リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

座っていると暑すぎる時は家事で動いて汗をかこう

2023年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月15日(火曜日)。☀。朝からあっつぅ~い。夜間の湿度が高かったので、無風状態の朝はちょっと蒸し暑い感じだけど、昼頃には50%近くまで下がって、風も出て来たので、ほっ。夏は乾燥して涼しいバンクーバー育ちのカレシは蒸し暑さが大の苦手で、根っからの道産子のワタシも同じ。でも、この猛暑も今日、明日がピークのようで、週末には平年並みに戻って、月末の予報には雨マークもちらほら。そう来なくちゃ。昔からこれが始まると雨が降り出すと言うジンクスがある、夏休み最後のイベントPNEが土曜日から始まるんだから。午後2時半、気温32度、湿度38%。雨が降ったら、うれしくなって外に飛び出すかも・・・。

ウォーキングに行くのに引っ張り出して来たハワイのTシャツ。もう40年くらい前に、カレシママからもらったハワイのおみやげ。ワタシのお気に入りで、外出の時だけ着ていたので、まだまだ健在。何気なくラベルを見たらサイズが「M」。どう見ても小さいんだけど、もしかしたら「S」がなくて、わざわざ子供用の中から同等のサイズを選んでくれたのかな。ママはハワイとイギリスが好きで、リタイアしてからひとりで旅行して、いつもすてきなおみやげをくれたっけ。もっと行きたかったのに、カレシパパがごねたり、体調を崩したり(仮病の疑いが濃厚)で、何度かプランを立てては断念しているうちに、転んで大腿骨を骨折して、入院中にケアホームに預けられていたパパが認知症と診断されて、きっぱりと旅行を諦めてしまった。ワタシも妹のマリルーもジュディも分け隔てなく「娘」として扱ってくれて、ワタシはこの国でママの背中を見て育ったと言える。ママの100歳の誕生日パーティで、「ワタシにもママでいてくれてありがとう」と言ったら、大きなスマイルで頷いてくれたっけ。ママが逝ってからもう5年か・・・。



午前中はオフィスが暑いので、ちょこちょこと家事。カレシがリリーのレッスンをしている間に、バルコニーに放置してあったごみ袋をごみルームのコンパクターに捨てに行って、戻って来たら洗濯室の隅の段ボール箱から溢れているお酒の空き瓶を全部ショッピングトロリーに詰め込んで、リサイクルする紙類を袋に詰めて、いつでもごみルームに持って行けるように玄関ドアのそばで待機。何だかすごい数の瓶があって、いかにもとんでもない飲兵衛夫婦が住んでいると言う感じだけど、まあ、何ヵ月もぐうたらをしているとこうなるという見本かな。ランチの後で、少しは暑さが和らいだ(31度→29度)オフィスに入って、銀行の口座をチェックしたり、クロスワードをしたり。ワタシのデスクは前と右側がガラス張りなので、天と地の眺望が抜群。刻々と姿を変える雲を眺めるのは楽しいし、バンクーバー国際空港へ向かう飛行機が良く見える。でも、時にはふと目を上げた視界にとんでもないものが飛び込んで来てぎょっ。


酒盛りの後・・・じゃないけど

羽田発のANA(今日は台風の影響か40分遅れ)

目の前に怪しい影が・・・

大きなクサギカメムシ(Halyomorpha halys)・・・

晩ご飯の後でチオンとのレッスンが終わったカレシを待ち伏せしていて、酒瓶とリサイクル品をごみルームに運んで、リターナブル専用の大きな容器にポンポン。ごみの収集会社が置いたもので、誰かがデポジットの返金を狙って容器を漁らないように、蓋には頑丈な錠前が付いていて、ビン類は蓋の上の穴から投げ込む仕組み。自分で酒屋やスーパーに持って行ってデポジットを返してもらうのが本来の趣旨だろうけど、1本につきせいぜい10円くらいのデポジットにそんな手間暇をかけるのはめんどうと言う人が(私たちも含めて)ほとんどらしい。何ヵ月もため込んで30本以上になっているから、酒屋に持って行けば少しはましな金額になるだろうけど、それでもめんどうくさいし、ま、戻って来ないデポジットは収集料金だと思えば安いもの。ふと目の前の空を見上げると、うわ、豪華な夕焼雲。この暑さも明日がピークらしいけど・・・。




