Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ウインドスクリーンの取り付けから始めます

2022-05-14 20:00:28 | Golden Arrow 1929

今日の天気はすでに一度更新していますのでここでは省略します(笑)

ゴールデンアローの制作もいよいよ華僑を迎えつつあります。
つまり最後の仕上げということですね。
ジャンル別でブログを書きますと終わりが近くなりますと接着剤の乾燥時間や塗装の乾燥時間などで進み方が遅くなってきます。
まあこれは仕方がないかな・・・

今日はウインドスクリーンを取り付けました
まずは切り出しからですが・・・
その形状がなかなか難しい

ウインドウの上側は少しRが付いていますがこれの具合がなかなか難しい・・・
何度かトライしてやっとカットしたのがこちらのウインドウですね。
取り付けました!!
しかし1929年にガラスのウインドウがどれだけ役に立ったのでしょう??
今の様に強化ガラスでも合わせガラスでもないでしょうから僅かな飛石で粉々に砕けてドライバーに襲い掛かったんじゃないかと思うのですよね。

続いてスコープを取り付けました。
この望遠鏡のようなものは・・・多分走行する方向を定めるために使ったと思うのですが・・・
しかしこのスコープですが付いている期間は案外短かったのではないかと思います。
古い写真でも付いているものとついていないものが存在するのです。

続いて・・・
スコープの前側についているなにやら流線型のものですね・・・
スコープの前についていたら前が見えないのではないかと心配するのですが。

ただ・・・取り付け位置がよくわからなのです
フロントのノーズについているのかエンジンカバーの部分に取り付けられているのか・・・
違った写真を見ても分かりにくいですね。

少し横にそれた部分から写したものを確認しますと・・・
エンジンカウルっぽいですね・・・

なのでエンジンカウル側に穴をあけまして取り付けました

本当はもう少し上側で足の部分がよく見えるのですが・・・
スコープ部分との高さのバランスがありまして模型ではこんな高さになってしまいます(笑)

あ〜!!
もう少しで完成ですね・・・なんとなく名残惜しいです。

明日は木製ベース板に取り付けてみましょう。

 


今日はFerrari812スーパーファストからちょっと修理です

2022-05-14 19:23:43 | ミニカー修理

本日の山陰は朝のうちは雨が降っていましてまた雨ですか〜!!
と思っていましたがお昼頃から天気が急速に回復してきましてお昼前には青い空が久しぶりに見えました。

今日はまず修理から更新します。
と言うのも・・・本業のゴールデンアローの接着剤が硬化する間に修理を進めていたんです。
その部分をまとめてご報告しておきましょう。
修理したのはBBR1/43のFerrari812スーパーファストですね。
恐らくは実車を買うと付いてくるものでは無いかと思われます・・・。
と言うのも実車を買うと付いてくるモデルはフェラーリさんはBBRの1/43、ランボルギーニはMRコレクションの1/18みたいでして・・・
フェラーリは以前特注の458スパイダーの塗装を直したことがありましたがそのモデルも1/43のBBRでした。
この頃多いランボルギーニの実車のプレゼント品の修理は1/18しか行ったことがないのです・・・多分(笑)

今回はディラーさんからでは無くお客様から直接のご依頼でした、子供さんが触っておられたら壊れちゃったらしい・・・まあ形あるもの必ず壊れますからこれは仕方がありません。
お客さまに限らず・・・ミニカーが好きなお父さん、こんな場合は子供さんが車嫌いになるといけませんので厳しく教育をされることは無いようにお願いいたします(笑)

で・・・修理品を細かく観察します。
ミラーを瞬間接着剤で取り付けようとされた苦心の跡が見て取れます。

サイドウインドウとその周囲のエッチングそしてボディの一部にも接着剤で凹凸ができております、またボディにも白化がついておりましてそのままでは修理が難しくドアの研磨と塗装、サイドウインドウは一旦分解しましてガラスは作り直し、エッチングのサッシは瞬間接着剤を落とすために一旦アセトンに漬け込んで接着剤を溶かすという比較的大規模な修理が必要になりました。
(瞬間接着剤は修理に使われませんようにお願いいたします・・・笑)

サイドウインドウを外します。
その前に・・・ドアミラーが付いていた部分の下側のエッチングの際の辺りにナイフを入れて塗料をカットしておきます。
なぜなら・・・お客様が修理をされたときにガラスとボディ塗装の間に瞬間接着剤が流れ込んでいる可能性があるからです。
ナイフを入れないままウインドウを外しますとボディの塗装が大きく剥がれてしまう恐れがあるためなのです。
カットしてあればウインドウの下側の塗装は剥げますがボディ側の塗料が大きく剥げてしまうことは防ぐことができます。

案の定・・・ボディカラーが少し剥げましたので瞬間接着剤が流れ込んでいたらしいです。
そしてボディの表面についた瞬間接着剤を2000番のペーパーで研磨して掃除をしましょう。
このボディカラーですが上側にウレタンクリアーが塗られていますのでこの時点でボディカラーを出さないように研磨することが大事ですね。

周囲をマスキングしてボディ塗装が剥げてしまった部分だけぼかしてブラックを塗っています。
マスキングした紙には塗料が飛んでいますがこれは周囲をぼかしたときに飛んだものです。
必要以上に広範囲を塗ることはしません・・・実は一見ブラックに見えますが光があたりますと少しブルーに見える特殊な塗料が使ってあるみたいなのでね・・・。
見た感じではブラックの上にクリアーに少しシアンを入れたものを一層コートしてある感じですね。
もちろん自分が感じた通りに塗っております・・・悪しからず。

そしてウレタンクリアーを塗ってマスキングを外します。
ここから先は塗料が硬化しないと触れませんので一晩おきます。

アセトンにつけて瞬間接着剤を剥がしたエッチングを再塗装しています。
アセトンにつければ全部剥げちゃいますから・・・やり直しは必須です。

で・・・一晩経過しまして塗料が硬化しましたので組み立てを始めましょう。
ミラーには取り付けピンが付いていたのですが折れてしまっていますのでドアミラーの足の部分に0.5mmの穴を開けましょう。
拡大した写真をご覧いただいていますが・・・今回の作業の中で一番難しいのがココですね!!
油断しますと貫通して穴が空いてしまうか、横に外れてしまって使い物にならなくなりますからこの部分は難しい部分ですね。

やっと片側元に戻りました。
フェンダーのウインカーは無くなるといけませんので外して避難しておきました。
欠けてしまったデカールはまだそのままですがこれも剥がして貼り直しましょう。

反対側もドアミラーが付きました
大分元に戻りましたね。

発送前の点検です
ウインカーを元の位置に接着しましてサイドのフェラーリのデカールも剥がして貼り直します。
使ったのはBBR純正品のデカールですが黄色の色味がちょっと違いました・・・大きさは全く同じ(まあデータが同じでしょうから)なんですがちょっと残念。
左右とも貼り直しておきました。

反対側も・・・大丈夫かな!?

そして最後の仕上げです。
ケースのクリアーカバーにも少し瞬間接着剤がついていまして・・・2000番のペーパーを掛けてからラプロス8000番をかけ・・・アクリル用のコンパウンドで磨きました。
接着剤は2ヶ所擦り傷が1ヶ所ありましたので磨いておきました。
ケースの掃除はもちろん見積りにはありませんのでサービスですね(笑)

では次は本業を少しゆきます(笑)