Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

内装の組立てVer.4

2017-09-13 20:09:40 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日は朝から良い天気で昼頃は少し蒸し暑く感じましたね。
秋雨前線が下がってくる様でして週末は雨という予報ですが今度の週末は3連休なので天気が良くあって欲しいですね。
まあ個人的には仕事なんですが・・・気分だけでも良いですからね。
それはそうと台風18号ですか!?急旋回して日本列島を縦断してゆくのだとか言われていますが・・・それも週末だったはずです・・・これは一体どう言う事になるのでしょうか?
秋で季節が良くなって観光に出掛けられる方も多いと思いますのでどうか良い天気であってほしいのです。

さて本日はMFHのP4の続きをなんて書いていましたがそんなに悠長な事を言っていられる状況では無く仕事優先で進めてゆかないと後の予定が押して来ております。
かと言って時短して手を抜く事はしたく無いのでどんどん手を動かすしか方法が有りません(笑)
さてヘッドレストですがパテが硬化しましたので余分なパテを研いでいます。
こんな形状になりました・・・しかしサフを入れるまでは形状がわかり辛いので安心は出来ません。
まだシートとヘッドレストをつないでいるスチール製のステーも作らなければなりませんしね・・・先は長いな〜。

キットのシートですがヘッドレストが小さかったのも有りますがシート自身の形状が何だか今一歩・・・などと言うとルフ氏に失礼かもしれませんがトムソンのデイトナの画像を見る限りもう少しシートバックの上側が絞られていてスマートなんですね。
キットのシートは上から下までが絞られてなくてダラ〜ッとした感じなんですよね。
上側の幅が広いから余計にヘッドレストが小さく見えてしまうのも原因の一つでしょう。
そこでシートのサイドを削りました。
このレジンはかなり硬いのでリューターを使ってガシガシと削ってからヤスリで形状を整える事にしております。
最初からヤスリで削りますと作業が終わるのがいつになるかよくわからないのです。

後ろにつながる部分も削っておきますシートバックの裏側に向かっても絞られている・・・って感じにしたいのです。
上側にも絞り、後に向かっても絞ります・・・これで少しはスッキリと見えるかな・・・完成したらほとんど見えないかもしれませんが・・・。
もちろんこの後はペーパーを使って滑らかなラインになるように仕上げて置きました。

本来ですと真中のクッションも上に向かってゆくにつれて幅が狭くなっていると思いますが・・・そこは残念ながら実車写真が無くて判断が出来ません。
もしそこが有りますと形状の修正はかなり難しい物になりそうですね。
でも外形の修正だけでも少しスッキリした感じがしますね〜。

さて次の内装の部品はロールバーですね。
キットによればこの車は6点式のロールバーが付いている様です
部品は全てレジン製でしてこの直径5.0mmにもなるロールバーはなかなか金属素材に置き換える事が出来ません。
真鍮線なら曲がると思いますか?5.0mmの真鍮線って結構硬いですよ〜(笑)
仕方が無いからレジンのロールバーを削って使います。
硬いレジンを削って整形するだけでもなかなか大変なんですよ。

やっと全ての部品を削りました。
これだけで優に1時間以上かかります・・・我ながら我慢強いですね(笑)

せっかく削ったロールバーですが内装が有りますと幅が広過ぎるせいか当たって取り付ける事が出来ません・・・!
少し力を入れますと何とか付きますが内装がその分外に押し出されまして今度はボディが入らないのです・・・。

仕方が無いので一端カットして左右の寸法を縮めます。
メインの部分は中央をカットすれば問題が無いのですが・・・問題は斜めの部分です。
真中を切りますとつなげた時に段が出来てしまいまして大変見苦しくなってしまいます・・・理由はわかりますよね・・・!?
そこで下の端の部分でメインのバーに取り付く部分をカットしました。
ここなら削って形状を合わせれば継ぎ目は目立たなくなります。

つなぎ目の部分には全て真鍮の1.5mmの線を使ってピンを入れます。
ピンを入れる事で強度が増してきますし仮組して寸法を確認する事も出来るのです。

下の斜めの補強のバーのカットした部分は斜めのロールバーに沿った角度でピンを入れますと組立て難くなりますし最悪の場合無理な力がかかっておれ安いレジンが砕けてしまう事も有りますからこう言った場所では斜めにピンを打ちます。
どんな角度が良いかと言いますと上のピンと平行に打っておけば脱着時にも無理な力はかかりません。
それを実行しますとこんな風に斜めにピンを打つ事になるのです・・・。

