リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

とにかく元気で無事に80歳

2023年08月11日 | 日々の風の吹くまま
8月8日(火曜日)。☁⛅。三連休明け。曇っているけど、涼しくはない感じ。今日はカレシの誕生日で、ケイトお姉ちゃんとロバート(お兄ちゃん)と、お姉ちゃんが推薦してくれたレストランでディナーの予定。古くからあるホテルの中にあるので、来月の逃避行に使えるかなと思ったら、金曜日の夜が空いていない。どちらかと言うと出張のビジネス客が主に利用するホテルと言う感じで、その分静かじゃないかと思ったんだけど、ま、来年の7月の逃避先候補に挙げておくか。

カレシは階段を降りるときや車を長時間運転するときに痛むのが悩みの種だった右ひざが、あるとき歩いていたら突然カックンと言う音がして、それっきり治ってしまったと上機嫌。昔ワタシが左ひざの半月板を傷めたときは、階段の上り下りが辛かったし、長時間座っていると膝が伸びなくなって困って、結局は手術で治したので、心配していたんだけど、関節の中で何かがちょっとずれていただけだったのかな。良かったじゃないの。ひと月くらい前に人工の膝関節を入れた(義)妹のマリルーはまだリハビリ中だけど、だるい痛みが残っている程度で、「嘘みたいに楽になったわよぉ」と、あしたから半日だけ仕事に戻るらしい。そういう大事にはならずに問題が解決して気を良くしたカレシ、オフィスでひざの屈伸をやって見せようと腰を落としたところで、後ろ向きにどってぇ~ん。狭いところで起き上がれずにもがいているのを手を引っ張って起こしてあげたけど、頭でもぶつけたらどうすんのよっ。かかりつけの家庭医が見つかるまでは、入院や手術が必要になるような怪我や病気は何としても避けないとね。ほんと、よりによって満80歳の記念すべき日に怪我なんかしたら目も当てられないじゃないの。

☆☆帰って来て書き終わるつもりが・・・☆☆

8月9日(水曜日)。🌧☁🌧☁🌤。きのうと打って変わって雨。それもルーフデッキがしっかりと濡れているまともな雨で、気温も低め。薄いスポーツシャツを重ね着して、まだ何度なく雨がしょぼついている中をモールに行ってウォーキング。でも、干ばつと多発する森林火災に悩まされているBC州にとって、雨はひと粒でもありがたいね。ハワイでも大規模な山火事が起きていて、マウイ島では人気の観光地のラハイナに危険が迫っていると言うニュース。小さな島だから逃げるところがない。日本の辺りをうろついている台風をあっちの方に送れたら、豪雨であっという間に火が消えるかもしれないのに。

カレシの80歳の誕生日を仲良しのケイトお姉ちゃんとロバートと祝ったきのうは、ほんっとに楽しかった。ホテルのロビーで6時に落ち合って、連休明けのせいかあまり忙しそうじゃないレストラン(C|Prime)へ。フロアの真ん中にしゃれたバーがあって、雰囲気はなかなかいい。予約を入れた時に、特別なことはあるかと言う問いに「誕生日」をチェックしておいたので、テーブルに着いたらさっそくレストランからプロセッコ。マネジャーが誕生日のお祝いを言いに来て、ケイトお姉ちゃんのご近所さんだとわかってびっくり。「初めて来たときに偶然わかったの。こちら、ショーン」とケイト。まだ40そこそこかな。とってもいい人で、「すごい子煩悩なのよぉ」とケイト。こういうところから交流の輪が広がって来るんだな

カレシが「うまいアンティパストを食べたい」と言うことで選んだところなので、何種類もあるのをそれぞれに(被っていいから)2皿ずつ注文して、それを全部テーブルの真ん中に置いてシェアしようと提案したら、ケイトお姉ちゃんが「それだとみんなで何種類も食べられて、いいアイデアねえ」。まず乳糖不耐症のお姉ちゃんに食べても大丈夫なものを選んでもらって、後は順に選んだ8皿は、ローストしたタコ、揚げたイカ、和牛のカルパッチオ、仔牛とマグロのコンビ、マグロのタルタルなど。サーバーのサムさんが「皿が大きいので、一度に全部テーブルに並べられませんから、2回に分けましょう」。うは、前菜からすごい晩餐になりそう。ワインは通のお姉ちゃんに選んでもらったオカナガン地方のソヴィニョンブラン。きれいに盛り付けられた大きなお皿を回して、好きなように小皿に取り分けて、それほど大盛りではないけど、種類が多いからけっこうおなかがいっぱい。途中で写真を撮ってもらったり、おしゃべりにも忙しかったりで、メインコースには進まないままデザートに直行。カレシがシャーベットを選んだら、サムさんが小皿に火のついたろうそくを1本立てて持って来てくれたので、「お願いごとして」。カレシはちょっと照れながらむにゃむにゃ、ふっ。そんなこんなで、基本2時間予約のテーブルに4時間。ハッピーバースデイ!






ケイトお姉ちゃんとはいつものようにおしゃべりが弾んで、子供の頃の「お父さん」との係り合いや思い出を披露しあっているうちに、お姉ちゃんが「私たち、似てるわねえ」。うん、人種も生まれ育った国も文化も学歴も何もかも違うのに、ほんとに性格的によく似ていると感じるから不思議。だから、Arts Clubで知り合ったときからぴたりと馬が合ったんだろうな。長女に生まれながらなぜか「姉」になり切れず、心の奥でいつもロールモデルになるお姉ちゃんを求めていたワタシに、「私は子供がいないから、自分で自分の家族を作っているの。今では兄弟姉妹や息子や娘や孫がたくさんいて、さびしいことなんかないわよ」というお姉ちゃん。血のつながった家族がいてもいなくても、ありのままの自分でいて、互いに心を開いてお付き合いしていれば、血がつながりに関係なく「家族」になれるってことだね。ほんとに至福のひと時だった。バースデイボーイのカレシも「きのうはほんとに楽しかった」。うん、良かったぁ。