自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

丸1年振りの旅行 3日目

2017年06月01日 05時57分27秒 | 旅行記
2泊3日の旅行の最終日です。

この日はシンプルに「姫路城見学」のみです。

前夜宿泊した有馬温泉のホテルです。
城崎温泉とは打って変わって近代的なホテルです。

但し、夕食と朝食は共にパックツアー用の旅館メニューです。
オプションで追加料金を払えば三田牛(神戸牛)のすき焼きなども注文できましたが、お値段を見てやめました。(笑)


朝はちょっとゆっくり目の9時出発です。
有馬から姫路へ向かう高速道路(山陽自動車道)です。 ご覧の通り快晴です。
この日は座席が一番前の左側だったので眺望抜群です。
(こういうバスツアーは不公平の無いようにするために、毎日座席が変わります。)


10時頃、国宝&世界文化遺産「姫路城」に到着です。

パンフレットはクリックすると拡大されます。


子供の頃の遠足やら何やらで実は5~6回目の訪問なんですが、平成の大改修後は初めてなので、その美しさに改めて驚きました。
大手門です。堀に対して直角の角度で作られています。

大手門を入ると直ぐに三の丸があって真正面に天守閣が聳えています。

三の丸と西の丸の間の菱の門が入城口になっていて、ここで入場料金を払います。大人一人1000円です。
西の丸から観た天守です。

普通は西の丸からそのまま天守方向へ向かいますが、時間もタップリあったので百間廊下を通ることにしました。
その名の通り西の丸の外周を囲む細長い廊下です。

途中に千姫の居室がありました。

百間廊下を出たところから観た天守です。
まだ結構遠いです。

「はの門」辺りから観た天守です。 かなり近づいてきました。
もうすぐ天守の入り口です。
大手門からここまで30分くらいでしょうか。

石落としを真下から見上げるとこんな感じですが、ガイドさんのお話では「姫路城の石落としは狭すぎて石を落とすのではなく、鉄砲を撃ったものと思われます。」とのことでした。

いよいよ天守閣に入ります。
大天守と西小天守の間から入ります。
天守閣に入ると直ぐに模型に出くわします。
天守閣の構造模型と城と城下を再現したジオラマ模型です。
これ自体はどこの城に行っても大抵ありますが、凄かったのはジオラマ模型で城下全体が広い範囲で再現されています。
現在姫路城として残っているのは赤枠の中の部分だけです。(内堀の中だけ)


城の中の老化の壁には全てこのような槍掛けが設置されています。

これが武具庫です。

天守閣は太い二本の心柱で支えられていますが、これがその内の1本です。

これは天守閣の3階あたりですが、かなりの人出で混雑しています。
私が天守に入った30分後くらいに天守が入城制限したそうです。
半分くらいは外国人の観光客で中国等の東洋系よりも白人を中心とした欧米系が殆どでした。
流石は世界文化遺産ですね。

さていよいよ天守最上階です。
ここまで上がってきて思うのは、当時の日本人は小柄(多分男性で150cm台)だったけど、足腰はもの凄く強靭だったんだな・・・ということです。
あの急な階段を鎧を着て、武具を持って上り下りした訳ですからね。
かつて城主が観ていた風景に近い景色が観られます。
西の方角です。
歩いてきた百閒廊下が見えています。(赤枠)

南はの方角にはJR姫路駅(赤枠)が真正面に見えています。その先は海(瀬戸内海)です。

東の方角の城内には大戦中に作られた陸軍(赤枠)の練兵場が残っています。


天守を出ると本丸です。
既に本丸御殿はありませんが、そのくらいの広さはあります。



備前門から見上げた天守です。

本丸から備前門を通って、りの門へ行く途中に鯱が展示されていました。
時代によって少しづつ変わっているようです。

昔はここから腹切丸の方へ下りていけた筈なんですが、今は閉鎖されていて、お菊井戸がある二の丸へしか行けません。
二の丸のお菊井戸です。怪談「播州皿屋敷」のモデルになった井戸です。
結構深いです。