これでやっとメインのロールバーがコクピット内に収まる様になりました。
よく見て頂くと塗装のぶんきちんと内装のロールバーの間に隙間が空いているのがわかりますね・・・。

前側のロールバーも真鍮のピンを使って仮組していますがまだ接着はしておりません。
反対側のロールバーを仮組してからでないと接着出来ないのです。


さすがに1/12のレジン製モデルカーですね〜
組立てはプラモデルの様に簡単にはいかないですね〜寸法はかなり調整が必要ですが普通プラモデルならここまでの仮組は不要ですからね。
仮組が1/43の何倍もかかりますね〜。

内装の組立てVer.3

2017-09-12 21:12:02 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日は定休日の初日です・・・お休みなのでいつもの様に少しゆっくりの出勤。
出勤したらオクラやイチジクの収穫・・・これはいつものことですね。
雨模様だったんで止みまを見ながらの収穫ですね・・・おかげでずぶ濡れになってしまいました。

さて数日前にメイクアップから届いたモデルです・・・
なかなか格好がいいですね
ランボルギーニディアブロGT-Rのレーシングカーなんですがなかなかシャープに決まっていますね。
今回はシルバーとブラックのカラーのものがありましたが僕は店頭に置くならボディラインがよく見えるシルバーがいいかな〜と思ってシルバーを注文しました。
このモデルは限定60個でシリアルが入るモデルなので少し貴重かもしれませんね。

MRコレクションのGT-Rのキットを温存しているのですがこの完成品があればキットは要らないかもしれませんね。
MRのキットはサイドウインドウのエッチングがボディのサイドウインドウの穴よりも少し小さくて使い物にならないと言う情報もありますからね〜。

そして本日はお休みなので最近散らかっていたアトリエの片付けをしようと言うことになりまして・・・
PCの前側に置きっぱなしになっていた書類とかアトリエのいたるところに置いている集めたキットなどを整理しています。
キットはガレージのスチール棚にダンボール箱に入れて保管しますが湿度の問題がありますからデカールはインストと共にアトリエで別保管しています。
ハガキホルダーにデカールとインストを入れると言う作業をしています。
ハガキホルダーは探しやすい様にメーカー別に分けています。
下の画像はその作業中ですが・・・この半年以内に集めたものの一部ですがこんなにも有ります・・・(滝汗)


片付けだけでは一日を終えるわけにはいかないですよね。
デイトナですが度重なる修正でダッシュボードの収まりはこんなに良くなりました・・・
センタートンネルのダッシュボードを取り付ける部分が少し曲がっているのですそのままつけると右側が少し前に寄ってしまうんです。
この位置ですとダッシュボードの両端がフロントスクリーンの下側の角に決まっていますね。

現在制作中の車ですがこの仕様での当時の写真を探していますがなかなか有りません
特に今すぐにでも知りたいのはヘッドレストの形状ですね・・・
キットはどうやらこの下のタイプのヘッドレストをつけている様なのです・・・

横から見ますとかなり曲がっていますね〜
か中か作りにくい形状ですね・・・雰囲気だけでも近づけたいですね。

上から見ますとこんな感じです。
後ろ側はカバーになっている様で別部品ですね・・・まあ全く同じ形状という証拠は何もないのですが・・・

幅と後ろに曲がった部分が足らないのでプラ板を接着してカサ増しをします、いきなりパテを盛ってしまいますと左右を均等にするのが結構大変なんです。
だからプラ板を貼って整形します

プラ板を削って整形して見ます
さてどうかな・・・!?
細かな部分はこのあとパテを入れてサフを塗って見ないとわからないのですけどね〜。

なぜか左右で大きさが違うので大きさを合わせるのがなかなか大変・・・
しかも片側は台形なんですよね・・・形状を合わせるのはなかなか(笑)

プラ板を削ってからパテを盛りました
硬化しないと削るとこができませんから・・・このまま安来市文化協会の理事会に行ってきましょう・・・


お休みでもなかなか忙しいのですよ・・・自営業はね(笑)

内装の組立てVer.2

2017-09-11 21:16:00 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は午前中は曇りだったのですが午後からは雨が降って来ました。
強い雨では有りませんがシトシト降っています。
またイチジクがダメですね・・・だけど仕方が無いですね。
良い事も有るしよく無い事も有る・・・
オクラは水分をもらって元気になったのかまた沢山取れましたよ。

