Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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デカール貼りと塗装を進めます

2019-01-07 20:34:54 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は穏やかな晴れ間が有りました
気温は比較的低めで外に出る時には1枚上着が必用でしたね。
まあいつもの年と比べればまだこれでも暖かい方と言えます。
私が除雪機などを買ったから暖冬なんでしょう(笑)皆さ〜ん!暖冬なのは私のせいですよ〜!!
制作が忙しくてちょっと頭の中が混乱してしまいました。

今日から本格的に今年の仕事始めという方もいらっしゃると思いますが、私もサラリーマン時代はこの仕事初めというのがどうも苦手でして・・・どうも体の動きがよろしくなかったですね。
部下の方には見透かされない様にしていましたが・・・(笑)

まずはブレーキキャリパーのデカールの制作です
データを作って大きさを確認しまして・・・

印刷します
印刷前のデータの整理がなかなか大変なんです
白の部分黒の部分また赤はマゼンタとイエローを重ねて印刷します
間に光沢仕上げインクなども織り交ぜなければなりませんから・・・
普通のレーザープリンターやインクジェットプリンターの印刷とは訳が違います。

印刷したら上からマイクロスケール社のリキッドデカールフィルムを塗ります。
インクの保護が目的なんですけどどれ位役に立っているのかは不明です、でもしないよりもした方が良いみたいですよ。

給油口の蓋にはカーボンデカールを貼っています
角の部分がめくれ上がらない様に気をつけなければなりません。
ここはソフターも動員して完璧に仕上げましょう

ブレーキキャリパーのデカールも貼ってみました
実車の写真を良く見まして向きや傾きなど注意してはっておきます

一番難しいのがドアミラーでしょうかね〜
このドアミラー本体にもステーの部分にも窓側の三角な部分も全てカーボンデカール仕上げです。
出来ればカーボン目が左右で反対になる様にしたいです・・・
全部一度に貼る事は出来ませんので何分割かにして貼る度に乾燥器に入れて乾かします。

Fフェンダーのサイドの部分のカーボン製の部品ですがここにもカーボンデカールを貼りますので下地にブラックを塗っておきました。

ブレーキキャリパーのデカールが乾燥しましたのでウレタンクリアーでコーティングしましょう
これでよっぽどでなければ剥がれたりする事はありませんね〜。

クリアーを作ったのでついでにボディにも塗っておきますシルバーのままにしておきますと塗料が傷付きやすいのでウレタンクリアーを塗っておきます。
最終的には中研ぎを入れてもう一度塗る事になると思います。

リアのディフューザーの部分にもウレタンクリアーを塗っておきました。
クリアーが塗ってありますとデカールが貼りやすいと言うか移動しやすいのですよね。


明日は何をしようか・・・休みなのでそろそろ骨休めしたいですけどね、まあそんなことにはならないでしょう。
ボディのウレタンクリアー塗装をしてデカールを貼る作業を進めましょう。
ホットホイールのミニカーをディティールアップするのはなかなか大変ですね〜
安いミニカーは手の入れ甲斐がありますね(笑)

部品の塗装

2019-01-06 22:29:38 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は晴れたり曇ったりの天気でした
気温は少し低めながら夜半に降った雨は出勤する頃には道路も乾いてきておりました。
今日は当店の今年の仕事始めなんで多分ゆっくり仕事ができると思っていましたが・・・お昼は予想に反してお客様が多くお呼びがかかりました。
まあこれはお客様をお待たせするわけにもゆきませんから仕方がないのですけどね〜

さて本日も早々に仕事を始めましょう・・・
本日の仕事は599GTOのブレーキキャリパーの手当からですね
キャリパーはサスペンションの部品に2箇所のピンを使って瞬間接着剤で組み付けられていますので外すときにどうしてもピンが折れてしまいます
ピンのあった位置に穴を開けて金属のピンを植える為に穴を開けました、ここに後でピンを植えます。

599GTOのキャリパーはシルバーのようなのでサフを塗ってからシルバーに塗装しました。

下は旋盤で作った給油口の部品ですね
こちらはサフを塗ってからブラックに塗っています
このうえにカーボンデカールを貼ってクリアー仕上げにしたいですね

ボディのサイドの部分ですが普通の599GTOはボディカラーだったような記憶がありますがこの車はカーボン仕上げみたいですので下地になるグロスブラックを塗りたいのでマスキングしています。

