自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

ウッドデッキの再建

2019年09月13日 19時20分37秒 | ブログ

これからウッドデッキの新設や再建をお考えの方のお役に立てれば幸いという事で、つい先日我が家のウッドデッキの再建を行った私の経験談を書かせて頂きます。

これまであったウッドデッキは広さ約12㎡で、ハウスメーカーが住宅と一緒に設置したもので材質は恐らくSPF材に防腐処理を施したものだと思います。
住宅購入後、3年くらいの間隔で3回屋外用オイルステンを上塗りするメンテナンスを自分で行いましたが、10年目くらいから腐食し始め、15年目には安心して歩けないくらいにボロボロになりました。
今年の外壁塗装などの修繕で足場を組むために撤去され、今回再建となりました。

再建にあたって、色々な切り口で検討いたしました。

【材質】

大きく分けて3種類あります。
・ソフトウッド(天然木)
・ハードウッド(天然木)
・人工木

<ソフトウッド>
ホームセンターでも簡単に手に入るSPF材などの針葉樹です。
名前の通り柔らかく軽いので加工しやすく、日曜大工と体力に自身のある方なら自分でウッドデッキをビルドアップすることも可能でしょう。
お値段もハードウッドと比べるとかなり安いです。
欠点は耐久性に劣ることです。
2~3年毎に防腐剤を塗り直すなどのメンテナンスをしても、せいぜい15年ほどで寿命です。

<ハードウッド>
イペ、ウリン、イタウバなどの南米や東南アジア産の広葉樹系の材木で、名前の通り木目が緻密で堅く重いのが特徴です。
当然、加工はし辛いですし、素人には入手も難しいと思いますからプロの専門業者に依頼するしかありません。
お値段もソフトウッドよりかなり高くなります。
メリットは耐久性に優れていることです。
横浜の大桟橋などの公共施設や船の甲板にも使われており、ノーメンテナンス(珠にデッキブラシで掃除する程度)で30年以上持つそうです。

<人工木>
木屑と樹脂を混ぜて成形し固めたもので、最近普及してきました。
工業製品ですから品質のムラは無く、加工もし易く、軽いのが特徴です。
天然木のように「腐る」ことはありませんが、紫外線等の影響で表面が波打ったり、割れる等の経年劣化があるようです。
もうひとつの欠点は夏に直射日光を浴びると、もの凄く高温になり、素足では歩けなくなるそうです。
お値段はメーカーによってもかなり違いますが、ソフトウッドよりは高いです。

結論:少し高くなりますが、ハードウッドがお勧めです。

【施工業者選び】

<ハウスメーカー>
ご自宅の修繕などのついでにハウスメーカーに一緒に発注すると人工木で施工する事が多いようで、費用はハウスメーカーのマージンが上乗せされるのでかなり高くなります。(専門業者に発注する1.5~2倍)
住宅の構造や耐久性には関係ない部分なので、これはあまりお勧めできません。

<ネット>
ネットで相見積もりを取って業者を選ぶ方法です。
メリットは相場観が掴めることです。
デメリットは相手の顔が見えないことで、不安が付きまといます。
私の経験からすると、相場観の把握以上にはお勧めできません。

<地元業者>
地元で20年以上続いている専門業者を選ぶ方法です。
悪質な業者やいい加減な仕事をするような業者なら同じ土地で20年以上も続けられませんから、「続いている」ことがひとつのバロメーターになります。
ある程度の規模の業者で、施工実績も多く、大手メーカーの下請け等もやっているような所なら安心だと思います。
一度会社へ訪問し、事務所の綺麗さ、整理整頓や従業員の対応などを確認し、できれば社長さんにも会って人柄を確認すると良いでしょう。
後は見積もりをしてもらって、納得できる費用かどうかです。

結論:相手の顔が見えている地元の老舗業者がお勧めです。

最終的に、我が家ではハードウッドの中でも最強のイペ材を使って、地元の老舗業者さんに発注しました。
お値段は元通りの約12㎡で5ナンバーの中古車1台買えるくらいでしたが、今後30年くらいはほぼノーメンテナンスで行けそうなので、それだけの価値はあったと思います。
材料をプレカットして現場に持ち込むので、工期は1.5日でした。

コメント (4)
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