Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日も修理です・・・(株)メイクアップの2021年版カタログが入荷しました

2020-12-22 21:28:14 | ミニカー修理
本日の山陰は曇時々雨の天気でしたね。
時々晴れ間はありますが
全般的に天気は良くなかったですね

そんな中ですが
隣の松江市までストーブ用の薪を引き取りに行きました
森林組合のHさんにお願いしてあったものを引き取りに伺った感じですね。
軽トラックには350kgしか載らないので・・・
ちょっと無理しても400kgくらいかな(笑)
結局2往復半という感じですが・・・積載オーバーと言う話もありますけど・・・
今日は全部で1tくらいかな〜と思っています。
まあいちいち計に載せるわけではありませんので目分量ですよね
多少のことは仕方がないかと・・・(笑)
しかも一見そんな量が載っているようには見えませんが・・・一個一個が結構重たいのですよね〜

そう言えば・・・
メイクアップさんから新しいカタログが届きました
2021年版らしいですけど

2020版はあったっけ??
みた事がないような気がしますが
ご希望の方はメールかコメントを下さいお送り致します。
コメントは私が公開しなければ個人情報が漏れることはありませんのでコメント欄からご連絡を頂いても大丈夫と思います


お休みですが・・・
本業を進めましょう
広島のI川さんからご依頼の1/24用のケースが完成いたしました


本業はミニカーの修理ですね
今日はメイクアップのランボルギーニカウンタックLP400ですね
このモデルもなかなか難しいモデルでして・・・フロントウインドウを外しまして
接着面からゴム系接着剤を剥がして内装のフラットブラックをタッチアップしておきます
元はエナメル塗料で塗ってありますが
タッチアップはラッカー塗料でおこないます
なぜなら・・・密着が違うのですよね

ウインドウを取り付けてみました
なかなかピッタリと取り付けてありますので感じはいいかな〜

最後にワイパーを取り付けますが・・・これでピッタリとはなりませんからね〜。

次はポルシェ911RS2.7!?かな
なかなか格好がいいですよね

でもほんのわずかにウインドウが浮いていますね〜。
ほんのわずかなんですがお客様には気になるのでしょうね。

ドアミラーや左のサイドウインドウは良好な状態みたいなんですね
反対側は・・・

右サイドウインドウやフロントウインドウやリアウインドウは一旦取り外します・・・
外さなければ修理は不能ですからね

リアウインドウを一旦外します
まともなのは左のサイドウインドウだけかな〜
とりあえずこの一枚はOKかな〜

フロントウインドウも一旦外してウインドウの接着部分をタッチアップしておきます


今日は薪運びが忙しかったので・・・
これしか進みませんでしたね
明日はもう少し進めないとね(笑)

ポルシェボクスターナンバープレート取付け Ver.2

2020-12-21 20:46:28 | その他
ところで皆さんは自分の仕事をしていらっしゃると思いますが・・・どこで満足感を感じますか?
月末に給料を頂くと満足とか・・・
ですよね〜多分・・・僕も好きですね〜この瞬間は(笑)
昨日、少し前にマットビハイクルをお送りしたU野さんとf40とディノを修理させていただいたU村さんからショートメールをいただきました。
(たまたまですが今回は大事な連絡は電話かショートメールなんですよ)
綺麗に直った事を大変喜んでいただきました、私はお客様から喜びの声をいただくのが一番贅沢な事と思っているのですよね
サラリーマン時代にはこれほど嬉しく感じることがなかった・・・などと書きますと少々不謹慎なのですが・・・
今考えますと、会社が褒められていて個人はそうでもないという感じだったのかもしれません。
当時は自分の売上で実績を積めば給料が上がる・・・という図式の中で過ごしていましたからね。

