以前、初秋のハンガリーへ出かけた観光旅行で、ブダペスト郊外の閑静な村を歩いていて見つけた風景です。
手入れの行き届いた民家の背後に広がる雑木林。ところどころに葉が少し色づいた木々が見えます。「今でも十分に美しいけど、秋が深まればすごい風景になるだろうな」と想像を巡らせていた時でした。
民家の扉に目が止まりました。
赤褐色の扉をカンバスにして黄、赤、緑、赤紫の色模様。まさに日差しが描いた1枚の絵です。
思わずカメラを向けました。ひと足先に錦秋に出会ったようです。
扉に近づく人影。訪ねてきたお隣さんでしょうか。それとも、僕のような無粋な観光客でしょうか。
写真を手に描きましたが容易ではないですね。しかも日差しの演出を描こうなんて・・・僕にはこれも難しい課題です。