我が家の高齢車はあと5キロで3万キロ達成

2023年08月15日 | 日々の風の吹くまま
今日は午前10時50分にサッパートンのクリニックにカレシの「安全運転」のための健診の予約が入っていて、あの辺りの駐車事情を考えて、早めに行って見つけた駐車スポットからクリニックまでを今日のウォーキングにする予定。フレーザー保健局の最大、最高峰の病院の周囲にいろいろなクリニックがずらりとあるところなので、今日はホスピタルストリート(病院通り!)から横道に入って住宅地におチビのエコーをねじ込めるスポットがあったので良かったけど、病院やクリニックに行く人にとっては頭痛の種。でも、一帯に住んでいる人たちにも同じように頭痛の種。電車で行ったら?という「社会派?」は多いけど、サッパートン駅が病院からけっこう急な坂を下りたところにあるので、具合が悪いから病院やクリニックに来る人たちにはきつい上り坂はまず無理な話。ま、我が家のエコー君はカレシと同じ高齢者だから、ちょっとは走らないと運動不足になるからね。

スラニナ先生がアルバータ州に行ってしまったので、待機リストの順番が来てかかりつけの家庭医が決まるまでは、先生がいたクリニックの「ウォークイン」ドクターのシャサヴァン先生が頼り。中年のイラン人の先生で、なかなかいい人なんだけど英語がまだ今いち。でも、今日はカレシの検眼をして、持って行った用紙にある項目を順に質問をして、聴診器で心臓と肺をチェックして「なかなかいい調子ですよ」。じゃ、運転免許は大丈夫ってことか。やれやれ。終わったところで、βブロッカーの処方箋を行きつけの薬局にファックスしてもらって、思ったよりもあっさりと終了。この検診は医療保険でカバーされないから、2万3千円なりを払って、帰って来たら領収書を来年の税申告の書類ファイルに保管。もしかしたら医療費と言うことで税額控除できるかもしれないもんね。

自動車保険の更新まであと10日に迫っているので、帰って来て走行距離計を見たら、あは、3万キロにあと5キロ。あさってのArts Clubのディナーに行くのに、どのあたりで「3万キロ達成」になるかなあ。新車で買った我が家のトヨタの2005年型エコー(今はヤリス)も、やっとのことで3万キロなんだ。車の18年落ちって、人の年にしたら何歳くらいなのかな。どう、大人になったような気がする、キミ?今年から走行距離ベースの割引がひとつ増えたそうだから、ひとつだった去年より保険料が減るのかな。BC州では昔から自動車保険は公営のICBCの独占事業で、一時はAmbulance chaser(救急車の追っかけ)と呼ばれる弁護士が当然支払われる保険金以上をぶったくろうと訴えまくったので、ICBCの法務コストがうなぎ上りで、保険料もうなぎ上りと言う時期があったけど、保険金支払いの仕組みを変えてそういうあこぎな弁護士連中を駆逐して、保険料をぐんと下げたからエライ。我が家エコー君もあと5キロのがんばりか。走行距離計が3万キロなったところで、記念写真を撮らなくちゃね。



去年の走行距離

猛暑でもエアコンなしで暮らせるのは幸運

2023年08月15日 | 日々の風の吹くまま
8月13日(日曜日)。☀。来たっ、猛暑ウィーク。風がないから、朝からもう暑くなる気配。建物の反対側の西風のせいか、窓を開けてもあまり風が通らない。東角の我が家に最適なのは、海風を川沿いに運んで来る南から南西の風か川を越えて来る南東の風で、少し強めのときは風が通り過ぎて寒いと感じるくらい。それでも、原則として、キッチンの後ろにあるスペアルームのパティオドアは昼も夜も開けたままで、直射日光が当たる窓は熱気が入って逆効果なので閉めたまま。日差しが斜めになったら手をかざして、入って来る空気が何となく「涼しい」と感じる範囲で開け、日陰に入った窓はもう少し大きく開けるのがワタシ流の猛暑対策。午後の日が入らないし、角部屋で絶好の風通しを確保できるオープンな間取りなのは何よりも幸運だったな。まったく同じ間取りの真上の2フロアでは、寝室は両端に15センチくらいしか開かない窓があるけど、ダイニングエリアは窓なしで、開け閉めの調節の利くパティオドアはバルコニー側の2ヵ所だけだから、風通しはあまり良くなさそうな感じ(最上階は元からエアコン付き)。