最後に姫路城の写真を付けていきます。
最後の写真はバスで行き、特定の駐車場に止めた人でなければ撮る事の出来ない写真です。




午後2時頃に姫路城を出発し、灘の酒蔵「福寿」に立寄り、日本酒の試飲とお土産(勿論、福寿です)を買って、京都駅に向かいました。
途中、阪神高速を走るバスから私が通っていた小学校と高校が見えて、凄く懐かしかったです。

夕方京都駅に到着し、少し時間を潰した後、18時半前の新幹線のぞみに乗車し、21時半頃無事帰宅いたしました。

なかなか盛り沢山な3日間で少々疲れましたが、自分で車を運転していくことを考えれば楽なもんです。
又、今回のツアーはこの手のツアーにつきもののせわしなさが無く、各ポイントでゆっくりと時間が取られていたのも良かったです。

次回は秋の紅葉の頃にどこかに旅したいと思います。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
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丸1年振りの旅行 2日目

2017年05月29日 20時59分22秒 | 旅行記
2泊3日の旅行2日目です。

天気は曇りでヒンヤリと肌寒い一日でしたが、雨は降りませんでした。
朝の7時に朝食を摂って、8時に城崎温泉を出発です。
最初の目的地は鳴き砂で有名な琴引浜です。
ボランティアのガイドさんの説明通りに歩くと確かに不思議な音がします。
砂の中に含まれる石英が音を出しているそうで、ゴミが混ざっていない事、乾燥している事が条件で、このコンディションを維持する為に、この砂浜全体が禁煙🚭になっていて、更に地元の人達が毎日ゴミ集めをしているそうです。
こういう努力のお陰でこの砂浜が維持できているんですね。


この砂浜で60年に一度しか咲かないという笹の花に出くわしました。

砂浜で見かけたその他の花や鳥です。(クリックで大きくなります)


次に向かったのが伊根の舟屋群です。
京都府与謝郡伊根町の伊根浦と呼ばれる入り江に面して、1階部分が船の収納庫になった民家が何十軒も立ち並んだ景色で有名なところです。
釣りバカ日誌などの映画のロケ地にもなったところです。
湾の中を巡る遊覧船に乗って会場から観るようになっています。

現在は船が大きくなってしまい、1階部分に入らなくなり空っぽになっている家も多いですが、小さな船が入っている家も残っています。
手前に見える生け簀ではヒラマサやカンパチなどの養殖をしているそうです。



遊覧船には餌(カモメの餌としてカッパエビセンを売っています)を求めてカモメやトンビが群がってきます。


2日目の三つ目のイベントは第三セクター「京都丹後鉄道」、別名「WILLER TRAINS」に乗ることです。
栗田(くんだ)駅から四所までの4駅を乗りました。
下の写真が栗田駅です。 常駐の駅員さんは居らず無人駅です。


未だ電化されていないディーゼル車で、勿論単線です。
長閑な田園景色や海辺を5~60kmくらいのスピードで走ります。
海がすごく綺麗です。(写真をクリックすると大きくなります)




私が乗った車両はこれです。


次に向かったのが本日のメインイベント「天橋立」です。
子供の頃に両親に連れられてきたのを薄っすらと憶えていますが、殆ど始めてみたいなもんです。
リフト(又はケーブルカー)で展望台に上ると、日本三景のひとつ「天橋立」の登場です。
向かって右側が日本海です。




アップで観るとこんな感じです。

橋立の根元には知恩寺というお寺があり、多宝塔もあります。

観光マップはクリックすると大きくなります。

これで二日目が終わりです。
この後、バスでひた走り、二泊目のお宿「有馬温泉」に向かいました。
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丸1年振りの旅行 1日目

