風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「鞍ケ池公園(愛知県豊田市)の『昇竜桜』とコバノミツバツツジ」

2015-04-04 08:56:03 | アート・文化


   
              満開のサクラが山を駆け上がって行くようです

           
            雑木林を彩るコバノミツバツツジ

豊田市東部にある鞍ケ池公園。豊かな自然と起伏に富んだ広大な敷地に、
子どもたちの遊び場や小規模の動物園、観光牧場などがあり、市内だけでなく近郊から大勢の家族連れがやって来ます。

僕も、四季折々の花々などを訪ねて何度か出かけており、今回はサクラとツツジを絵にしてみました。

サクラは約1500本。多くがソメイヨシノですが、他に珍しい約25種70本の桜園もあります。
描いたのは、小高い雑木の山を登るように何本ものサクラが咲く風景。よく見ると竜の姿のようです。
 
描き終えると、いつも考えるのがどんな画題にするか・・・。まず思い浮かんだのは「駆け上がるサクラ」でした。でも、いまひとつの感じです。
そこで、思いついたのは「昇竜桜(しょうりゅうざくら)」。ご当地がホームの中日ドラゴンズが、今シーズンのコンセプトにしている「昇竜」にちなんでつけてみました。
絵のサイズは10号です。

サクラとともに欠かせないのは、雑木林で鮮やかに咲くツツジです。
ミツバツツジの仲間である「コバノミツバツツジ」という品種のようです。薄紫や紅紫の花があちこちに咲いています。

サクラもツツジも点描画というほどではありませんが、オペラやローズマダーに、コバルトブルーやビリジャンヒュー、イエローオーカーなどを混ぜ合わせたりして、筆先で落とすようにしながら塗り重ねました。