金魚鉢オフィスは、窓を開けても外のルーフデッキの照り返しの熱気が入って来るだけなので閉めたまま。寝る前にブラインドを下ろしておいて、日陰に入る正午あたりまでそのまま。朝一番にシーリングファンを回し、ダイニング/リビングに風が通って涼しくなったら、廊下にオフィスの床の方に向けて傾けて置いてあるダイソンで、足元に涼しい空気を送り、頭上のファンを止めて、長時間当たって脱水状態になるのを防いでいる。今日のような暑い日には、オフィスの中にある気化式クーラーを(直接当たらないように)2人のデスクの間に向けてかけて、猛暑になったらクーラーのタンクに氷を入れて冷やす。それでも、ワタシのデスクの時計の温度表示は日陰に入る昼過ぎまで30度。脱水症状に陥りやすい年令なので、扇風機の類の使い方には窓の開け閉めよりも気を使うけど、カレシが水を飲むことを考え付かないらしいもので、「できるだけ風が体に直接当たるのを避ける」のが次善の策というところ。まあ、外が40度なんてことになったら、1日中日陰で涼しいスペアルームに避難すればいいわけだし。




午後3時半、天気サイトによるとニューウェストミンスター市の気温は32度で、体感温度は38度だって。暑っ。でも、窓もパティオドアも全部日陰に入っているので、リビングのシーリングファンを猛暑前線に投入したら実に快適。一応は「内陸」だから、海に面したバンクーバー市より暑いのが普通。今日の湿度は何と43%。湿度は夜の間には7、80%くらいに上がるけど、日が昇ればだいたい50%前後になるから、ちょっと乾き過ぎかな。州内のキャンプ場はすべてキャンプファイア禁止だし、屋外での焚火の類も禁止されているけど、同時に芝生の散水も禁止だから、バカな奴がタバコやマリファナの吸い殻をポイしたら、誰かの庭からでも火事は起きるわけ。ほんと、気を付けてもらわないとね。夕食時になって、開いている窓から何かおいしそうな匂いが漂って来る。日曜日だから、あちこちでバーベキューをやっているんだろうな。分譲でも賃貸でも、だいたいの集合住宅のバルコニーで使用が認められているのはプロパンか電気のバーベキューグリルだけで、手軽な炭火のコンロは禁止のところが多いから、煙は上がって来ないけど、その分肉を焼く匂いがよけいにおいしそうに感じるな。はて、マウイリブを焼いているらしいのはどのバルコニーかなあ・・・。



夜の10時になってもまだ24度。でも、家の中は十分に涼しくなっているので、オフィスの「クーリング体制」は解除。リビングのシーリングファンも止めて、キッチンとダイニングのパティオドアを閉めて、寝室のパティオドアも閉めてブラインドを下ろし、どうやら快適に眠れそうなのを確認。予報では明日も30度を超えるそうだけど、しのぎやすさでは2年前のヒートドーム現象の時とは比べものにならないから助かる。オフィスもしっかりブラインドで武装して、ナイトキャップの後はダイニングとリビングのブラインドも下ろして、おやすみなさぁ~い。

晩ご飯抜きの休肝日にお酒の在庫チェック

2023年08月13日 | 日々の風の吹くまま
8月12日(土曜日)。☀。空がちょっと霞んでいるけど晴れ。高温警報が発令中で、予想されるピークは少し早くなって明日とあさってが30度。火曜日は29度、水曜日は28度、木曜日は26度と、ちょっと暑めだけどまあまあ普通の気温。それでも「警報」を出すのは、熱中症を防ぐための注意を呼びかけるため。夜間の最低気温が高止まりだし、カンカン照りの下でジョギングなんかしていたら、気温が25度でも熱中症になりかねないもの。

