風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「91歳の新入生も。墨と水彩 はがき絵 第21回彩青展」

2023-05-11 06:53:24 | アート・文化

ブログ仲間の塚本紘枝さん(名古屋市東区在住)が主宰する教室展「第21回彩青展」が、名古屋市民ギャラリーで開かれています。14日まで。

墨と水彩で描く絵画。はがき大から6号ほどのサイズですが、拝見するたびに「絵の素晴らしさは、サイズの大小ではない」ことを知らされます。
生徒は女性を中心に25人。花や果物、旅先の風景など4点ずつ、塚本先生も八坂の搭の2枚を出品しており、合わせて100点余が工夫を凝らした展示場に並んでいます。

「91歳の新入生さんの作品です」。塚本先生からこう説明された絵の新鮮さと、描く喜びが伝わってくる感じに、自身が絵の世界に飛び込んだころを思い、反省もさせられました。
僕は65歳の定年を前にしたある日の深夜、「余生の趣味の1つは大嫌いだったことにしよう」と中学生以来のお絵描きに挑戦しました。はがき大の用紙に、色鉛筆で2時間余もかけて描いた1個のミカン。本当にうまそうだったことは忘れません。なのに今、トシのせいにして絵を続けるかどうか、なんて思うことがある。「こんな事じゃいけないな」。これが反省です。