ボディの上側にミストが飛ぶと困りますので上側もミスプリントしたコピー用紙でマスクしておきます。

ボディの下側をグロスブラックに塗装しました
おかげさまでどこも吹き漏れもなくキレイに仕上がりました、私が言うのも変ですがこれはなかなか珍しいことなんですね。

ホットホイールの599GTOのサイドステップは一番下の部分がシャーシ側にモールドされています
そしてそのカーボンの表現なんですがプラスチックの表面に筋が入れてあってガンメタリックで塗られています
塗られているだけなら簡単なんですけどね〜
この凹凸のモールドは頂けませんね(笑)

仕方がないのでペーパーを使ってこの凹凸を削ってしまいましょう
この作業は大変時間がかかる作業になりますね。

サイドやフロントだけならまだいいのです
リアのディフューザーの部分は形状がかなり複雑で削るのに難儀しますね(笑)
今日の作業で一番時間がかかる作業です

ついでにフィンのようになった部分は厚みが目立たないように薄く削っておきましょう
これには理由がありまして厚いとカーボンデカールを貼った場合に厚みの部分をどうやってカーボンデカールを貼るのかなかなか悩ましいのです。
理屈では厚みの中央に継ぎ目が来るようにするのが良いかもしれませんが・・・それはかなりの難易度ですね。

削った部分の形状を確認する為にウレタンサフを塗ってみました。
乾いてからペーパーをかけて様子を見ます


明日はデカールを作ってキャリパーに貼ってクリアーコートします
そして他の部分もデカール作業を始めましょう。

Ferrari F12TDFと599GTOのホイール塗り替え

2019-01-05 21:16:03 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は朝のうちは雨が降っていましたが午前中は曇り、午後からは晴れたり曇ったりの天気でしたね。
気温は低めで寒かったですね。

今日はまだお休みなんですが予約が入っていましてゲートボールクラブの新年会でした。
厨房のK子さんはまだお休みなんで自動的に厨房の手伝いは私の仕事ですね。

それ以外の時間で制作を進めます。
細かなパーツの塗装の準備をしなければなりません
まずはブレーキキャリパーですね。
こちらはF12のものです
これは簡単ですね〜

少々問題なのはホイールです
塗装に先立ってホイールからタイヤを外したのですが・・・気温が低いせいかタイヤが固くて外れてくれません。
石油ファンヒーターで温めてタイヤを柔らかくしておいてから外しましょう。

ホイールの外側にはタイヤの変形を防ぐためにこんな形状になっていますのでなかなか外れません・・・(笑)
ここまでしなくてもタイヤが変形するようなことはない気がするのですけどね。

ホイールの中央にあるフェラーリのマークは出来ればそのまま使いたいのでマスキングテープを丸くカットしたものを使ってマスキングしておきます
直径は3.5mmですね

ホイールのクリップボルトはホイールと一体のモールドになっています
しかしこれでは今一つシャープじゃないのですよ・・・
このホイールクリップボルトをアルミのパイプを使って別部品にする為にモールドの部分を1.1mmの穴を開けておきましょう

ホイールナットの穴を開けますとこんな感じです・・・
穴の中にキリコが入っている部分がありますね・・・掃除しなきゃ!!

資料写真を見直しますと間違いが発覚
どこが違うのかと言いますと
中央の跳ね馬マークのベース色が黄色ではなくシルバーで跳ね馬はブラックではなくクロームメッキなんですね〜
このマークの部分を一旦掘り返しておかなければなりませんね
正確な作業をする為にフライスを使います
センターを出すためのABSの丸棒を使ってセンター出しをします

フライス盤にはセンタードリルをつけておき下側の旋盤のチャックにはABS樹脂の丸棒を取り付けて位置を合わせます
このABS樹脂の丸棒は旋盤を使って削っていますので端面には刃物の傷が残っていますのでそのセンターに合わせるわけですね

そしてエンドミルを探しますが・・・3.5mmのエンドミルが見あたりません
仕方がないので3.0mmのエンドミルを0.25mmオフセットさせて割り出し園テーブルを回して削れば3.5mmのキリがなくても3.5mmの直系の掘り込みができます。

実際にABS樹脂の丸棒を削ってみます
削ってみて大きさを確認してから実際のホイールを削ります

直系を確認してオフセット量にOKが出たら深さも確認します
ABS樹脂の丸棒をひっくり返して反対側でもう一度確認します・・・確認の上にも確認ですね(笑)

これでやっと本物のホイールが削れます
まあ失敗したら後がないですからね・・・ミニカーをもう一台買わなければならなくなってしまいます。

1台分4本のホイールが完成しました
この時点で失敗したらと思いますとゾッとします(笑)