朝ご飯を食べながら、今日も晩ご飯抜きと言うことになって、ランチは刻んだベーコンときのこ(ヤマブシタケ、マイタケ、ロブスターきのこ)とほうれん草のオムレツをトーストしたブリオシュにうず高く載せて腹ごしらえ。朝ご飯を抜かないのは当然だけど、夜は2人ともオフィスで座っていてあまり動かないので、晩ご飯をスキップする代わりにランチでしっかり腹ごしらえをした方がエネルギーの効率がいいと言う感じがする。養鶏をやっていたカレシのおじいちゃんは、ランチが1日のメインの食事で、農作業が終わった後の晩ご飯はごく軽食だったそう。でも、日中はけっこう細々としたことがあるから、ランチに晩ご飯のような手間をかけると時間効率が良くないし、昼間からマティニを飲むわけにも行かないので、晩ご飯を抜くプチ断食を毎日やるのはあまり現実的じゃない、ということで、「休肝日」が目的だったから、そのうち週2日くらいになるかもしれないけど、当面は土曜日だけ。

明日の朝のバナナがないので、洗濯機が回っている間にひとっ走り買いに行こうとしたら、カレシが「夕方になって車で公営の酒屋に行くつもりだから、その時にしたらいいよ」。あ、なるほど。同じモールの酒屋のすぐ近くにスーパーがあるんだった。今週のボーナスポイントが「3万円お買い上げで1万5千点」なんてとんでもない数字なので、金曜日までは主に朝ご飯に必要なものを必要に応じて買うだけ。バナナだけだったらマグに溜まっている小銭を持って行けば事足りるのよ。スーパーで3万円の買い物をしたことがないし、ポイント集めなんてゲームみたいなものだから、その手には乗らないのよ。それにしてもどうして急に酒屋に行く気になったのかと思ったら、バーの下のキャビネットに入れてあったお酒を次々と出してカウンターに並べ出したからびっくり。封を切っていないものもあるし、ほんの少しだけ残っているものもあるし、今はもう手に入らないものもあって、へえ、ちょっとしたコレクションだねえ。





インベントリが済んだところでキャビネットに戻して、5時過ぎに酒屋へ。カレシが買ったのはジン(3本)、ウォッカ、ブランディ、バーボン、そしてカンパリ。ワタシはスーパーに駆け込んで、バナナ5本を買って小銭で支払い。車の走行距離計を見たら、(18年落ちで)3万キロまであと12キロ。保険の更新が23日までだから、忘れずに道路向かいのBCAAにアポを入れておかなくちゃ。いつの間にかずいぶん日の入りが早くなっていて、8時過ぎに川向こうのサレーの高層ビル群のガラスに夕日が反射して、ちょっと幻想的な光景。コクィトラム山にも夕焼け雲。明日はほんとに暑くなりそうな予感・・・。




夫婦にいずれやって来る「その日」を改めて考えた

2023年08月13日 | 日々の風の吹くまま
8月11日(金曜日)。☀⛅。三連休の後だからか、えっ、もう週末なのって感じ。暑くなって来たけど、風があるおかげで外は気持ちがいい。でも、予報の通りに猛暑が来るみたいで、あしたは25度、日曜日30度、月曜日29度、火曜日31度で、ピークの水曜日は32度(体感温度は38度)。最高気温は予報よりも3度から5度高いことが多いので、かなぁ~り暑くなりそう。適度の風がありそうなのはせめてもの救いかな。その後は少しずつ下がって、来週末には22、3度という予報で、ちょうどPNEが始まるタイミング。農業共進会として1910年に始まった、子供たちには夏休みの遊び納めの大イベントなんだけど、これが始まると雨が降り出すと言うジンクスがあって、実際に2週間ほぼぶっ通して雨が降った年もあった。干ばつの今年はその心配はなさそうだけど。

