風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「民家の扉に日差しが描いた1枚の絵」

2016-09-14 06:50:00 | アート・文化

        

以前、初秋のハンガリーへ出かけた観光旅行で、ブダペスト郊外の閑静な村を歩いていて見つけた風景です。
手入れの行き届いた民家の背後に広がる雑木林。ところどころに葉が少し色づいた木々が見えます。「今でも十分に美しいけど、秋が深まればすごい風景になるだろうな」と想像を巡らせていた時でした。

民家の扉に目が止まりました。
赤褐色の扉をカンバスにして黄、赤、緑、赤紫の色模様。まさに日差しが描いた1枚の絵です。

思わずカメラを向けました。ひと足先に錦秋に出会ったようです。
扉に近づく人影。訪ねてきたお隣さんでしょうか。それとも、僕のような無粋な観光客でしょうか。

写真を手に描きましたが容易ではないですね。しかも日差しの演出を描こうなんて・・・僕にはこれも難しい課題です。