今は私の後には私しか無いのでお客様からの嬉しいコメントが私を支えていますね。
今はお金ではないのです・・・気持ちなのかな〜と
お客様が喜んでいただきその声を伝えてくださる事が一番の励ましですね〜。
何時からなんですかね〜こんなふうに感じるようになったのは・・・。
ショートメールなので送る事ができる文字数は限られていますがその濃さは大変濃いものと感じるのですよね。
これだから休日でも仕事はやめられないですよ、こんなに有難い事はありません。
これでまた今日も頑張れますから(笑)

月曜日なんですが・・・厨房係が忙しかったですね。
終わったのは午後3時半・・・
う〜ん、それにしても疲れた。
先日の土曜日よりもほぼ確実に忙しいですね〜

さて、本日の本業ですね。
昨日の続きでまだシルバーメタリックを迷っています(笑)
写真ではサンプルが少し黒っぽく見えますが大体良くなってきました・・・少し黄色を足してやろうかゴールドを足してやろうか・・・考える所ですね。
写真で見るのと実際に見るのではまた違いますし・・・

という事で実際に塗ってみました
サフの有る部分は最初にシルバーを乗せていく感じです。
周囲の部分は少し離れた部分からボカして塗っています。
まだシルバーだけでクリアーは塗っていないのですが大体良い感じではないかと・・・

塗装が硬化しましたら再びマスキングをしてオーバーラップを取る様にしてクリアーを塗ってゆきます。
クリアーの塗り分けは筋彫りの部分、又は角の部分でマスキングする様にしています。
逆に凹みの部分でマスキングしますと磨きがちょっと大変かな〜。

後も同様にクリアーを塗りました。
凹みの部分とその他の部分が若干色が違う様に見えますがこれは面の角度が違っていますのでメタリックの光り方が違うのです・・・そう思いたい(笑)
100%同じ色というのは無理なんですよね、実物はもっと良い感じですね。

オーバーラップして塗ったクリアーを磨きます
ボカして塗っていますので当然ながらその際にはザラ付きがありますからね
コンパウンドは細目ですが切削力の強いものを使っています
私は3Mの目消しエフ・1を使っています。

コンパウンドで磨いた後新しいウェスで拭き取りまして様子を見ます
いかがでしょうか?
色具合はまあまあじゃないかと・・・でもシルバーは難しかったですね。

フロントも同様に磨きました
こちらはボカす面積が広かったのでまず問題はないですね。

次は3Mのハード・1で磨きます
大体これくらいで良いツヤが蘇ってきますね〜。

次はこれを作ります
素材はアルミ線の1.0mmと金属リングですね
察しの良い方ならもうお分かりですよね
リアンアンバープレートの封印ですね
標準では左側の止めボルトに取り付けられています

取り付けますと・・・
左は封印、右はアドラーズネストの六角ボルトです

フロントは左右ともボルトですね〜

この後完成写真を撮るのですが・・・
すっかり忘れていました
すでに梱包して箱の中です

今夜でもお客様に連絡をしまして明日は発送になります。

ポルシェボクスターナンバープレート取付けVer.1

2020-12-20 20:41:14 | その他
本日の山陰は朝からミゾレが降っています。
寒いですね〜
まあ雪よりも良いかもしれませんが・・・
外に出る度に濡れますとやっぱり寒いです・・・雪なら払えば濡れる事は無いかもしれませんね〜。
ミゾレはまともに濡れてしまいますからね〜。

朝出勤した時には中庭にはうっすら雪が有りましたが・・・雨やミゾレで溶けてしまったみたいです。
こんな日はゆっくり仕事がしたいですね〜
仕事が趣味なのか、趣味が仕事なのかよくわかりませんが・・・模型を触っていますと仕事と感じないですね(笑)

厨房係は久しぶり!?に忙しかったですね。
昨日は助っ人がいたのにも関わらず暇!!
でもまあ都合の悪い時に忙しくなるものですね〜。

さて今日も早速仕事を・・・
今日は1/18オートアート製のポルシェボクスターにナンバープレートを取付ける仕事からご紹介致しましょう。
着手する時にはこんなに大事になる様な気がしなかったんだけどね〜。
まあ今時のミニカーはこれが主流の組立て方なんで仕方が無いかな!?