昨日はメイクアップさんから新製品が届きましてとある事情で写真をお客様に送る事になりましたので箱から出して撮影してみました。
なかなか格好良いですね〜。

以前当ガレージに岡山の方がフラットノーズに乗って来られた事が有りまして実車を拝見していますが・・・なかなか格好が良いですね。
普段乗りは別として少し遠くに出掛けるならポルシェは良いアイテムだと思っています。
古いのはハンドルへのキックバックが強くてあまり好きにはなれないのですが・・・これ位の年式だと丁度良いかもね。
今だと964か993が良いですね・・・と書いてもこの辺の物は結構高価な物になっていますからなかなかおいそれとは買えない訳です。
BBSのメッシュホイールも繊細で美しいです。


さて本日も制作を開始致します。
内装を延長してパテを削ってみました。
パテを削って整えるのも大きいからなかなか大変ですね。
パテを削ってからシャーシの上で組立ててみましたバルクヘッドとはピッタリ合ってなかなか気分が良いですね。

ポリパテは気泡が入りますから目の細かなポリパテで気泡を埋めておきます・・・
この2段階の仕上げもボディと同じ仕上げです・・・内装で見えなくなるから・・・これくらいで良いか・・・とはならないのです。
下地をなるべく整えておかなければ良い作品にはならないからね。

目の細かなパテで全ての修正箇所を修正しておきましたが、まだまだこれは序の口ですね。
ボディ全体とかシャーシ側にもまだまだ修正しなければならない部分は沢山有ります(笑)
そしてもう一度組立ててみました、全ての大きな部品がきちんと収まるのか・・・確認作業です。

次はいよいよシートですね
このシートがかなり問題なんです。
まずザックリと大きさの確認です・・・この状態で収まらなかったらダメですよね。
形状はともかくシャーシに収まりはしています・・・

この構造が問題なんですよ
インストを見てみますと中央のクッションの下側に取り付け用のダボが有りましてシートの枠の中央を貫通して床に至っています。
その部分を床板からタッピングで止める様な構造なんですね。
タッピングは嫌いだかた使わない・・・(笑)
しかも中央のクッションが厚過ぎてシートの中に収まらないのです。
これじゃあまずい訳ですね。
インストをよく見ますとシート本体はNの文字が有りますねここはセミグロスブラックに塗れという事らしくシート中央のクッションはBL
になっています。
このBLはフラットブルーだそうです・・・。
でもこれが正しいのかよくわかりません、しかも最近まで残ってレース活動をしていた物はシートを交換している恐れも有りますからややこしいですね。

そして実車画像は無いかと検索してみますがこの車のコクピットという確証のない物ばかりですね。
内装と外装が一緒に写る物が有れば良いのですが・・・
その中で持っている洋書の一部にそれらしき物が写っていました。
これはトムソンのデイトナです、ドライバーシートは新しい物に交換されていましたがアシスタント側にはAMRのインストの塗装指示に近いカラーの物が付いていますね。

中央のクッションですがもう少しメリハリの有る形状に直します。
シートバックと座面の間のメリハリが無くてバケットシートに見えないのです。
一旦カットして整形し直します・・・手間もかかるし大きいし硬いからなかなか大変ですね。

下側の座面の部分はフライスを使ってこのでっかい凸部をカットします。
手で切ったり削ったりしていたら何時間かかるかわかりません・・・

こんな調子でバリバリと削ってゆきますが・・・削りカスが部屋中に舞い散ってショーケースや床の上が真っ白になってしまいました。
これは掃除が大変そうですね。

最終的にはここまで削っています
結構ペラペラですね〜

これだけ削ってもシートの座面のクッションは両サイドから少し下がるだけです
この表面のカクカクした部分も気になります。

ちなみに下側が削る前の未加工時点の写真です。
これではお尻が左右に落ちてしまいそうですよね〜バケットシートとは言えないかな・・・とてもレースでは使えません(笑)

クッションの表皮の形状が余りにもカクカクしておりますので自然に丸くなる様に削って仕上げておきましょう。
これを整形するだけでなかなか大変なんですよ・・・やっぱり大きいですからね。

仕上げたクッションをシートに取り付けてみました。
これなら十分良い感じですね

まだまだサフを入れてみなと形状が良いのか判断出来ませんがこの方向性で良いと思います。




明日は定休日・・・何をしましょうか!?