2017年05月28日 18時09分54秒 | 旅行記
昨年6月の道東旅行(散々な結果でした)以来、家内と一緒に1年振りに2泊3日の旅行に行ってきました。
曇りでヒンヤリした日もありましたが、幸い雨に降られることは無く、最終日は晴天でした。

今回はお気楽な「団体パックツアー」で、添乗員さんに言われるがままに付いていくだけ・・・というやつです。

初日は7時前に自宅を出発し、新横浜から新幹線のぞみ号に乗り、京都まで。
京都から大型観光バスに乗り換えて、先ずは最初の目的地「竹田城」へ向かいます。
車中でお弁当の昼食を摂り、昼過ぎに竹田城へ到着です。

竹田城・・・「天空の城」とか「日本のマチュピチュ」とか言われて近年有名になった城跡です。
1443年に山名氏によって築城され、1600年に廃城となった、正に戦国時代真っただ中の山城です。
標高353mの山頂に天守台を中心として三方の尾根沿いに城郭が巡らされ、山の斜面に掘られた堀切や竪堀
で防御するという作りになっています。
今は天守も櫓も残っていないので往時の姿は想像するしかありませんが、かなり立派な城だったのではないかと想像されます。
下の写真が全景ですが、隣の山から見たもので私が撮った物ではありません。

パンフレットはクリックすると大きな画像が見られます。
それにしても、この険しい山頂まで大きな石や材木をどうやって運び上げたのでしょうか?
大変な作業だったでしょうね。


バスで山の中腹まで行き、そこから先は城郭跡まで25分くらい掛かって徒歩で登ります。
途中結構キツイ坂道や階段がありますからお年寄りには辛いかもしれません。


登りきると北千畳という広い場所に出ます。
そこから櫓などが建っていたであろう石垣の間を歩いて天守台へ向かいます。

これが天守台です。
1辺が10m程のほぼ正方形で、私の勝手な想像では3層程度の天守があったのではないかと・・・。

下の写真は天守台から城下の街を見下ろしたものです。
山の東側に扇型に城下町が広がり、当然のことですが山に向かって真っすぐには近付けない道路付けになっています。
山の麓には寺や神社が集まっていて、城主や家老たちの普段の住まいもその辺りにあったようです。

(絵図はクリックすると大きく表示されます)


天守台を南側から観た景色です。



天守台の南側には「南千畳」という広いスペースが広がっています。
ここは正門の内側にあたると思われますので、又もや私の勝手な想像では、ここに本丸御殿があったのではないかと・・・。

南千畳から城の南側を見た景色です。


城跡のパノラマです。



城跡からの景色のパノラマです。


2時間程、城跡を観た後、バスに1時間程乗って、1日目の宿泊地「城崎温泉」に向かいます。
夕方4時過ぎに城崎温泉到着。

城崎温泉は志賀直哉の小説「城の崎にて」で有名ですが、各旅館は規模が小さく、風呂は小さなもの(数名でしか浸かれないような浴槽)しか備わっていません。
その代わり温泉街に「七つの外湯」があり、それぞれ特徴があって、旅館の宿泊客は無料で七つの外湯に入れるようになっています。
歴史のある旅館も多く、桂小五郎が隠遁した宿などもあります。


ツアー客40余名は3軒の宿に分かれての宿泊になりましたが、私達が泊ったのは「まつや」という老舗旅館で城崎温泉のど真ん中、一の湯と大谷川(本当はPCでは変換できない難しい字です)を挟んで対面です。
(旅館のパンフレットはクリックすると大きくなります)


対面の一の湯です。

左端に写っている大きな橋が温泉街の中心で、この橋から観た景色が下の写真です。
城崎温泉と言えば、この写真ですよね。

夕食まで十分に時間があったので、浴衣に着替えて早速外湯めぐりに出かけました。
先ずは鴻の湯へ行き庭園露天風呂を楽しんだ後、御所の湯(下の写真)へ行って大きな滝の流れる露天風呂を楽しみました。

