先に水彩画教室のスケッチ取材で出かけた名古屋市役所の本庁舎と、愛知県庁の本庁舎は、いずれも昭和初期に建設され、国の重要文化財です。日本の伝統的意匠と西洋の建築様式が融合した市役所本庁舎は、何作もの映画のロケ地にもなっています。
描いたのは、ちょうど90年前の昭和8年(1933年)に完成した名古屋市本庁舎の螺旋階段。当時建設が進んでいた国会議事堂にも使用された山口県産の「小桜」という大理石が使われ、木製部分は最高級のチーク材が使用されています。廊下へ続くアーチ型の梁も目を引きます。
大理石の色や質感、やや薄暗い庁内に差し込む光、歳月を感じる経年変化などをどう出すか。結構難しい課題でした。10号です。
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