こちらが送って頂いたオートアート製の1/18ポルシェボクスターです
ボディカラーはシルバー・・・(ここで嫌な予感がします・・・笑)

ナンバープレートを取り外します
と言うのも外車のミニカーの場合は横長の物が付いている事が多いですね・・・これがまた問題なんです。
横長のナンバープレートには組立てやすい様にピンが付いていましてボディ側の穴に固定される様になっていますがこのピン穴の位置が横に広いのです。
という事は日本のナンバープレートを付けても穴は見えてしまいます・・・ここが1つの問題点。
またこの写真を見てもわかる様に瞬間接着剤おでベッタリと接着されています。
昔のミニカーはボディに開けた穴にナンバープレートの裏に付いたピンを貫通させて裏でハンダゴテで焼き止めして有ったんですけど・・・もう焼き止めとか死語ですよね(笑)
にしても裏側でちょっとだけ瞬間接着剤を流せばそれで接着出来るのに・・・こんなにドバ〜ッと流してくれちゃって・・・と恨めしく思ってしまいます。

フロントも同様に瞬間接着剤ですね〜
しかもこんな微妙な場所にピン穴が有ります上か下に寄せてくれれば修正が楽なのに・・・
何だかな〜
手間がかかるイコールお客様の負担が多くなるじゃないですか〜!!

余計な部分を傷つけると困りますから上限伊マスキングテープを貼ってペーパーをかけています
瞬間接着剤はなかなか頑固で削れませんね〜。

削っただけでは平面は出ませんから、パテのお世話になります
ポリパテなので実車の板金と同じですね〜。

リアはピン穴の周辺だけパテを付けましょう。
他の部分は大体平面が出ていました・・・
リアはまだ楽ですね〜。

パテを研いでからサフを入れています。
やはり密着や表面の凹凸を考えますと・・・ボディカラーがシルバーなので考えますよね〜。
シルバーって下地の凹凸が目立ってしまうのです・・・ここは基本に忠実な作業をしましょう。

フロントもサフを入れました
思ったよりも広範囲にサフを入れる事になりましたね〜
と言うのも下地の凹凸が結構有りまして広範囲に研ぐ事になってしまったのです。
金型のパーティングラインが残っていたのかもしれませんね〜

サフのお陰かリアはいい面が出ていますよ
これから研げばシルバーを塗れそうです。
問題はフロントですね〜。

フロントもマスキングテープを剥がしてサフを研ぎました。
面はまずまずかな〜
ちょっと広範囲になったのは予定外だけどまあ良いでしょう。

リアも研ぎました
何とか凹みの中で収まってくれた様な・・・
でもクリアーは少しオーバーラップして塗らなければならないのでどこまで塗るのかが難しいな〜

もっと問題なのはシルバーの調色ですね〜
シルバーは難しいのですよね〜
まずはメタリックの粒の大きさを決めなければなりません・・・
今回もクレオスでは一番荒い(?)物を使います

いよいと調色ですね
見た感じすこしシャンパンゴールドっぽいのでシルバーとゴールドを混ぜてみました
ゴールドを入れますとちょっと赤が強い感じですね。
色合わせをする場合メタリックは特にプラ板に塗ってからクリアーを塗って比較するようにしています
と言うのも調色したカラーはメタリック粒が寝ていて色目が違って見えてしまいます
クリアーを塗ることでメタリック粒が立って色が変わるのです

少し色の元のイエローを入れてみましたが少し赤黒っぽいですね
この黒っぽいと言うのはメタリック粒の影響もあるのでさらに難しいのですよね・・・

少し近くなってきましたね
写真だとわかりにくいですが・・・
もう少し明るい感じですね・・・シルバーを混ぜてみましょう。


シルバーの調色は難しいですね
一見シルバーなんですが微妙に違うのですよね〜
続きはまた明日・・・

ホイールブレーキの組み立て

2020-12-19 19:52:07 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は朝から冷たい雨が降っていました。
時々は火が射すのですが・・・寒い一日には変わりなく、寒いですね。
まあ12月ですから仕方がないですね。

