名古屋市農業センターの温室で育つ「「ビカクシダ」という大きなシダの仲間と、何本もの紐や糸が垂れたような「チランジア・ウスネオイデス」という植物です。
ビカクシダは熱帯地方の原産。葉がシカの角や飛び交うコウモリの姿に似た形から「コウモリラン」とも呼ばれているとか。植物園などでも木製の板や柱にへばり付くように育っているのを見かけますが、茶色になった葉がいかにも熱帯植物といった感じです。
チランジア・ウスネオイデスはパイナップル科。といっても、根は無く、茎と葉と花だけでそれが垂れ下がっているのだそうです。僕はこれまで砂漠の植物のように空気中の水分で生きているのだと思っていましたが、時おり水を張った容器にひとくぐりさせるぐらいの水が必要だそうです。