万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

北朝鮮には経済協力ではなく経済制裁

2010年12月15日 15時49分16秒 | アジア
金総書記「日本の経済協力に関心」 中国高官と会談時(朝日新聞) - goo ニュース
 民間人を殺傷した延坪島砲撃事件という暴挙に及びながら、北朝鮮が、日本国から経済協力を得られると本気で胸算用しているとしますと、かの国の独裁者の精神は狂っているとしか言いようがありません。

 この情報は、中国高官からもたらされたようですが、北朝鮮の発言に疑問を感じていないとしますと、中国のメンタリティーもまた、北朝鮮と同類と言うことになります。休戦協定に違反して、一方的な攻撃を仕掛けたのですから、他国から経済支援を得られるはずもありません。報じられるところによりますと、北朝鮮は、新たな核実験を計画しているそうですので、実のところは、核による脅迫ということなのでしょう。暴力を使えば、相手は容易に屈すると信じているのです。

 日本国政府が北朝鮮に対してとるべき政策はただ一つ、それは、より一層の経済制裁です。21世紀は”アジアの時代”と称されながら、周辺諸国が”ならず者国家”の暴力主義を抑えられないとしますと、近い将来、人類にとって不幸な時代が到来することになると思うのです。

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コメント (2)
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