Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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いくつかの作品を並行して制作していると・・・こんな事になってしまいますね

2012-11-26 17:50:15 | Bluebird 1933
と言っても悪い事じゃないのですが、只今塗裝ブースがLF-Aの部品でいっぱいになっておりましてWR-5を塗装する事が出来ません、まあもう少し準備も必要なんですが準備が終わるまでにLF-Aの方も進めておかないと乾燥機が空かないですね。
なのでLF-Aをついつい進めてしまう、するとブルーバードが進まないという・・・(笑)

そこで本日はブルーバードです。
フロントアクスルの前側のステーに付く共締めされるリングを作っています。
旋盤で大まかに削り出した後大きいアクスル側の物は8分割で


前側の固定用の物は4分割で作っております。
穴は真鍮線を後で植え込みますので0.5mmの穴になります。
深さは2.2mmですので一度にその深さに穴を開けないで3回に分けて切削油を付けながら穴を開けてゆきます。


突っ切りバイトは刃の幅が0.6mmですから製品が0.5mmの厚みが欲しいので1枚切り出すごとに1.1mm必要になりますね。
2枚欲しいから深さ2.2mmの穴を開けた訳です。
まあ最低1.8mm程有れば良い理屈ですがそこはマージンを取って2.2mmの深さとした訳ですね。
画像は突っ切りでバイトで切り落としている所です。

取り付けて見るとこんな感じ・・・

大きな物が2枚、小さな物が2枚の4枚ですがこれを作るのにかかる時間は・・・口では言えない程かかってしまう事も有ります・・・理由ですか?
それは最後の方で割り出し円テーブルの回す数を間違えたからです。
最初から作り直しになってしまった・・・(苦笑)

穴が空いた時点で0.5mmの穴をもう一度さらっておきまして真鍮線0.5mmを1本ずつ植えてハンダ付けします。
一度にハンダ付けをするのでは無く1本ずつハンダを付けてゆきます。
雑な作業をすると後始末にまた時間がかかるからですね。
急がば回れ!!と言う事です。

ボルトを植えるとやっと少し安心出来ます、部品の完成が近くなるからですね。

裏はペーパーで奇麗に擦り合わせをして平面を出しておきます、アルミ板に瞬間接着剤で固定しておいて表側のボルト表現の部分を全て同じ高さになる様に揃えて削りますとやっと部品の完成です。


そうそうこの後アセトンの中に浸けて掃除をしなければなりませんね。




2度目のパテを盛りました

2012-11-26 09:48:38 | LEXUS LF-A 1/18 No1
本日、第一弾の更新はまたもやLF-Aになります。
ウルフも進めておりますが塗装工程になるとどうしても画像の変化が少ないので・・・更新が苦しくなって来ます(笑)
まあ下地は大切なので丁寧に進めておきたいですね、今回はダークブルーになりますから余計にね。

ダッシュボードは削る盛るを繰り返しております。

一度サフも入れて全体の感じをつかみたいと思いまして・・・

ついでにメータークラスターも乗せてみますと・・・

でもまだまだ修正が必要ですね。
今日は雨ですゆっくりと修正が出来そうかな(笑)

話が前後しますがパテが硬化するまで他の部分も準備をしておきます。
ブレーキキャリパーはヘルメスオレンジという特注色になりますのでレクサスの文字を作っておかなければなりません。
しかも純正のキャリパー(模型の)はレクサスの文字がホワイトなんですが実車はブラックになっていますのでブラックで作ります。
キャリパーをスキャナーに無理矢理セットしてスキャン一発!
もう出来てしまいました(笑)
スペースの関係から随分画像を飛ばしています・・・

キャリパーの塗装の準備です。
この辺りがミニカーの良くない部分キャリパーはアップライトに接着してありましてどうしても外せないので切り取っています。
接着の事を考えればステーの部分のセンターに真鍮線でピンを立てておきます、このピンが塗装中には持ち手になります。
丁度良いでしょ!?でも奇麗に外れればそれが一番良いですよ。
実はミニカー改造の見えない敵はまだいます。
このキャリパーと言わず内装と言わずほぼ全ての部分に(シリコン系の)艶出し剤が塗りたくってあります。
この脱脂をするのが非常に大変です、ご多分に漏れずこのキャリパーも洗剤で水洗いをしてからケミカルで脱脂、それでもサフを弾いてしまいシンナーで落としてペーパー掛けてとフルコースを行なってやっと密着です。
オートアートさんこの艶出し剤を使って艶を出すのをやめませんか!?
いや、ぜひやめて下さい。梱包から出す時に落としそうになったのです・・・しかも塗装も大変(笑)

内装もこんなに弾きます。

これでも洗剤水洗い/ケミカル/シンナーまでは脱脂をしていますが凹んだ部分やつや消しの塗装は完全に脱脂をする事が出来ない・・・のです。

本日はブルーバード/ウルフWR-5編を夕方にもう一度アップ予定です。

本日の製作ではないのですが・・・

2012-11-25 22:47:56 | LEXUS LF-A 1/18 No1
LF-Aの製作に付いては本日の製作ではないのですが昨日は早寝をしましたので更新が出来ませんでしたから本日ご紹介をしておきましょう。
私が今回の製作に当たって一番心配をして予備のミニカーまで準備したのは理由があります。
ステアリングを左から右に移さなければならないのです。
こんな改造をする場合に一般的に考えられるのは下の様な方法では無いでしょうか?