内装の組立てVer.1

2017-09-10 20:01:49 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は天気はまずまずでしたが薄曇りで日は射さず気温は少し高めと言った感じでしたね。
なかなか秋らしいスカットした晴れ間は有りませんね。
今日もいつもの様にオクラから収穫開始ですね、そしてイチジク・・・ドーフィン種はもう終わりらしく実が先日の雨で壊滅的にダメになってしまいました。
後は蓬莱種と晩生のヌアールドカロンが本格的に実ってくるのを待ちたいですね。
先日までは売る程有ったのに・・・この頃はお店で使う物がやっとです。
次は10月初め頃に早生西条柿ですかね〜
それまでに畑を綺麗に起こさなければいけないですね・・・なかなか忙しいです。
そんな中ですが先日車仲間の友人が尋ねてきまして私の車の写真を貸してくれと・・・
何でも松江市で今年車のイベントをするのだけどポスターに使う車の写真が無いらしくて私の車に白羽の矢が立ったらしい。
何でも10月15日らしいので日曜日は納品とかご来店とかが有って参加出来ないと言ったので一旦は諦めてくれた様なんですが・・・やっぱり他に車が無いから・・・と言う事で再びポスターに登場する事になりました。
当日は行ける確率はほぼ無いのですが・・・一応皆さん山陰に来られる事が有りましたらお立ち寄り下さい。

さて昨日の制作の一番最後の部分でホイールの内側に有るディスクブレーキを先送りしてしまいましたが・・・これには理由がありましてね。
ブレーキのディスクがエッチング1枚だったというのも有りますが・・・
何とキャリパーまでもエッチング1枚での表現だったのです。
1/43でも何枚か重ねて再現しますのに・・・1/12でエッチング1枚はさすがに無いな〜と言う事でここを考えたかったのです。

皆さんは内装を仮組する場合にどこから手をつけられますか?
私はボディから手を付けます。
ボディが決まらないと内装の位置関係は決まらない様に思います。
まずはボディがシャーシにきちんと収まる事を確認してから内装を合わせます、理由は内装をそのまま仮組してもがボディと干渉して持ち上がっていてもわかり難いのです。

センタートンネルとフロントのバルクヘッドが一体になった部分にダッシュボードを仮組するのですが位置を決める為にピン穴を開けます。
このピンも1/12ともなりますと1.5mmの太さですね。
このセンタートンネルのパーツも大きなバリは既に取り除いて全体をペーパーでならしておきました、今の状態ではまだわかりませんが後で変更が出てもこれ位の作業では無駄になる事は無いでしょう。

次はダッシュボードの下側にピンを植える為の穴を空けます。
位置が狂わない様に慎重な作業が必要になります。
また部品の厚みの丁度中心に来る事も大切ですね。
横にずれてしまいますとピンの取付け強度が不足し何度も仮組をしますと部品が割れてしまう事も有ります、特にこの硬質のレジンではその危険性が高いですから気をつけましょう。

ピンを植えました
このピンの上側には何やら内装の様な表現が有りますが・・・ノーマルのデイトナならこうなっていても不思議ではないですが・・・レーシングカーですからね〜内装は付いていないと思いますが・・・実車の写真を探してみますがこの部分は取り敢えず保留しておきましょう。
たとえこの内装が付いていたとしてもこれはもう少し柔らかい形状に直すべき部分ですね。

センタートンネルの下側の平面が出ていなかったのでフライスを使って削っています。
大きな荒いペーパーの上でゴシゴシ削ってもいいですがせっかくフライスを持っていますのでこれで削って少し楽をしちゃいます(笑)
何せ大きいですからね〜。

ダッシュボードとセンタートンネルだけを仮組してみますと少しダッシュボードが高いですね。
と言ってもほんの僅かなので角の部分を削って丸めておきましょう。
こうする事で最終組立ての時にウインドウとダッシュボード先端が干渉する事が無くなります。
写真では鋭角に削っていますが全体を自然な形状になる様に削っておきました。

後側のバルクヘッドとリアのホイールアーチのインナーになる部分も位置決めの為にピンを打っておきました。
この様な2辺がぶつかる場所ですと強度も有って良いですね。

ドアの内装も整形します
全体にペーパーをかけたのは他の部分と同じです
このドアの取手はちょっと良くないかな〜
これは完全に別部品で作り直した方が良さそうなのでこの際削りおとしてしまいましょう。

ドアの内装の下側にもピンを打っています。
ここも薄いので慎重な作業が必要ですね。
ドアのスジ彫りはちょっと太いですが・・・バランスを見たいのでここではスルーしておきましょう。

何ヶ所か削る事を繰り返してやっと内装が落ち着いた感じがします・・・
ですが何も問題が無かった訳では有りません。
この状態にすると左右のバランスがおかしい部分が有りましてね右ドアの前側とダッシュボードの間に隙間が空きます。
それも1/43では考えられない位・・・です(笑)
全部の歪みがここに集中して来た感じですね・・・。