全国的に新型コロナウイルスが猛威を振るっておりまして・・・この数日感染者数は鰻登りとなっていますね〜。
出来れば罹りたくないですが・・・
本場の中国ではどうなんでしょうね?
中国のコロナ情勢はあまり報道がないのでよくわからんのですが・・・
まあ自己防衛をするしかないのですが
外出禁止とか外食も外泊も全部禁止では少々息が詰まりますね
このような状況でも正確に判断ができないと生き残れないのかもしれません。
厄介な時代になってきましたね〜。

まあ時代は変わってきますから良い時も悪い時もあるでしょう、まあ世の中の流れの一つと考えますとまあそんなものかな〜と

さて本業にかかります。
修理も押して来ていますが・・・今日はアベさんで・・・このアベさんは「モリ/カケ/桜」とは全く無関係なんですよ(笑)
この「アベさん」とPCに入力すると安倍晋三元首相と予測変換するんですよね〜いちいち直すのが面倒なんだけど何とかなりませんかね〜(爆笑!!)
あまり入力した事が無いのですが・・・どこから学習しているんでしょうね私のPC・・・。

今日からは一部組立てに入りましょう。
まずはセンターロックですね
・・・この部品は塗り直しましたのでデカール等は全てシンナーで溶けています・・・
なので市販のデカールに樹脂を盛った物を取付けましょう
デカール一枚よりもこの方が見た目が良いですね。
しかも最初のデカールは中心からずれていたり縁の方が浮いていたりしていましたから・・・

ブラックに塗ったホイールにセンターロックを取付けました
一見同じに見えますがリアホイールのセンターロックの付く穴が大きめの物が有りまして・・・
ホイールがシルバーの時はセンターロックがホイールのセンターからずれて見えている物が有りました・・・ホイールの原型が複数存在するのかしら・・・
普通は2個なんですけどね(フロントとリアが1個ずつという意味です)

ブレーキディスクにブレーキキャリパーを取付けましょう
ガンメタリックという事はカーボンディスクブレーキなんでしょうけど・・・
交換する事になったら・・・かなり高価なんでしょうね〜
フェラーリ360モデナチャレンジの時は軽く軽自動車1台分とか聞いた事が有りますから・・・今だともっと高い・・・それとも量産効果で安くなったのかな??
なぜ洗濯バサミでブレーキディスクを立てているのか・・・
キャリパーとディスクの間が結構空いていまして下に置いておきますとキャリパーが斜めになってしまうんですよね・・・いくらホイールの奥に付いている部品でも斜めだと格好が悪いですからね。

キャリパーの接着剤が硬化して洗濯バサミを外しましたが・・・
穴の中心には接着剤が付いたまま・・・
ウ〜ンMRコレクションさん・・・ちょっとずさんな付け方ですね〜(笑)
まあ見えなければいのかもしれませんが・・・接着剤が沢山要りますからこの付け方は感心出来ませんね。
気になりますので掃除します。

エナメルシンナーで拭くだけですが綺麗になりました・・・と書けば簡単に綺麗になった様に思うかもしれませんが。
但し接着してからかなり時間が経過しているしぼってりと盛り上がる程付けられていたので綺麗になるまでには時間がかかりました・・・。

最初から剥げていたカーボンディスクのガンメタを補修します
荒めのメタリックシルバーとフラットブラックを調色しました
どこにタッチアップされているのかわかりますか?上側の少し右側に少しだけ黒が濃い部分が有りますよね・・・その辺りです。
ほぼわからない位にはなります・・・。