3軒目は宿の対面の一の湯で、ここには大きな洞窟風呂があります。

温泉街は浴衣姿の観光客、特に欧米系の外国人が多く見られました。

旅館の夕食です。
ツアー客用のメニューだと思います。
これに天ぷらと一人用の鍋が付きました。

夕食の後は、もう一度外に出て、4件目のまんだらの湯へ行きました。
ここは檜の桶で出来た露天風呂があり、空いていたので貸切状態で堪能できました。


昔懐かしい「温泉街の遊技場」も健在です。

宿泊した「まつや旅館」の夜の景色です。
浴衣姿の人が歩いています。いかにも温泉街の夜の風情です。


これで1日目が終了です。
結局七つの外湯のうち、1軒はお休みで、私達が回れたのは4軒でした。
充分です。
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天の橋立

2017年05月27日 05時37分56秒 | 旅行記
昨日は天の橋立へ行きました。

伊根の舟屋も観ました。

夜は有馬温泉に泊まり、秀吉が愛した温泉♨️を堪能しました。

今日はこれから姫路城へ行きます。

夜には自宅へ帰ります。

詳細な旅行記は帰ってからアップ予定です。
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城崎にて

2017年05月26日 06時16分14秒 | 旅行記
名作のタイトルを引用しまして、恐縮です。

只今、城崎温泉♨️におります。
昼間は竹田城跡に登ってきました。
昨夜は外湯を四軒ハシゴして大満足です。






今日はこれから天の橋立へ向かい、夜は有馬温泉です。
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道東旅行 おみやげ編

2016年06月11日 04時49分17秒 | 旅行記
道東旅行記のおまけで「お土産編」です。
この他に娘達へのお土産にお菓子を何種類か買ってきましたが、それは省略します。
(阿寒湖で買ったマリモのゼリーは美味しいですよ)

北海道だけの希少種「オシュロコマ」のデコイ
知床グランドホテル北こぶしの中の民芸品店で購入しました。
実物よりも色が赤過ぎると民芸品の方が仰っていましたが、雰囲気はいいです。


ヒグマ肉の大和煮の缶詰
ちょっと臭みがありますが、味が濃くて美味しかったです。
蓋の部分がステッカーになっています。


エゾシカ肉の大和煮の缶詰
まだ食べていないので味はレポートできません。
これも蓋の部分がステッカーになっています。


熊除け鈴
左の小さい方が私が購入した物です。
実際に使ってみましたが、結構大きな音がします。
右の大きい方は家内が購入した物です。
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休暇5日目 道東旅行4日目

2016年06月08日 05時08分40秒 | 旅行記
道東旅行の最終日です。

天気はまたもや「雨」で、冬の寒さです。

4日目の行程です。


15:10釧路空港発のJAL便で東京へ帰るので、遅くとも14:15頃には空港のレンタカー会社に着かないといけません。

4日目のメインイベントは釧路湿原なのですが、飛行機の時間の制約で湿原をノンビリ走るノロッコ号には乗れません。(これに乗っていると帰りの飛行機に間に合わないくなる可能性があるため)
そんな訳で、4日目は「釧路市湿原展望台」と「釧路市丹頂自然公園」に行くことにしました。

ホテルの朝食バイキングでお腹を満たしてからチェックアウト、約1時間で「釧路市湿原展望台」へ到着。
ここは釧路湿原の西側の縁の部分にあって、ビジターセンターから約2.5kmの木道周回コースが整備され、途中の展望台から釧路湿原の西方部分が一望できるようになっています。
木道は途中結構アップダウンがあり、ゆっくり歩いて1時間ほどです。