どうやってもバランスが良くならないので右の内装を少し延ばしてやります
ドアの内装部分はダッシュボードとのクラランスが左右同じ位になる様にしますと5mm程も違っています。
プラ板で裏側から当てておいて2.0mmと1.0mmのプラ板を積層してドアの内装に合わせます。
そして継ぎ目はパテで修正します。
その前側のパテが盛ってある部分はフロントのバルクヘッドと箱組みになる部分です
この部分は完成後には見えないので問題にならないかもしれませんが、将来的に修理とかで自分の元に返って来た時に5mmも隙間が空いていたらなんていい加減な仕事だろうか・・・と幻滅するかもしれないのでここもきちんと直しておきましょう。

パテが余ったので他の修正が必要な部分をパテ埋めしておきます。
こちらはダッシュボードのステアリングコラムが付く部分ですね丁度メーターパネルの下側になりますが型ズレが酷く削るだけでは修正不能でしたのでパテを併用して直しておきました。
他にもタイヤのサイドウォールに大きな気泡が有りましたね・・・あそこも埋めておきました。


明日はシートをなんとかしたいですね〜!

タイヤの制作

2017-09-09 18:34:04 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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今日の山陰は大変天気が良くて過ごしやすい一日でしたね〜。
お昼頃は少し暑かった様な気がしますがまあそれでも今までの様に汗が流れる事は無いですね。
いつもの様に畑を見回りましてオクラの収穫も済ませておきました。
イチジクは先日の雨で良くないですね〜
ほとんどの実が傷んでしまいました・・・もうあまり穫れないですね。

と言う事で気を取り直してさっさと制作に入りましょう。
これが本業なのですから・・・(笑)
さて本日は昨日からの続きでデイトナのタイヤの問題ですね。
タイヤの様な大きな物を旋盤のチャックに固定する為にはチャックの爪を取り替えます。
安い旋盤には付いていない場合も有りますが私のには幸いにして大きな物もつかめる様に取り替え用の爪が付いていました。
旋盤の爪を広げる方に回してゆきますと爪が外側に外れます、次は交換用の爪を差し込んでまわしますと爪の交換が簡単に出来ます。
下の写真は爪を交換した後の物で外側に長い爪が出ていますね、標準の物は中心側に長い爪が出ています。

そして今日加工するのはこの昨日いじっていたタイヤです。
このタイヤはリア用で完成時には外側になる良く見える部分なのですが下側がタイヤが厚くて上側が薄いのが目で見ただけでわかりますね。
このタイヤをこのまま使ったらどうも格好が悪いのです。

幸いな事に内側になる部分は狂いが少ないのでこの際タイヤを裏表ひっくり返して使ってみようかと思いました。
そしてこれが裏のシャフトが通る部分を旋盤で抜いてからホイールを取付けてみた所です。
タイヤの外周を正円が出るまで削りますと外径が小さくなってしまいタイヤとして使う事が出来なくなりますから誤差が少なくなる程度でバランスを取っています。

しかし裏側は脱泡機を使わなかったのか気泡だらけでして削るとこの様に大きな気泡が現れます。
しかしセンターがぶれた物を使うのは嫌だったのでこちらを採用しました。

そしてブレの少なかったフロントも裏を使う事にしましてこの様に加工しました。
良かった事はホイールのスポークが抜けてより実車に近くなった事でしょうか・・・!?

余計に手間がかかる事も有りますよ
ホイールの裏側のリムも作らないといけないかな〜そしてブレーキディスクも何とかしなければなりません。
それに何度も削りましたから倍以上時間がかかっています・・・まあ大きいですから余計に時間がかかったのですが・・・。

フロントはタイロッドの付くアームが出ていますのでリムの裏側は当たってしまうかもしれませんね・・・
やっぱりキットの通りにしか組むしか無いのかな〜!?
この部分は完成後には見えないですけどね〜それでも何とかなればしておきたいのがモデラーの良心か・・・少し考えましょう。

そしてボディの下側に沢山バリが付いていますのでこれを削りました。
これもまたボディが大きいので時間がかかりますしボディのレジンが大変固いので研磨に時間がかかります。
実車用のサンダーを使えば早いのだけど・・・削り過ぎてしまうのが困りますから、ここは回り道です。

ボンネットの熱気抜きの穴もバリが多かったので削ってシャープにしておきます。
まだボディは一皮剥いた感じですから傷やスジ彫りの補正はしていません。
それよりもコクピット内部やサスペンションの周りが合うのかどうか確認はそちらが先ですね。


タイヤ問題が片付きましたので(ブレーキやホイールのインナーの問題は有りますが・・・)次はコクピット内部の大体の仮組を行なってみましょう。
やっぱり1/12は大きいからそれだけで手間がかかってしまいますね・・・楽しいけど・・・(笑)