実は今日の作業で一番時間がかかったのがこの作業です
ボディのマスキングですね
サイドステップやフロントのリップスポイラーなどの部分にフラットブラックを塗る為にマスキングするのですが・・・
ボディが大きい事も有りますし複雑な面が多いのでマスキングが結構大変なんですね〜。
テールの部分やヘッドライトの部分にもフラットブラックを塗らなければなりませんからね〜
これだけで2時間半くらいかかったかな〜

そしてフラットブラックを塗りました。
塗った時間は数分・・・マスキングに比べて何と短い事でしょうか・・・
地味なマスキングの作業が意外と時間を要するという事がわかりますね。

マスキングを剥がしました
吹き漏れ・・・多少有りますのでクレオスのシンナーで拭き取ってから細かなコンパウンドで磨きます。


ボディの塗装が終わりますと今度は完全に組立ての工程に入ります。
まあ一度完成していたモデルなので・・・仮組だと思えばOKだと思うのです。
明日はまだまだたくさんある修理を進めなければなりませんね。

でも・・・塗装を間違えたことに気がついたのですよね。
イエローパールをホワイトパールに塗り替えて欲しいということだったんだけど・・・実車の画像を見たら・・・違うじゃん!!

F40とディノの修理

2020-12-18 20:55:20 | ミニカー修理
本日の山陰は雪も無く・・・午前中は穏やかでした。
午後の一時期雨が降って来ましたが道路を濡らしただけでまた止んでしまいました。
空には薄い雲もありますし風も有ります・・・けっして強くは無いですがそれでも畑で枯れ葉を焼くにはちょっと無理な感じです。

数日寒い日が続きましてCafeの薪置き場の薪が少なくなりましたのでガレージから運んでおきました。
と言うのも今夜からまた荒れ模様とか言われていますので・・・寒くてお客様に迷惑がかかるといけませんからね〜、転ばぬ先の杖!!(最近この言葉を良く使いますね〜歳をとった証拠かな・・・?)
と言うか今までにどこかで経験しているんですよね、雨が降ったり雪が降ったりして条件の悪い時に限って薪が無くなってずぶ濡れになりながらガレージから運ばなければならなくなってきます。
天気の良いうちに薪を運んだり、冬用タイヤに交換しておいたり、あ〜自営業になってから先を見ながら仕事をする様になった様な気がしますね。


そう言えば先日の新製品のご案内でモデルアート111のフェラーリ500TRCをご紹介しましたよね。
あの時にインストにはボディカラーを赤に塗れと有ったのですがモデルアートさんが準備された実車画像にはダークブルーの車体が写っていたのです。
どちらが本当なのだ?と書いた記憶が有りまして・・・

私のブログをご覧になられたのか全くわかりませんが・・・
モデルアート111のクロージャーさんが当時のカラー写真を送って下さいました。
当時のボディカラーはダークブルーでシートは茶色の様ですね〜
本当はもっと全体が写っている写真なのですが・・・許諾を得ていないので画像の写真の一部を公開しておきます。
当方でキットを購入された方には別途プリントした物をお付けしておきます。
まあ当時はまだカラー写真が珍しい頃なのでクロージャーさんもこの写真を探されるのは大変だったと思います。


厨房係が終わったので本業を始めます。
今日はお隣の鳥取県のU村さんからのご依頼の修理です
F40とディノですね。
両方共製造から随分時間が経過していますから有る程度の劣化は仕方が無いですね。
特にF40はマットビハイクルと同じくLSJの頃ですからね〜。
まずはディノの方からですね
ワイパーが浮いているのでその修理なんですが・・・
ディノのワイパーが浮いて来るのは理由があるのです。

ピラーの下部には確かに接着剤が見えていますが・・・ウインドウのモールの前側はボディに密着している様に見えますね。
浮いてないのじゃないかと・・・一般的には思いますよね。
でも違うんですよね。
浮いてないとワイパーが持ち上がるはずが無いのです。