下の写真はビジターセンターの模型です。




木道の前半部分です。この辺りは平坦です。

途中アップダウンや吊り橋を経て展望台へ到着です。

目の前には見渡す限りの(北海道はこの言葉がよく似合います。見渡す限りの牧場、見渡す限りの湿原等々)湿原が広がっています。


木道の散策を終えると結構疲れたので、ビジターセンターで「丹頂ソフト」なるものをいただきました。400円でス。


次に展望台から30分くらいで「釧路市丹頂自然公園」へ到着です。
気温はやはり5度以下で、凄く寒いです。
ここは丹頂鶴の保護と増殖を目的に作られた施設で昭和33年の開園ですからもうすぐ60年を迎えます。


オール手書きの手作り感満点のパンフレットです。
ポケットに入れておいたらしわくちゃになってしまいました。



中は8個くらいの区画に仕切られていて、それぞれにこの施設で生まれた個体と野生の個体がペアになって飼育されています。
ちょうど1つのつがいがヒナを育てている最中でした。


親鳥がヒナに餌を与えるところです。

これは正真正銘野生のトビとアオサギです。 どこにでも居ますね。



丹頂自然公園を昼頃に出て、直ぐ近くのレストラン(いわゆる洋食屋さん)で昼食をいただいた後、空港へ向かいます。
空港までは5分で到着です。

空港前のレンタカー屋さんに車を返して、北海道のドライブは無事終了です。
総走行距離は690kmでした。
1日平均173kmなので大した距離ではないです。
日産ノートの平均燃費は18.5kmでした。

帰りの15:10発のJAL便はほぼ定刻通り離陸し、定刻通りに羽田に到着しました。
離陸直後は低気圧の雲に覆われています。

東京に近付くに連れて天気も良くなり、霞ケ浦がはっきりと見えています。


空港駐車場からマイカーで帰路に着き、19時頃に自宅に着きました。

これで私と家内の初めての道東旅行は無事終わりました。

天候に恵まれずとても残念な旅でしたが、野生のエゾシカ、キタキツネ、シマリスに遭えたことは感動でした。
また阿寒湖や知床、釧路湿原の新緑の美しさも素晴らしかったです。

天気の良い時に是非もう一度行って、今回諦めざるを得なかった知床のクルーズ船(ヒグマ、滝、知床岬、クジラ・・)、釧路湿原のノロッコ号、霧の無い摩周湖や屈斜路湖など、絶対に体験したいです。

最後になりましたが、今回の旅行はエースJTBの「サンキューチョイス北海道4日間」というプランで、往復航空券とホテル3泊、レンタカー4日間がセットになった商品です。
ホテルは初日の「知床グランドホテル北こぶし」が料理、温泉、部屋、従業員さんの応対の全ての点で一番良かったです。
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休暇4日目 道東旅行3日目

2016年06月07日 02時24分41秒 | 旅行記
道東旅行3日目に入りました。
この日は朝から久々に青空が覗くまずまずの天気ですが、予報では夕方から下り坂とのことなので、早目に行動開始です。

先ずは朝食バイキングから。

朝食後、ホテルの庭からの阿寒湖の眺めです。
結構寒い(気温は5度くらい?)ですが、爽やかな湖畔の朝です。


3日目の工程と阿寒湖温泉の観光地図です。



8時にチェックアウトし、まだ開店前のアイヌコタンに立寄りました。
ホテル玄関から徒歩2分くらいです。
アイヌ民芸のお店が10数軒ほど固まっています。

トーテムポールがあります。 何だかアメリカインディアンを連想させます。

アイヌの民家や倉庫を再現したものもありました。


車で数分走ると阿寒湖遊覧船の乗り場に着きます。
阿寒湖を周遊し、マリモ保護施設のあるチュウルイ島へ立ち寄るコースです。
乗り場の対岸に宿泊したホテルが見えています。




遊覧船のクルージングは約80分です。
とにかく新緑と湖面と遠くの山が素晴らしい景色です。 とても写真だけではお伝えできません。




チュウルイ島へ到着です。

マリモは阿寒湖全域に生息している訳ではなく、チュウルイ湾とキネタンベ湾にだけ生息していることを初めて知りました。
マリモの一生を実物の展示で見ることもできて非常に貴重な展示です。

