Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンのインテーク周りです

2012-11-06 22:27:27 | Wolf-Ford WR5 1978
今日のお昼は殺人的な忙しさでしたね。
何時もは程々に忙しい程度でしたが今日は11時からの3時間くらいで全ての席が2回転はしたんじゃないかというくらい忙しくなるべくならCafeを手伝わない様にしていますが流石に手が出てしまいました。
パスタもライスも全て完売、ケーキも無かったんじゃないかな~。
大変有り難い事でありますがお待ち頂いたお客様には申し訳ない気持ちで一杯です。

さて午前から製作をしていましたので製作時間が無かったという様な事は無いのでご安心を・・・心配してないって!?・・・そうですよね。

今日は昨日の続きでエンジンの吸気系を作っております。
まずはファンネルの根元に付いているスライドバルブの穴を位置決めのピンに合わせて0.8mmに拡大しています。

もちろん0.8mmの穴に0.8mmのピンは入れ難いのでピンの角のカエリを削って入れやすくしています細かな事ですがスッキリと入れる為には手間をかけなければダメですね。

結構な時間を費やしてやっとエンジンに組み込む事が出来ました・・・ここで問題点が発覚していますがお気づきでしょうか??

まあもう少し様子を見ようと言う事で作業を進めます。
今度はファンネルの上側に付くメッシュのベースプレートを削っております。
この部品は幸いにして元キットにエッチング部品として付属していましたのでそれを使います。
運が良かったのは元キットもタメオキットの部品をコピーした様なエンジンだったのでシルバーラインのエンジンを流用してもフェンネル間の寸法は全く同じだったのです、ここの寸法が一緒だからこの部品が使える訳ですね。

ボディカウルを付けるとこんな感じですが・・・まだわかりませんかね~問題点が・・・。

次はファンネルのメッシュカバーを作ります。
これも以前タメオキットのフルディティールを作った時にメッシュカバーを作る為にプラ板で作ったプレス型です・・・もう何台分作ったんでしょうか??随分角が丸くなってしまった様に見えますね。
そろそろ新しい物を作らないといけないかな~。

こんな物でもプレスをすればこんな感じに立派な物が出来ますよ。

次はメッシュカバーの周りの枠を作っています。
素材は0.3mmの洋白線ですね。

ハンダ付けをいたします。
特に難しい事は無いですが、枠の内側に熱を回さない事ですね。
と言ってもいつまでもハンダコテを当てていなければ大丈夫なんですけどね(笑)

作ったメッシュカバーを取り付けてみました。

これで問題点がわかったですか??
エ~まだわからないんですか?
じゃあサービスショットですよ、これが最後のヒントです。








ファンネルの高さが低いんですよ。
だからボディカウルの穴から上に飛び出さないんですよ。
これにも理由があります。
このエンジンキットは元々ウィリアムズFW06ですからエンジンの上側にボディ一体のメタル製インダクションカバーが付いていますのでこの厚みが結構な物になるのです、だからキットを設計する時にフェンネルの高さを意識的に低く設計したのではないかと思われるのです。
その一つの証拠がこのエンジンを素直に組むとファンネルの下側のスライドバルブ(今日最初に穴を開けた部品ですね)の位置が横から見た時にカムカバーの上のラインよりかなり下側に有るのです。
ここまで流用をする為に加工して来ましたからここの部分も何とかしなければいけませんね。

タイカワサキのマグナムが到着致しました!

