ハセガワとニチモの1/48隼Ⅰ型を同時に製作開始です。
ニチモのキットは1970年代の発売という古いキットですが、名作として定評のある現役キットです。
ハセガワは2001年発売の比較的新しいキットで、これも現行キットです。
この2機を塗装とマーキングを変えて作り比べていきます。
まずはキットの紹介です。
ニチモ箱絵です。 なかなか迫力のある箱絵です。
ニチモパーツ
一見するとパーツ数が少なくてあっさりした印象ですが、そんなことはありません。
流石に古いキットだけあって若干バリはありますが、金型の疲労は感じられません。
機体表面のモールドです。(主翼下面の例)
素晴らしく繊細な凹モールドで、リベットがビッシリと打ってあります。
エンジンやコックピット回りのディテール再現も凄いです。
エンジンは吸排気管、キャブ、補機類まで細かく再現されていて、完成後も何とか見えるようにできないかと悩んでしまいます。
コックピットも油圧切替コックや手動ポンプ、酸素ボンベまできっちり再現されています。
但し、隼はコックピットの開口が小さいのでこれも完成後は殆ど見えなくなってしまいます。
せめてキャノピー開状態で中を見せようと思います。
反対に塗装図はプアです。
次にハセガワのキットです。
パーツです。 総パーツ数はニチモと同じくらいですが、変なパーツ割のせいで増えているところがあって、ディテールはニチモにはおよびません。
ニチモと同じく主翼下面のモールドです。 筋彫りと主なリベットだけのあっさりとしたもので、最近のキットの標準的なパターンです。
但し、フラップが別パーツになっているところはいいです。
ニチモとの比較のためにコックピット、エンジン回りのインストを付けますが、ディテール表現の違いがよくお判りいただけると思います。
ハセガワがプアということではなく、標準的で、ニチモが凄い!ということです。
さて、両キット共にパーツの切り離しとバリ取り、整形が終わり、一部先に組み立ててしまう所の組み立ても終わった状態です。
ニチモ
ハセガワ
この後、パーツ洗浄→サフ吹きとなります。