このように湖底に固まって生息し、転がりながら丸い形になっていくそうです。

大きいものでは直径40cmくらいあります。

花も咲いていました。
蝦夷大桜草です。

大花の延齢草です。

チュウルイ島を離れて間もなくクルーズ終了です。


阿寒湖畔のボッケも観てきました。
遊覧船乗り場の直ぐ近くの湖畔に熱湯がボコボコと湧き出ています。
この辺りの湖畔の砂を掘ると熱湯で火傷することがあるそうです。


これで阿寒湖を離れ、前日に悪天候で見られなかった摩周湖へ向かいました。
平地は青空も見えるまずまずの天気だったので期待したのですが・・・・。
流石、霧の摩周湖と言われるだけあって、摩周湖の部分だけが霧でスッポリと覆われ、何も見えません。
2時間近く掛けて、第一、第三(何故か第二は無し)と裏摩周の3つの展望台を回り、少し待ってみたりもしましたが、全く霧が晴れません。

遂に諦めて、裏摩周の少し先にある神の子池に行きました。
ここも凄く寒かったですが、霧は出ておらず、ゆっくりと観ることができました。
小さな池ですが水深が6mもあり、透明度の高い冷たい水で、中心部が青く見えます。
水温が低いため、倒木が腐らないそうです。



摩周湖で時間を食ったので、ここで既に4時を過ぎてしまい、3泊目の宿泊地である釧路に向かいました。
途中、釧路湿原の東側の縁を通る国道からシラルトロ湖の素晴らしい眺めを観ることができました。
ところがデジカメのSDカードが一杯になっていたことに気付かず、写真を残すことができませんでした。

途中、珍しく馬の放牧場がありました。 牧場は牛ばかりで、馬の牧場は初めてです。


夕方5時過ぎに3泊目のホテルラビスタ釧路川に到着し、チェックイン。
このホテルは釧路川の河口近くの幣舞橋の袂に立っていて、部屋からはフィッシャマンズワーフや中央ふ頭が見下ろせるロケーションです。
ホテルとしては高級ビジネスホテルという感じですが、釧路市内のホテルで唯一温泉大浴場・露天風呂を
備えています。
幣舞橋です。


幣舞橋から見たフィッシャーマンズワーフ。 外国籍のヨットが停泊しています。

幣舞橋から見た釧路川上流方向です。


これで道東旅行の3日目が終了です。





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休暇3日目 道東旅行2日目

2016年06月06日 09時42分27秒 | 旅行記
北海道、道東2日目は大荒れの天気になってしまいました。
低気圧が北海道の東で発達するというパターンで暴風雨と異常な低温のダブルパンチです。

1日目の宿泊地であるウトロは夜中から強い風と雨で大荒れ、目の前の海は大時化という状態です。
更に気温は5度以下で、東京の冬の寒さです。
当然、知床岬周遊のクルーズ船は欠航です。
この朝の天候がこの日の全てを暗示しており、結果的に4日間の中で最悪の日になりました。


知床峠を超えて羅臼に出ようかとも考えましたが、知床峠が暴風雨で通行止めとなってしまい、万事休すです。

そんな訳で知床観光は諦めて摩周湖方面に向かうことにしました。
下の写真は知床グランドホテル北こぶしの朝食バイキングとロビーで撮ったクリオネと流氷です。
流氷はホテルの従業員が冬の間に海から運んでみた物だそうです。
上の写真のウトロ港も冬には流氷に閉ざされます。




話を解り易くするために、先に2日目の全行程図を貼っておきます。


ウトロから摩周湖方面に南下する途中で斜里町にある「知床博物館」に立寄りました。
入館料300円ですが、その価値は十分にあります。
知床の自然と動植物、アイヌ文化、開拓の歴史がコンパクトに判り易く展示してあります。
展示や収蔵物の手入れも行き届いており、こういう地方の博物館に有り勝ちな寂れて荒れた感じは全くありません。


