リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

家の明渡しよりも感慨無量なこと

2015年08月16日 | 日々の風の吹くまま
午前8時起床。ずっと早起き続きでいたら、何だか生活時間帯がリセットされてしまったの
かな。まあ、このあたりは商業地区なんだけど、午後6時を過ぎたら1日がすぱっと終わっ
てしまう感じで、眼下の6番ストリートは車もあまり通らなくなる。時代の先端を行く都会はど
こでも「24時間都市」を目指しているようなのに対して、田舎っぽいといえば田舎っぽいの
かもしれないけど、夜がこんなに静かなものだったとはなあ。

朝ごはんの支度をしていたカレシが「ミルクが足りない」。買ってあったのは1リットル入りの
小さな容器だから、3リットル入りを買っていたときの感覚だと狂ってしまうよね。でも、徒歩
3分Save-On-Foodsも、反対方向に徒歩1分のBuy-Low Foodsも開店は午前7時。どち
らか1人が行けばいいのに、朝食のミルクを買うのに2人連れ立って出かけるなんて、何だ
かマンガみたいに見えないかな。ま、それも何となく新婚サンっぽくて楽しからずやだけど。

午後はだらだら。午後3時過ぎに不動産エージェントのポールがみごとな胡蝶蘭の鉢を抱
えてやって来た。引渡しのときは全体がくすんだ白だったから、賑やかな彩りにびっくり。特
にカレシが選んだリビングの色を絶賛するもので、カレシも悪い気はしない。ポールの来訪
は旧居の鍵を引き取るのが目的で、明日17日の正午にポールが買主とそのエージェント
に旧居で会って鍵を渡せば家の明け渡しが完了。キーチェーンにつけておいた玄関の裏口
の鍵の他に、集めておいた予備の鍵数本、ガレージドアのリモコン、防犯装置のコントロー
ルボックスの鍵とリモコンをビニール袋に入れて、はいどうぞと・・・。

ポールがこれから140万ドルの物件のエージェント契約をしに行くんだと張り切って帰って
行った後、急に腹ペコになった2人はまたもや金魚の何とかみたいに連れ立って夕食の材
料を買いにSave-Onへ。カレシはサラダの材料を買い、ワタシは肉売り場で何がいいかな
あと思案。今日のメニューはオレンジときゅうりのサラダ、ペストソースでマリネートした鶏の
胸肉に少々残っていたオリーブとブロッコリを混ぜたオルツォ、蒸したさやいんげん。どうや
ら「おうちご飯」らしくなって来たね、とマティニで乾杯。あさって最後の家具が届けば7ヵ月
かかった引越し大作戦も大団円で、残るはモノを納めるところに納める作業だけ。大げんか
しながらもここまで何とか2人でたどり着けたことにはちょっと感慨無量のような・・・。