次は599GTOですね
こちらの方も分解いたします
このミニカーにはブレーキディスクのカバーが付いていますので少しだけ複雑ですね

F12のホイールを加工したフライス盤でそのまま加工します
ただし深さは少し深めですね・・・中央部分が少し凹んでいますので仕方がないかな〜
ちなみに599GTOはセンターキャップの跳ね馬のマークのベースはカーボン柄ですね

599GTOのホイールのセンター部分の加工完了ですね。

ホイールクリップナットの穴を開けたいのですが・・・
ホットホイールの599GTOの方は中央に凹みがモールドされていないのです
センターを決めにくいのでボルトの盛り上がり部分をタガネで平らに切り取りましょう
そしてセンターにケガキ針でマークしておきますと穴を開けやすくなります。

穴を開けた599GTOのホイールはこんな感じ
ボルトモールドの大きさが少し大きいので少しバランスが良くないかもしれません
まあ塗ったら問題がないと思いますので大丈夫でしょう

F12のホイールはシルバーで塗ってからウレタンクリアーを塗っています

599GTOはブラック一色なのでウレタンカラーのブラックを塗っていますここはラッカーでもいいのですが後でウレタンクリアーで仕上げたいので密着を考えますとウレタンのカラーの方が密着がいいですね

F12の方はクリアーが硬化したら中央を直径5.0mmの丸くカットしたマスキングテープを使ってマスキングしておきます
中央のエンブレムの凹みにこの後塗る塗料が入り込まないようにしておくわけです

中央をマスキングしたF12のホイールをラッカーのブラックで塗りました

599GTOはウレタンクリアーで仕上げました
最初のゴールドの塗装はツヤもなくなんだかみすぼらしい感じだったのですが・・・キレイに仕上がりました

完全に乾かないうちにクレオスのシンナーを含ませた綿棒で凸の部分を拭き取りますと下のシルバーが出てきます
マスキングして塗るのは大変なので拭き取って再現しました

ブラックの塗装を剥がしたホイールをウレタンクリアーで仕上げました
こちらもなかなかいい感じになりましたね。


明日は599GTOのシャーシ部分を仕上げましょう

ボディ塗装しました

2019-01-04 20:53:18 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰も大変天気が良くて暖かな1日となりました
このお正月のお休みの中で一番天気が良く気温も上がると言う事で畑の作業をしました。
この時期の畑の作業と言いますとイチジクの木のの剪定となりますね。
夏の間に枝が沢山出て葉っぱも茂っていましたが今はすでに落葉して枝ばかりになっております。
そうなんですよね、木は今はお休み状態なのでこの時期に枝を剪定いたします。
切るのは太い枝の途中から出ている枝で細いものは全て切ります
先の方は3本だけ残しておきまして、芽の位置を確認して他の枝が伸びない方に芽を残して切ってゆきます
普通は枝先を2〜3本残してそこから出た芽が枝を伸ばしても他の枝と交差しない様に残します。
まあ説明しても分かりにくいですけどね・・・やってみれば分かります。
今日は剪定作業が終わりましたのであとは2月頃までに堆肥をやらなくてはなりませんね。
昨年は次男がやってくれたのですが就職しちゃったのでもう無理ですね。
わたしが自分でやりましょう・・・。


さて本日の更新はいよいよボディ塗装ですね
その前に・・・ブレーキキャリパーに貼られるデカールを外注先に出しておかないといけませんのでシャーシ関係を分解してホイールやブレーキを取り外しました。
下の写真はF12の方ですね
写真の中にはリアブレーキが写っていませんが・・・これは次にご紹介いたしましょう。

リアブレーキはアップライトの部分が
はずれない設計になっていますがキャリパーを塗装したいのでこの部分はどうしても分離したいのです。
そこでアップライトとアップライトを支える部分に貫通の穴を開けてピンを打って後で接着する事にいたします
位置関係がずれると困りますので分解する前に貫通で穴を開けています。

ブレーキのデカールがなんとかなりましたのでボディを塗装しますが先にピンクサフの表面を再び中研ぎしておきましょう。
昨日部分的にサフを塗ったらミストが飛んでいるんですよね。
そして599GTOの方からボディ塗装します、まずはドアやボンネットの比較的小さな部品からですね。
こちらの方はレッドですね。

そしてボディの方を塗ります
まずは裏側を塗っておきまし次はボディ表側の凹んだ部分(ダクトやトランク・ドアなどの開口部の部分を先に塗っておきましょう
最後に全体を塗っています。
この方法ですと塗り忘れは比較的少ないのです
・・…絶対では無いですよ(笑)