ハワイのマウイ島の山火事は大変なことになっていて、エアカナダが一番大きな飛行機を空のままマウイ島に飛ばして、カナダから行っていた観光客を乗せてバンクーバーに帰る「フェリー便」を出している。料金の値上げでがっぽり利益を出しているのに、遅延やキャンセルが続いてすっかり面目をなくしたエアカナダとしては汚名挽回のチャンスなんだろうな。いつもクリスマスと新年をカウアイ島の同じタイムシェアで過ごすケイトお姉ちゃんのところには、1年を通して住んでいる友だちから刻々と情報が入っているそうで、ハワイアン航空が避難する島民を2千円の料金でオアフ島やハワイ島へ運んでいるという話。私たちはオアフ島、モロカイ島、カウアイ島にしか行ったことがないけど、弟のジムはよく家族連れでマウイ島に行っていて、一緒にどうかと誘われたこともあったし、今年の初めにはオンタリオとケベックに住む末弟一家と一緒に3世代総勢11人で、ラハイナでエアビーを借りてバケーションを楽しんで来たばかり。ため息が出る。

カレシの誕生日の2日前にトロントの弟デイヴィッドから電話があって、ハワイでは元気そうだった(義)妹のジュディが精神の不調で入院したという知らせにびっくり。ジュディと話をしたのはそれほど前のことじゃないのに、何たること。義を取り払った3人姉妹では一番おっとりした性格のジュディが、夜中に起きて騒ぐことが度重なったんだそうで、寝不足で体調を崩しそうになったデイヴィッドが医者に連れて行ったら、そのまま入院と言うことになって、デイヴィッドは「もしかしたら退院することはないかもしれない」。と言っているということはただ事じゃない。夜中に騒ぐと言うところが気になるんだけど、ひょっとしてレビー小体型認知症と言うあれじゃないだろうな。そうでないことを祈るばかりだけど、ジュディも73歳で、不慮の事故に遭わずに生きて来られても、いつ何時どんな病気が起きるかわからない年だものねえ。

デイヴィッドはひと通りの家事はこなせるし、次女夫婦が近いところに住んでいるから、日常生活そのものはさほど心配はないけど、どんな夫婦にもいずれはやって来る「その日」を改めて認識させられた気がする。カレシが急な心筋梗塞であわやという事態だったときに初めて思い知らされた「その日」、つまり夫婦のどちらかが先に逝ってしまう日。いつも2人だったのが「いつも1人」になる日で、それがいつどっちに訪れるかわからない。未亡人になった女は寿命が延びるのに、妻を亡くた男は早死にすると言われるけど、もしもワタシが先に逝ったら、正直言って(本人は否定するけど)家事能力がほぼゼロで、頼れる子供もいないカレシはどうするんだろうと心配になってしまう。(一度「キミなしでオレはどうすればいいんだ」と聞くから、そんなのいないんだから知るわきゃないでしょと返したことがあったな。)ひとりになってどう生きて行くかは本人が決めることだとわかっていても、こればかりは人知の及ばない自然の摂理だからどうしようもない。自分が残された時の生活プランが必要だと言えそうだけど、詰まるところ人間は「ひとり」が基本なんであって、いい家族や友だちがどんなにたくさんいても、セルフケアの精神で自立していれば、いつ「その日」が来ても大丈夫だと思う。もっとも、夫婦や家族の関係の中での自立が一番難しいと言う気もするけど・・・。




人間、生まれつきというものがあって

2023年08月12日 | 日々の風の吹くまま
8月10日(木曜日)。☁⛅🌤☀。ほら、あっという間に8月も中旬に入るところ。雨が降ったきのうは最高気温が20度しかなくて、秋風が吹いている感じだったけど、週末に向けて気温が上がって、来週半ばには猛暑になると言う予報。水曜日はグランヴィルアイランドでArts Clubのファンドレイジングディナーがあって、会場が入江に面したレストランのパティオだから、暑いかもしれないな。