明治時代のアイヌの集落の風景です。

知床の動植物の剥製や骨格標本も多数展示してあります。
イトウの剥製

ヒグマの骨格標本

この他に古代遺跡から発掘された土器や石器、敵機などの展示も充実しています。
帰りに売店で自然保護の本(1000円)を買ったら博物館の展示解説本を付けてくれました。



博物館を出た後、南へ方向転換して摩周湖に向かいます。
途中は広大な牧場風景が続きます。


摩周湖の手前にある硫黄山にも寄ってみました。
箱根の大涌谷のように硫黄の匂いが立ち込め、湯気が上がっています。
この辺りでも凄い風と雨の上、真冬のような寒さが加わってきました。



硫黄山のすぐ近くにJR釧網本線の川湯温泉駅があります。
ここの駅舎の中に「オーチャードグラス」というレストランがあります。
ちょうどお昼になったし、寒さも身に染みてきたので、ここで昼食にしました。
家内がここのご自慢のビーフシチュー、私はやはりご自慢のハンバーグカレーを食べましたが、非常に美味しかったです。
店内のステンドグラスも綺麗です。



http://www.rebirth-easthokkaido.com/orchard-grass-kawayu-spa-415/

駅舎は1936年に建てられたものを改修して現在に至っており、とてもレトロで良い雰囲気のです。





ホームの反対側には新緑の白樺の森が拡がっています。

列車(「電車」ではありません)は上下合わせて1日に11本しかありません。

この後、摩周湖の第一、第三展望台へ行きましたが、名物の霧と悪天候で何も見えませんでした。

摩周湖を諦めて車で30分程で行ける屈斜路湖へ行きました。
途中の新緑の道路です。 車は殆ど見かけません。

屈斜路湖の湖畔に着くと湖とは反対側にも湿原が拡がっています。



屈斜路湖はご覧の通りの天候で風も強く気温は2度くらいしかありません。



下の写真は屈斜路湖から流れ出る釧路川です。


この後、美幌峠にも向かいましたが途中悪天候で通行止めで、更に霧で何も見えませんでした。
ここでもキタキツネに出会いました。

途中、積雪もありました。6月の雪は地元の方でも初めてとのことです。
 

この日はとにかく悪天候のために、どこへ行っても駄目で、時間も4時頃になったので2泊目の宿泊地である阿寒湖へ向かいました。
屈斜路湖から阿寒湖までは1時間足らずです。
阿寒湖では「あかん遊久の郷、鶴雅」というホテルに宿泊です。
http://www.tsuruga.com/
ここは料理(バイキング)はイマイチですが、温泉はかなり良いです。
但し、露天風呂は寒さ風雨で浸かる気にはなれませんでした。


散々な2日目はこうして終わりです。
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休暇2日目 道東旅行1日目

2016年06月05日 17時34分19秒 | 旅行記
休暇2日目は家内と一緒に3泊4日の道東旅行に出発です。

羽田空港を朝7:10に出発するJAL便で女満別空港まで行って、そこからはレンタカーです。

自宅~羽田空港間の交通手段は電車、リムジンバス、マイカーで比較検討した結果、所要時間・楽ちんさ・費用の点でマイカーが一番良いという結論になったので、空港駐車場に4日間マイカーを置いておくことにしました。
お蔭で自宅出発は電車やリムジンの場合より遅い5:00で、空港着が6:10というスムーズさでした。


ほぼ定刻通りに離陸。
離陸直後、レイボーブリッジやディズニーリゾートが見えています。



順調な飛行でこちらも定刻通りに女満別空港に到着です。
天気予報で雨を覚悟していたのですが、思ったより天気は良くて、曇り時々晴れという感じです。


空港でレンタカー(日産ノート)を借りて、ウトロから13:15に出発する知床岬コースのクルーズ船に乗るために最初の目的地であるウトロへ向かいます。
空港を出て少し走ると、流石は北海道と言うべき一直線の道路が続きます。
どこまでも一直線で、前にも後ろにも車は居ません。