2012-11-05 21:59:11 | その他
少し前に愛知県からタイカワサキ製のマグナムというバイクが到着致しました。
前にもご紹介したバイクで日本でAR50として販売していた物をタイで生産した物ですね。
BASと言う会社に頼んでお隣の米子デポまで運んで頂きました。
時間は掛かりましたが無事に到着致しました、2年前まで実働だったと言う事は伺っていましたが安く値切ったので整備無しのアラ渡しというやつですので最初に色々確認をしておかないといけませんね。
一応この状態で実走行出来ないと部品取りにはなりませんからね~。

反対側はこんな感じです・・・あまり変わらないかな。

部品で買った国内型のAR50のフレームと並べてみました。
タンクは色こそ違いますが全く同じ物ですね。

フレームには大まかに違いは無いですが簡略化されている部分も有りますね、例えばここです。
ステップ部分ですがコ字型のステーが直接溶接されていますね。
ARではこのステーはボルトで取り付けられています。
ステアリング部分ですがARですとここに穴が開けてありネジが切ってあります。
そう、ここにはライトステーが付きますので大事な穴なんですが・・・どうしましょう??


エンジンを掛ける準備をします。
エンジンが掛からなければ何もならないですからね~。
まずはラジエターに水を入れました・・・下に水たまりが出来てしまいました。
向って右下の角の部分で漏れている様ですね。


キャブレターは当然オーバーホールです。
ガソリンが腐ってしまいスラッジ化していましたね。


スロージェットに詰まったスラッジを掃除しています黒い小さな物がスラッジです。


何十度もキックしてやっとエンジンが掛かりましたがまだ何か変ですね。
アイドリングが効かないですね・・・・・。

スロージェットがまだ詰まっているのでしょうか??チョークは別回路だからチョークを引っ張ってアイドリングが出来ればスロージェットが詰まっているという事だしそれ以外が原因ならチョークを引いたままならかぶってしまいます。
今日はもう時間切れなので明日もう一度調べてみましょう。
その前にバッテリーも交換しなければなりませんね・・・なにせカラカラですから


ファンネル周りを作りかけました

2012-11-05 21:11:49 | Wolf-Ford WR5 1978
まず最初はウイングを付けたボディ全体の姿をご覧頂きましょう。
昨日写真を撮り忘れましたから今日はもう一度タイヤを置いて写真を撮ってみました。

格好良いですね~ロータス78~79も確かにブラックボディがかなり格好良いですがこの車はダークブルーにゴールドの文字が入りますからその姿を想像するとかなり良いですね。

ここからはファンネルを加工してゆきます。
ファンネルの加工とはファンネル自体に問題が有るのでは無くファンネルに斜めに取り付くインジェクターを付ける為とファンネルとエンジンの接合をより確実にする為にピンを打つのと兼ねての加工になります。
まずはファンネルを加工する為にピンバイスに固定します、この様な細かな加工をする場合固定方法を考えるのが作業の8割ですね。
固定って言うやつはなかなか難しい物です。


ピンバイスにファンネルをくわえた物を旋盤に固定致します。
固定はピンバイスの一番先側をチャックに固定する様にいたします。
実はこの先の部分はネジを切ってありますのでこれよりも後ろ側(持ち手側)を旋盤のチャックにくわえると必ず振れが出ます。固定部をくわえる事で振れが無くなりセンターに穴を開ける事が出来ます。
ファンネルの中央には0.8mmの穴をあけています。


中央に穴の空いたファンネルのエンジン側の部分に0.4mmの穴を開けたいのですがそのままではコロコロと動きますので穴を開け難いですね。
ファンネルの細い部分がスッポリと入る真鍮パイプに0.4mmの穴をあけておきます。
位置はファンネルを真鍮パイプに差して丁度穴を開けたい部分になる様にします・・・ちょっと説明が変ですが・・・。


ファンネルを差し込んで机に当てて固定しておいて真鍮パイプに開けてある穴に0.4mmのキリを当てて穴を開けますとキリがずれる事無く穴を開ける事が出来ます。
ただ途中でファンネルが回ってしまうと多少具合がよろしくないですが・・・(笑)