ニューウェストで30度まで行ったら、バンクーバーのウォーターフロントは26度くらいだろうから、6年前に初めてクルーズでシンガポールに行ったときにチャイナタウンで買った露出度満点の「猛暑ドレス」を着て行こうかな。クロケーパーティに着て行ったシルクドソレイユの超ミニドレスは20年くらい前に買ったもので、体にぴったりするタイプだけど、まだちゃんと着られたから、首の後ろで紐を結ぶだけの背中丸出しの猛暑ドレスなら楽々だと思うけどね。日本の人が見たら、いい年こいてみっともないと言いそうだけど、みんなおしゃれをする社交の場にお気に入りのドレスを着て行くだけの話。元から肋骨の一番下が骨盤のすぐ上にあるので、逆立ちしたってウェストがくびれる余地がないから寸胴だし、おまけにお尻が小さくてぺったんこと来ているから、ファッション雑誌が喧伝する「理想的な女性美」にはほど遠くて、あの、ハートを逆さまにしたようなふっくらとしたお尻が前を歩いているとつい見とれてしまう。でも、生まれつき上体が寸詰まりなおかげで相対的に脚が長く見えるから、you win some, you lose someってところ。



午後1番でケイラから今日のマーケットに持って来る野菜のリストのメール。夏の収穫期に入ったようで、品数がぐんと増えていて、今年初めての万能ねぎがあるのがうれしい。(スーパーのは育ち過ぎで太くなりすぎて、包丁で切ると目に染みて困るんだけど、ケイラのは細くて長くて、麺の薬味にぴったり。)カレシの注文はレタスのミックスとサラダ用トマトときゅうりとフェンネル。マーケットが始まる10分前に出かけて、いつの間にか暑くなっていたので日陰を選びながらてくてく。予定日が11月のケイラのおなかもだいぶ大きくなっていて、ティーンの息子と娘がかいがいしく手伝っていて、何ともほほえましい。ミニキュウリ5本入りをひと袋、フェンネル2本、トマト2パック、ねぎ2束とレタスのサラダミックス1袋でトートバッグはずっしり。ポールのテントでいつものヤマブシタケとマイタケをひと袋ずつ。ポールが小さいロブスターきのこ2個を「売れ残ったから持って行け」と、おまけとしてマイタケの袋にポン。ありがと。最後はベーカリーのテントで、なじみになったお兄ちゃんが「はい、ブリオシュローフね」。スタンプカードがいっぱいになったので今日は無料。それじゃあとハムとチーズ入りクロワッサンを2個買って、今週の買い物は完了。

暑い中を重くなったバッグを担いで汗だくで歩きながら、ふと、ワタシってどうして誰とでもすぐ打ち解けてしまうのかなと思ったんだけど、たぶんにおしゃべりなせいだと思う。そうやっていわゆるスモールトーク(世間話)を交わしているうちに見覚えられて、親しくなって行くんだろうな。母に「口から先に生まれた」と言われたくらいで、知らない人とでも違和感を持たずに話せる「おしゃべりの才」が花を開いたってことかな。どうも仏頂面でいられない性質のようで、人の顔を見るとスマイルしちゃうところも役立っていると思う。通りすがりのスマイルはほんわかとした気分になるんだもん。さて、今日の晩ご飯は初めてスーパーで見つけたメカジキ。レモンとにんにくのバターソースで食べたけど、普通のスーパーで売っているということは、気候変動のせいで北の海もメカジキが泳いで来れるくらい温かくなったということかな。でも、超が付くくらい久しぶりのメカジキはおいしかった。



とにかく元気で無事に80歳

2023年08月11日 | 日々の風の吹くまま
8月8日(火曜日)。☁⛅。三連休明け。曇っているけど、涼しくはない感じ。今日はカレシの誕生日で、ケイトお姉ちゃんとロバート(お兄ちゃん)と、お姉ちゃんが推薦してくれたレストランでディナーの予定。古くからあるホテルの中にあるので、来月の逃避行に使えるかなと思ったら、金曜日の夜が空いていない。どちらかと言うと出張のビジネス客が主に利用するホテルと言う感じで、その分静かじゃないかと思ったんだけど、ま、来年の7月の逃避先候補に挙げておくか。