ダッシュボードの形状にも依りますが今回の場合は必要な左側のステアリングが付く部分を切り取って右側の同じ部分をカットして移してしまうと言う方法ですね。
ただこの方法ですと一度分解したダッシュボードは絶対に元には戻りませんから万が一失敗という事になればお客様に申し訳が立たないのです、だから同じ物を準備したのです。
下の画像はメータークラスターの部分ですが、運の良い事にこの部分が別部品になっています。
しかし先端の形状が左右で全く反対の形状になっていますので余分な部分を切り取って必要な部分を継ぎ足します。
ただ突き合わせで継ぎ足しても強度が無いので画像の様に裏側から段が付く様に削ってプラ板を接着致します。

下の画像の白い部分がプラ板で継ぎ足した部分です。
左右を反対にするとこんな感じになります、元々の位置は凹んだままになっている事がわかりますね。

上の画像の凹んだ部分にプラ板を張っておきます。

その前側の凹みにもプラ板を貼ります。
いきなりパテを盛っても良いのですが削る場合に何もガイドが無いのは大変なのでプラ板で平面のガイドに擦る訳です。

継ぎ目を裏側から補強しておきましてパテを盛ります、一度に沢山付けると削るのも大変ですし面を揃えるもの難しくなりますので一度に沢山盛らない・・・。

パテが硬化するまでの時間で他の作業を進めておきます・・・実に段取りが良いですね(笑)
ホイールを塗ります。
元の完成品のホイールはブラッククロームとでも言いますか黒いクロームメッキなのですがご依頼人の車は普通のクロームメッキ仕様なのです。
外したホイールにグロスブラックを塗ってからスパッツのクロームを塗りました。
大部分のクロームカラーは塗膜が弱く触ると剥げてしまう物が多いのでクリアーをかけたくなりますね。
しかしクリアーを上に塗るとクロームカラーが溶けてしまい普通のシルバーに逆戻りしてしまいます。
ならばクロームが溶けないクリアーを探せば良い訳ですね。
テストの結果エナメルのクリアーはクロームを溶かさない事がわかりましたので少しシンナーで薄めてから塗ってあります。
輝きはあまり変わらない様に見えます。
この上にウレタンクリアーを塗れば下地を傷めず仕上げられるかもしれません・・・まだそこまではテストをしておりませんので悪しからず!


さらにフロントサスペンションです

2012-11-25 22:12:12 | Bluebird 1933
本日は当店の中庭にランチアクラブの皆さんがお越になりました。
なんでも関西各地から山陰にツーリングにいらっしゃったらしいです。
画像はCafeの屋根の上から写した物です。左端にアセットコルサがいるのはご愛嬌ですね。


芝生の上に車を入れるのはこれで2回目でして1回目はまだ締まってなかったので少し凹み加減になりまして途中断念致しましたが、今回は何とか良かったですよ。
この芝生に車を入れる為には小さな溝に橋を架けないといけませんので事前準備は私の仕事です。
昨日風邪をひいたと書きましたがまだ完全じゃないので・・・ちょっと苦しい一面もありましたが・・・(笑)
まあ間に合ったので良しとしましょう。

肝心の製作ですが時間が少し押してしまいまして少々進みませんでしたが・・・とりあえずご紹介をしておきましょう。
先日作った2分割のフロントアクスルのリーフの当たる部分を削っております。
これは落ち着きが良い様にという事も有りますがアクスルの先端部分を曲げなければならないので出来るだけアクスルの位置を下げたいからなのです。
なるべく真っ直ぐに削りたいのでフライスを使います、こんな時は非常に便利ですが・・・今日初めて操作ミスからエンドミルの刃を折ってしまいました・・・ちょっと凹!

エンドミルで削った部分の中心に1.0mmの穴をあけて真鍮のピンを取り付けておきました。
細かな事ですが左右の区別をつける為に中心から外した物とそうでない物が有るのは内緒です(笑)
続いてリーフスプリングにも1.0mmの穴をあけておかないと組み立てが出来ませんね。
左右の穴の位置関係に注意して穴を開けます・・・これもフライスを使いますが機械が有ると本当に便利ですね。

全ての部品を仮組してみました。
文章にすると簡単ですが実際に作ると結構時間がかかりますね。
今の所考えた通りの形状に作る事が出来ていますね、これからもずっとこの調子で制作出来れば良いですが・・・。
この部分で他に作らなければならないのはアクスルからフロントに伸びるステーの固定部分4つ、アクスルをリーフに留める為のサポーターを作る事、ジャッキアップの為のポイント、フリクション式のダンパーが必要ですね、まだまだ先は長いかもしれませんね。

ここに来て風邪をひいてしまいました~

2012-11-24 17:56:56 | Bluebird 1933
この所山陰は結構寒い日が続いております。
昨年は結構遅くなってからストーブを焚き始めた様な気がしていますが今年は11月の初めから焚いております。
風邪には十分注意しようと思っていたのですがこの所の不摂生で風邪をひいてしまった様です。
今日は午前中に病院に行って来ました。
正午を大きく過ぎた頃にやっと帰って来まして少し制作を致しましたが・・・少し力がは入らない様な・・・

と言う事で画像は2枚だけです。

昨日制作したステーを8枚研磨して余分なハンダを落としております。
まあ薄い物なので力加減は難しく指ばかり削ってしまいますねおかげで指紋が無くなってしまった部分が有ります(笑)
画像は2つしか映っていない様に見えるかもしれませんが1つの部品が4枚重ねで制作してあります。


フロントのアクスルに取り付けた部分で今日はギブアップですね(苦笑)
集中力が保たないので今日の制作は中止です。
風邪薬の為でしょうか・・・!?