こんな感じでしょうか・・・。


次にセンターの部分に外径0.8mm内径0.4mmのアルミパイプを差し込んで接着致します、このパイプが取り付け固定用のピンになります。
ここからがちょっと面倒になります。
ファンネルに最初に空けた0.4mmの穴から斜めに差し込みピンに向けて穴を開けます、斜めにあけるのはなかなか難しいですね。
キリを折らない様に気をつけて作業に当たります。

斜めに穴を開ける為にピンバイスにファンネルを固定をしますが差し込みピンの部分しかくわえる部分が無いのです。

差し込みピンが0.8mmの外径を持っていますのでエンジン側の穴も0.8mmの穴をあけておきます。
以前は外径1.0mmのピンにしていましたがエンジン側の穴も0.8mmがギリギリですしファンネルも1.0mmを開けると本当に皮一枚しか残りませんので0.8mmが妥当な所ですね。

ご心配を頂いております・・・でも元気です(笑)

2012-11-04 22:20:49 | Wolf-Ford WR5 1978
10月末に3日間お休みを頂いて11月1日からアトリエに出勤していましたが休日中にたまった雑務に追われて製作に入れず、また11月3日に開催されたソフトボール大会の準備と当日のドタバタで昨日まで全く製作にてが付かない状況でした。
本日からやっと元に戻りまして製作を開始しております。
何人かの方にはご心配を頂いた様でメールを頂きました、体の方はソフトボールで筋肉痛は有りますが(笑)全く問題有りません。
ソフトボール大会では思わぬ活躍!?をしたものですから打撃賞などと身に余る商品を頂き筋肉痛も何のそのと言う所でしょうか!

この製作が留守になっている間にもいくつかの動きが有りまして、少し前に超硬タガネのメンテナンスに出しましたがその超硬タガネが帰ってまいりました。
何時もながら素早い作業で感謝しております。

定形外郵便で送っております(もちろん返送用の封筒も切ってを貼って同封しております)が中の梱包もしっかりしてありますね。

中身はこんな感じで送って来ますよ

一度ダイヤモンドパウダーを使って自分で研いだ事が有りますが超硬はなかなか難しく少しでも角度が間違うとボディを掘る場合に曲がってしまうのです。
微妙な曲がり具合が出てしまいなかなか自分の思った通りにはならないのです。
ここで職人さんの凄腕がわかりますね。
それ以来メンテナンスは外注をしております。

やっと製作開始ですが、さて何を進めようかと思った所WR-5のミッションオイルクーラーが気にかかっていたのでそれを進めてみようと・・・。
取り付けはミッションの後部下側になるのですが元キットのウィリアムズはクーラー面を路面と並行になっているのですがこれでは空気の流れから言って冷却効果が十分有ったのでしょうか??
WR-5では路面に対して垂直になっておりまして、これなら空気の流れが真っ直ぐにオイルクーラーに当たりますので冷却は十分かと・・・。
なので取り付けの向きを変える為にピンを植え替えます。


取り付けはここの部分に・・・


もう一つの懸案はドライバーズシートの後ろ側のロールバーはメタル製の物が付いていますがこの取り付けもなかなか心許ない方法になっていますのでピンを植えたいのですが軽め穴の空いたロールバーのどこにもピンを植えられる部分が無いのです。
仕方ないので前の縁を0.5mmだけ削って削った部分を真鍮線に置き換えるという荒技・・・一つ間違えればメタル製のロールバー自体を溶かしてしまう・・・その真鍮線を延ばしておいて取り付けピンにしてしまおうと考えました。
まずは上側のピンポイントでハンダ付けをして様子を見ます。


そして全体をハンダ付けしますが、溶かさない様に十分注意をしなければなりません。


余分なメタルを削って整形します、整形が終わったらボディにとり付けてみます。


とちょっと気になる部分が・・・ロールバーの内側の真鍮線を付けた部分に段が付いています、ここはメタルを盛って整形をしなければなりませんね~。


次はオイルクーラー上部にキャッチタンクを付けたいのですがこれが部品が付いていないんですね~仕方が無いからメタルの塊を削って作ります。
ここにはラジエターのオーバーフロー水やエンジンのピストンからクランクケースに吹き抜けたブローバイを溜める事になります。