F12の方はボディがシルバーなのですがシルバーを塗る前にやっておかなければならないことがあります
それはマスキングですね
ボンネットの部分に黄色な線が入りますがこの黄色いラインの位置をマスキングしておきます
マスキングは簡単なのですが実車を見てないので位置関係や形状がどうもつかみにくいですね
ボディにつけておいて斜めから見たりまっすぐから見たりして位置を決めました。
多分これで良いと思いますが・・・
ラインが黄色、マスキングテープも黄色系なので見えにくいですね。

そしてシルバーを塗り始めました
書くのを忘れていましたが使っていますのはウレタンのボディカラーですね
細かな部品から塗ってゆきます
シルバーだからといって特別難しいものではありません、ただゴミが付かないように気をつけるだけですね。

ボンネットにもすでにシルバーが入りました
マスキングテープの上にもシルバーが塗られていますので(まあ当たり前ですね)全面シルバーなのでこのマスキングテープを取ってみないと良いか悪いかはよくわかりません


明日はもう一度軽くペーパーでゴミをさらって再びボディカラー軽く塗ります、疲れていない目でもう一度確認作業ですね。
この時点でのゴミ付きはシルバーの場合はNGなんですよね。

サフの中研ぎをしました

2019-01-03 21:59:54 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は・・・昨日に続いていい天気でした
日が射して外でもけっこう暖かい・・・
家内は外でバラの剪定作業、私は長男と薪割り&薪運びでしたね。
手伝ってくれたので普段の半分の時間で終わりました。
寒くなっても当分は薪運びをしなくても良さそうですよ(笑)

今日も制作を進めます
サフが硬化しましたので中研ぎをしています
599の方は結構ゴミがついていましたね〜
何ででしょう??
まあ中研ぎをしますので多少の埃は問題ないと思います
ただしウレタンサフは結構硬いのでペーパーを粗めの400番にしています
本来なら600番かラッカーサフなら800〜1000番程度でしょうかね。
まあ400番ならザクザク削ることができます

F12の方はゴミも少なく綺麗に塗ることができました
ですがやっぱり中研ぎをしておきましょう
一応確認がてら中研ぎですね
1/18と言う事でボディが大きいので研磨する時間は結構かかります
2台研磨するだけで1日かかってしまいました・・・まあ注意深く作業をしたこともありますけどお休みなので時間短めの作業でしたからね〜

中研ぎをしたら少し下地が出たところががありますのでサフをリペイントしました
と言っても剥げてエポキシプライマーが出た所だけです。
ピンクのサフを調色してなるべく合わせておきました。

ドアやボンネットなど他の部品も少し塗り足しておきました
これで完璧かな〜(笑)

F12の方もサフをタッチアップ・・・
無理にそんなに追い込まなくてもいいのだけど・・・
やっぱりできるだけ合わそうとしますとどうしても剥げる部分が出てきます。
こちらのグレーもブラックを入れて調色しています上からシルバーを塗りますので隠蔽力は強いから問題はないのですが一応色は合わせておきました。

ドアもサフを入れています
こちらもエッジの部分に若干面が歪んだ部分がありまして直したらエポキシプライマーが出ちゃいました。

そしてボンネットには黄色い塗り分けのラインが入りますからその部分に下塗りのホワイトサフを塗っておきました
下の写真ではグレーなのかホワイトなのかよくわかりませんが・・・ここはホワイトですね。

この状態で加熱して硬化促進しました
45分ほど加熱しますと硬化して研げるようになります

ボンネットのホワイトサフのミストをバフレックス2000番で研ぎます
この場合上からイエローを塗りますのでホワイトの全体を研いでも大丈夫ですね
むしろシルバーが上に塗られる部分を研いで綺麗にしておかないとシルバーの色調が変わってしまいますから注意が必要かな。

最初から気になっていたのがCピラーの取り付けビスの穴ですね
ここは新しく作った部品を接着で取り付けるのでビス穴は塞いでおかないと見えてしまう恐れがあるので塞いでおきます。
タイミングとしてはすでに遅い(手間が余計にかかります)のですがサフは2液なので後で問題が起こることはありません。

ボディのパテが硬化するまでにボンネットのイエローを塗っておきましょう
ここは250GTOのツールドフランスの車みたいにラインが入りますから先にイエローを塗っておきます
ここをマスキングしておいてシルバーを塗る予定です

少しピンぼけですが
パテを研いでいます
このパテも加熱硬化促進をしていますので意外と早く研ぐことができます

最終的に埋めた穴の周りを800番のペーパーで仕上げています
この一度で穴がうまく埋められるかどうかは不安ですけど少しずつでも先に進めないといけませんからね


明日はこのあともう一度ピンクサフを塗って硬化を待ってから少し研いで・・・やっとボディカラーを塗れますね。