたいですね。