自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

大激作展

2018年01月15日 11時22分31秒 | 模型展示会レポート
東京の4つのクラブ(リバティーウィング・無名会・ホラブロワーズ・ストール)が合同で開催する飛行機専門の作品展「大激作展」を観てきました。
例年11月に開催されるのですが、今年は衆院選挙の投票日と重なってしまったために、1月の開催となりました。



会場はJR常磐線と地下鉄の北千住駅直結の丸井の10階の展示室です。
今年で39回目を迎える歴史のある作品展であり、場所も都心に近い北千住駅前ということで結構広い会場が来場者で埋まっていました。(下の写真は夕方ちょっと空いた時間帯で、昼間はもっと混雑していました。)



各クラブ毎に島ができていて、ハイレベルな作品が整然と並んでいます。

各クラブの展示の全景から。

最初はストールさんの展示です。



次はホラブロワーズさんです。



次は無名会さんです。


最後はリバティーウィングさんです。


展示作品はどれもハイレベルで素晴らしい作品ばかりです。
(私がゲスト出品するのが恥ずかしいくらいのレベルです)
当然同じメーカーの同じキットの作品も被っていますが、作者ごとに作風が違っていて、同じキットとは思えないような感じです。
当然素組みの作品もありますが、元のキットとは全く次元の違う「超絶作品」もあって、思わず絶句してしまいます。
それでは、私の独断と偏見で印象に残った作品をご紹介いたします。
いつものことですが、作者のお名前や作品の詳細については割愛させて頂きますので、ご了承下さい。

【リバティーウィングさん】
レベル72のDC4を懐かしのパンナム仕様で仕上げられています。

私の好きなDC3の原型となったDC2です。これもパンナム仕様です。

48の零式三座水偵で、なんと!フルスクラッチです!

マッチボックス72のDHC-6、古いキットを美しく仕上げられています。

色々なメーカーの144で再現された本土防空戦のジオラマです。

「大空のサムライ」と題するジオラマです。0戦は1/32でパイロット(サムライ)はフルスクラッチです。
斬鉄剣で真っ二つになったヘルキャットがポイントです。
こういう作品、私は大好きです。




【ホラブロワーズさん】
72のアントノフです。流石に大きくて迫力があります。

エアフィックス72のニムロッドです。 これも大型作品ですが全く間延びしていません。

NATO各国のマルヨンをハセガワ48で連作されています。壮観です。

キネティック48のマジステールです。 2種類のカラーリングで製作されていますが、どちらも凄く美しい仕上がりです。

ハセガワ72の飛行姿勢のRF101です。キットの古さを全く感じさせない素晴らしい仕上がりです。 私のお手本です。


【無名会さん】
SAコンベンション2017で優秀賞を獲得された48の13試双発戦闘機です。
タミヤの月光をベースに大改造、自作された逸品です。
後部の動力銃座部分は自作されたそうです。



13試と同じ作者による、これも超絶のF102で、ベースキットはなんとモノグラム48です!
脚庫、武器庫、コックピット等々のスクラッチによるフルディテール、特殊加工による機体外板のシワ表現、フルリベットなど我が目を疑うような作品です。





これも同じ作者による同じくモノグラム48のマルヨンです。
敢えてモノグラムで製作することをテーマにされているそうです。
これもF102と同様の凄い作品です。



ズベスタ48のG-6です。
迷彩塗装の仕上がりと機銃の整備をしているフギュアの雰囲気が素晴らしいです。



G-6と同じ作者の手によるICM48のドルニエ215です。


造形村48のスケルトンホルテンです。
コックピット、エンジン回りの仕上がりが素晴らしく、クリアパーツも綺麗です。


モンモデル32のコメートです。 エアブラシ迷彩とロケットエンジンの塗装質感が素晴らしいです。



【リバティーウィングさん】

レベル48のJu52です。
大きなキットですが全く間延びせず、フィギュアの仕上がりと相まって素晴らしいジオラマになっています。




私の大好きなダコタ、モノグラムの48です。
凸モールドをそのまま活かした仕上げになっています。
フィギュアの目まで繊細に描かれています。
タミヤの給油車とのコラボです。
尾輪がスイッチになっていて、プロペラが回ります。






最近何かとお騒がせのCH-53はアカデミー48です。
凄くシャープな仕上がりです。


珍しいトランペ72のアントノフAn-2です。


これも珍しいレベル1/720のヒンデンブルグです。
シャープで美しい仕上がりです。


【ゲストさん】
ハセガワ32の飛燕です。安藤伍長機の迷彩塗装が素晴らしいです。
第二風防は塩ビ絞り出しで、凄く薄くリアルです。


まだまだ素晴らしい作品が目白押しでしたが、この辺で止めておきます。
飛行機専門ということでバラエティは乏しいですが、その分各作品共にレベルが高く、大いに勉強になりました。
会場でお世話になった皆様、ありがとうございました。
この場をかりて御礼申し上げます。



コメント (10)
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