エンジンの前側、つまりシャーシの後ろ側にオイルタンクが付いている様でしてこれは元になったキットにもパーツが付属しています。
ただ形状がちょっと違いますし大きさにも少し問題が有りそうなのでこれもメタルの塊から削り出して取り付けました。
オイルラインや取り付け用のボルトなどの穴もこの時点で全て開けておきますがラインは後にします。
と言うのもラインまで仮組をしておいても分解時に変形してしまいラインの仮組は余り意味が無い様なのです。


ここまで出来るとタイヤを配してみたいもの・・・置いただけだけど・・・。


フロントウイングも付けたくなったので取り付けピンも付けてみました。


ウイングまで付くともっと格好良いのですが・・・写真を撮るのを忘れていました。
申し訳ないですね~私だけ見てしまいました。

休日の間にたまった雑用を片付けました

2012-11-01 22:07:45 | その他
10月の月末に3日間も留守にしていますと大事な雑用がずいぶんたまってしまいまして今日はそれを片付けておりました。
まずは安来ほろにが会関連のソフトボール大会が迫っておりまして、今日は予算関連や景品などをチェックしておきました。明日はお昼の豚汁の器を買いに走ったりソフトボール大会と懇親会の司会をしなければなりませんので式次第を作っておかなければいけませんね~。
そして少しの予備費も下ろしておかなければ・・・ウ~ン忙しいですね。
何かメモでもとっておかないと落ちが有ったら当日あたふたとして大変ですからね~。

先日パンクをしたヤマハMR50ですが古くなっていたタイヤをやっと全て交換しました。
普通はバイク屋さんに運んで全てやってもらう事になりますが、今回はちょっと違う(笑)
フロントはブレーキとスピードメーターのケーブルを外してセンターのシャフトを外せばホイールが外れます。
ブレーキは先日の写真の様にブレーキシューにペーパーをかけておきました。
そしてホイールだけを持ち込む事になります。
リアは少し複雑でチェーンテンショナーを緩めてブレーキの付いているプレートを支えているステーを外しチェーンをスプロケットから外しセンターのシャフトを外してやればリアホイールが外れてくれます。
こちらもこの状態で近くのI上自転車店に持ち込んでタイヤ及びチューブを交換してもらいます。
パンクの原因は空気の少なかったタイヤのままで乗った為にホイールとタイヤがズレてしまいチューブのエアバルブの部分がホイールで押されて切れてしまった物と判明致しました。
まあタイヤやチューブが古かった事も有りますが点検不足という事ですね、お恥ずかしい事です。
そしてタイヤ・ホイールが帰って来ましたので分解と反対の順番で組み立てました。
下の画像の様に新品タイヤにはヒゲの様な物がいっぱい出ています。

ホイールはマフラーから出て来た真っ黒な2ストオイルでかなり汚れていましたので分解してもらった時に自分で掃除をしようと思っていましたが自転車屋さんがしてくれました、有り難や、有り難や、ですね。
ピカピカです!
でも今日も雨が降ったのでまだ走っていません。


さてもう一つのバイクの話題です。
少しずつパーツが集まって来ました。

上の画像はガソリンタンクですがヤフオクで中古品を買いました。
私の買ったバイクはガソリンタンクの中が錆やスラッジでドロドロらしいのです。
ですから最初にタンクを準備しておこうと考えた訳です。
またフレームも少し曲がりが有りますのでフレームも準備しておきました。


そしてシートも・・・
シートも余り良く無かった様なので買っておきました!


家内がポツリと一言言いました。
『最近のバイクはバラバラで買う物なの?・・・』と
まあそうでもないのですが自分の欲しい物に乗りたいので古い物は余り良いものが無かったりしますので自分で好きな様に作れれば最高に良いですね。