トシを感じさせない歌声で
賛助主演と合唱
客席からもステージに上がって大合唱
名古屋の「男声合唱を楽しむ会」によるサロンコンサート(指揮・向川原愼一、ピアノ・はやせ ようこ)が22日午後、名古屋市芸術創造センターでありました。何年も前に勤めをリタイアした高齢男子を中心に構成されたこの合唱団。今年で11回目になったコンサートも、合宿などで鍛えたトシを感じさせない声を聴かせてくれました。
プログラムはシューベルト作曲のドイツミサ曲からスタート。
コンサートでのドイツミサ曲の合唱は初めてだそうですが、月2回の練習と合宿もしたという成果を見事に披露してくれました。
次いで名古屋出身の作曲家・新実徳英の作品集。
賛助出演の混声合唱団レ・マーニ有志、金城学院OGらの「ゆりの会」、JMCサポーターズも加わって「火の粉」「やさしい魚」「ジョギングの唄」「火の山の子守歌」「聞こえる」を男声合唱、女声合唱、混声合唱の美しいハーモニーを響かせました。
大勢の客がステージに上がり「365日の紙飛行機」を一緒に大合唱するひとときも。
締めくくりは、団員と客層の年齢を考えた結果のテーマだという「American Pops in 1954」
「ミスティ」「フライ・ミー・トウ・ザ・ムーン」「想い出のサンフランシスコ」・・・。そして最後はアンコール曲に用意したプレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」といった具合に、それぞれが遠い青春時代を追憶するように、いまだ枯れない声で歌い上げました。