ところが・・・ウトロへ向かう途中でクルーズ船から「悪天候のため、出航中止」の連絡が携帯に入りました。
エェー!海はこんなに静かなのに、何故??? はっきり言いまして凪ですよ。


文句を言っても仕方ないので、翌日の朝一番の船を予約し直して、「道の駅シリエトク」で昼食にしました。
ウニ・イクラ・ホッケなどが載った北海道ならではの海鮮丼で昼食です。



午後の予定が全部無くなってしまったので、周辺の観光スポットを回ることにしました。

最初に向かったのがウトロから15分程先にある、知床五湖です。

ビジターセンターです。

ここは、ご覧の通り海岸に面した湿原に5つの湖(池と言った方が正解)が点在するところです。
五湖全部を回る(勿論、徒歩)には熊の被害を避けるため専門のガイドさんの同伴が必要で、時間も3時間掛かりますが、一湖のみであれば木道が整備されているため、安全でガイドさんの同行は不要ですし、時間も1時間で済むので、一湖だけ見ることにしました。
木道が整備されていてとても歩きやすいです。

暫く行くと海が見渡せますし、振り返るとまだ雪の残る知床連山の全貌が観えます。


木道の終点に一湖があります。


ここで、早速野生のエゾシカに出会いました。
木道から20mくらいのところでノンビリ草を食べています。


次に行ったのがカムイワッカの滝です。
未舗装の山道を15分くらい走ったところにあり、車で行けるのはここまでです。
看板の説明書きの通り、珍しい温泉の滝です。



カムイワッカの滝に行く途中で、道路端で野生のキタキツネと出くわしました。
私が車から降りても逃げる様子は無く、数メートルの距離のところで2匹でじゃれ合っています。





ウトロヘ戻る途中で知床自然センターとフレペの滝へ立ち寄りました。




知床自然センターから海の方へ10分くらい歩くとフレペの滝と灯台が観られます。
途中、クマが出そうなところを通りますが、実際に二日前にもヒグマが目撃されているそうです。
ちょっとビクビクしながら行きましたが、途中の遊歩道に熊の足跡がありました。
肉球と爪の跡がクッキリと残っています。

ここでもエゾシカに出くわしました。(全部で8頭の群れでした)



ここで既に4時頃になっていましたが、ウトロを一旦通り過ぎて、最後に「三段の滝」と「オシンコシンの滝」を観に行きました。
どちらも海岸沿いの国道に面していて、簡単に観られます。
まず「三段の滝」から。落差10mくらいの小さな滝です。


次が「オシンコシンの滝」です。
オシンコシンというのはアイヌ語で「エゾマツが群生するところ」という意味だそうです。
三本に分かれた大きな滝でなかなか迫力があります。




夕方5時過ぎに、1泊目の宿である「知床グランドホテル北こぶし」へチェックインです。
http://www.shiretoko.co.jp/
部屋は6階の海側で真下にウトロ港が見下ろせるオーシャンビューの広々とした部屋です。
下の写真は翌朝の写真なので海が時化ていますが、この日は凪でした。
正面の防波堤に停泊しているが、本当は乗る筈だったクルーズ船です。
これに乗って、海から数々の滝やヒグマ、運が良ければクジラも観られるはずだったのに・・・。
勿論、天然温泉付きで、屋上に露天大浴場もあって、とても良いホテルです。
夕食はバイキングでしたが、内容は結構良くて満足できました。


これで1日目が終わった訳ですが、この日の全行程を地図に書くと下のようになります。
最後まで雨に降られずに済みました。

知床部分だけ拡大すると、こうなります。
赤い×印は二日目も含めて、行きたかったけれど行けなかったところです。
コメント (2)
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