金属のピンセットを差し込みますとモールやウインドウ/ボディなどを傷つけてしまう恐れが有りますので爪楊枝の先をさらに尖らせて差し込んでみました。
爪楊枝は柔らかいので傷付く恐れが少ないのです。
ウインドウの上側はしっかり接着されていますサイドの部分は下の2/3位の部分、ウインドウの下側は4/5くらいが接着が取れていますね〜。
まだワイパーが付いたままなので無理矢理持ち上げる事は出来ませんよ。
そっと優しく持ち上げてみました(笑)

ワイパーを外して本格的にウインドウを外します。
さすがにピンセットでないといけませんね〜但しウインドウに傷が付かない様にモールの角の部分を2箇所つまんでいます。
1ヶ所よりも1ヶ所の方が力が集中し難いのです。

今回はウインドウとモールの間も剥離していましたのでバラバラに分解ですね。
ここにも問題が有りますが・・・わかりますか?
モールが必要以上に曲げられていますよね〜明らかにボディのRよりも小さいです。
まあこれは平面のウインドウをこのモールで接着して押さえ込もうという考え方だと思いますが・・・本来ならモールをウインドウに接着した時に丁度ボディの形状に合う程度の曲げ方が最良だと思うのです。
こんなに小さく曲げられていますと接着剤がいつも応力を与えられていて剥がれやすい様に感じるのですけどね。
なのでこの後少しモールの曲げを直してボディに沿う形状に直しておきました。

なのでもうマスキングテープで仮留めしなくてもそのまま接着出来ます。
この後確認していたら・・・
左のサイドウインドウの上側に有るレインドリップのモールが浮いているのを発見しましたのでついでに修理をしておきました。

最後にワイパーを取付ければ完成ですね。
一晩置いて明日もう一度確認してから梱包して発送かな〜。

次はF40です
LSJの頃のものですからもう随分前の商品ですよね
私も数台持っていますが・・・皆それぞれ問題を抱えています。
お送りいただいたモデルはまだ良いほうですね。
少なくとも左右のサイドウインドウは全く問題がないように見えます

リアウインドウは前側が浮いています
まあこれは珍しいことではありませんね

ちょっと面倒なリアグリルはやっぱり膨らんできていますね。
まあここもほぼ100%問題が出てくるところですね

フロントウインドウは一見大丈夫そうですが・・・
ワイパーが浮いていますから・・・多分ダメでしょうね

この角度ならよくわかりますかね!?
フロントウインドウの黒い枠がワイパーの部分でくの字に曲がっているのがわかりますかね〜??
ウインドウの枠は浮きたいんだけどワイパーが抑えている感じですね。

お客様の依頼はないですけどね、この写真をご覧になれば・・・
ボディ後部についているスポイラーがボディの幅よりも出っ張っていますね。
両端ともこうなんですよね〜
つまり・・・新品の時にはボディの幅と同じだったのだけどボディが収縮したと言うことですよね。

問題のある部分を外します
この画像で見えるのはリアグリルとリアウインドウですね
この後スポイラーも外しましたよ。

外した部品の接着剤を掃除しておきました
スポイラーも無くなっていますよね・・・(笑)
でももっと大事なことがあります
下についているディフューザーをよくご覧ください
角度がマチマチだと思いませんか??

ついでに直しておきましょう
普通は地面に対してまっすぐなんですよね〜。

まずはリアグリルのメッシュを取り付けます
テールランプやウインカーにも接着の甘いものがありましたのでそれも再接着しておきましょう。
細かなことですが修理して直ぐに壊れてしまうのは大変残念なことですからね〜。

続いてメッシュの周囲の赤い枠を取り付けました
ボディが収縮していますので赤い枠も少しカットしないと取り付け出来なかったので若干カットしています
切った部分は目立たない部分です・・・

スポイラーは両端を削って寸法を詰めます
削ったら当然金属地が出ますから塗装します。

リアウインドウを接着します

そしてフロントも・・・

スポイラーも取り付けて・・・

完成ですね〜

明日までこのまま保管してもう一度確認します

検査を合格したらお客様に連絡して発送ですね。