中国レポートの4回目は、四川省成都市と言えば絶対に外せない「成都大熊猫繁殖研究基地」=通称パンダ基地(チェンドゥーダーシュンマォファニゥジーディーと発音します)です。
場所は成都市の中心から北東方向に車で40分ほど走った郊外にあります。
その名の通り、ジャイアントパンダを絶滅の危機から救うために繁殖と研究を目的として作られた施設で、一言で言うと「パンダ専門の動物園」という感じです。
入園料は大人一人58元(約1000円)です。
広さは東京の多摩動物公園と同じくらいでしょうか?(現在は100ヘクタール程で、最終的には200ヘクタールまで拡張されるそうです。
歩いて回るには大変な広さなので、園内では乗り降り自由の電動カートが整備されています。
現在、園内で飼育されているパンダは80数匹ですが、1987年の設立以来、これまでに124匹を繁殖させたそうです。
私が行ったのは日曜日でしたが、あまり混雑しておらず、日本の上野動物園よりも遥かに間近で、自然にリラックスしたパンダをゆっくりと見ることができます。
子供のパンダを抱っこして記念写真を撮るサービスもありますが、完全予約制で、しかも2000元(32000円)の料金(パンダ保護繁殖費用に充てられる)が掛かるので、諦めました。
では、パンダの写真をごゆっくりとお楽しみください。
先ずは親子パンダです。
寝っころがったまま、笹を食べています。
寝起きの大人、こうやって見ると恐ろしい熊です。
前足の裏(手のひら)です。 鋭くて長い爪があります。
この大きな肉球で笹を掴むようにして器用に持ちます。
思わず大笑いしてしまった3匹の寝姿です。
3匹ともに爆睡中です。
特に向かって左のパンダのポーズは最高傑作です!
真ん中が目を覚ましました。
こんなに高い木に登って寝ているのも居ます。
これで落ちないのが不思議です。
小熊猫=レッサーパンダも飼育されています。
レッサーパンダは広い敷地に沢山放し飼いになっていて、その中を人間が歩く細い通路が通っているという作りです。
人間が歩く通路のフェンスの所々に穴が開いていて、レッサーパンダが人間の足元を平気で歩いています。
日本では考えられない接近度です。
前足の肉球で餌の果物を器用に掴んで食べます。
園内には、野生の黒鳥や孔雀も居ます。
最後に園内のモニュメントです。