カレシは階段を降りるときや車を長時間運転するときに痛むのが悩みの種だった右ひざが、あるとき歩いていたら突然カックンと言う音がして、それっきり治ってしまったと上機嫌。昔ワタシが左ひざの半月板を傷めたときは、階段の上り下りが辛かったし、長時間座っていると膝が伸びなくなって困って、結局は手術で治したので、心配していたんだけど、関節の中で何かがちょっとずれていただけだったのかな。良かったじゃないの。ひと月くらい前に人工の膝関節を入れた(義)妹のマリルーはまだリハビリ中だけど、だるい痛みが残っている程度で、「嘘みたいに楽になったわよぉ」と、あしたから半日だけ仕事に戻るらしい。そういう大事にはならずに問題が解決して気を良くしたカレシ、オフィスでひざの屈伸をやって見せようと腰を落としたところで、後ろ向きにどってぇ~ん。狭いところで起き上がれずにもがいているのを手を引っ張って起こしてあげたけど、頭でもぶつけたらどうすんのよっ。かかりつけの家庭医が見つかるまでは、入院や手術が必要になるような怪我や病気は何としても避けないとね。ほんと、よりによって満80歳の記念すべき日に怪我なんかしたら目も当てられないじゃないの。

☆☆帰って来て書き終わるつもりが・・・☆☆

8月9日(水曜日)。🌧☁🌧☁🌤。きのうと打って変わって雨。それもルーフデッキがしっかりと濡れているまともな雨で、気温も低め。薄いスポーツシャツを重ね着して、まだ何度なく雨がしょぼついている中をモールに行ってウォーキング。でも、干ばつと多発する森林火災に悩まされているBC州にとって、雨はひと粒でもありがたいね。ハワイでも大規模な山火事が起きていて、マウイ島では人気の観光地のラハイナに危険が迫っていると言うニュース。小さな島だから逃げるところがない。日本の辺りをうろついている台風をあっちの方に送れたら、豪雨であっという間に火が消えるかもしれないのに。

カレシの80歳の誕生日を仲良しのケイトお姉ちゃんとロバートと祝ったきのうは、ほんっとに楽しかった。ホテルのロビーで6時に落ち合って、連休明けのせいかあまり忙しそうじゃないレストラン(C|Prime)へ。フロアの真ん中にしゃれたバーがあって、雰囲気はなかなかいい。予約を入れた時に、特別なことはあるかと言う問いに「誕生日」をチェックしておいたので、テーブルに着いたらさっそくレストランからプロセッコ。マネジャーが誕生日のお祝いを言いに来て、ケイトお姉ちゃんのご近所さんだとわかってびっくり。「初めて来たときに偶然わかったの。こちら、ショーン」とケイト。まだ40そこそこかな。とってもいい人で、「すごい子煩悩なのよぉ」とケイト。こういうところから交流の輪が広がって来るんだな

カレシが「うまいアンティパストを食べたい」と言うことで選んだところなので、何種類もあるのをそれぞれに(被っていいから)2皿ずつ注文して、それを全部テーブルの真ん中に置いてシェアしようと提案したら、ケイトお姉ちゃんが「それだとみんなで何種類も食べられて、いいアイデアねえ」。まず乳糖不耐症のお姉ちゃんに食べても大丈夫なものを選んでもらって、後は順に選んだ8皿は、ローストしたタコ、揚げたイカ、和牛のカルパッチオ、仔牛とマグロのコンビ、マグロのタルタルなど。サーバーのサムさんが「皿が大きいので、一度に全部テーブルに並べられませんから、2回に分けましょう」。うは、前菜からすごい晩餐になりそう。ワインは通のお姉ちゃんに選んでもらったオカナガン地方のソヴィニョンブラン。きれいに盛り付けられた大きなお皿を回して、好きなように小皿に取り分けて、それほど大盛りではないけど、種類が多いからけっこうおなかがいっぱい。途中で写真を撮ってもらったり、おしゃべりにも忙しかったりで、メインコースには進まないままデザートに直行。カレシがシャーベットを選んだら、サムさんが小皿に火のついたろうそくを1本立てて持って来てくれたので、「お願いごとして」。カレシはちょっと照れながらむにゃむにゃ、ふっ。そんなこんなで、基本2時間予約のテーブルに4時間。ハッピーバースデイ!






ケイトお姉ちゃんとはいつものようにおしゃべりが弾んで、子供の頃の「お父さん」との係り合いや思い出を披露しあっているうちに、お姉ちゃんが「私たち、似てるわねえ」。うん、人種も生まれ育った国も文化も学歴も何もかも違うのに、ほんとに性格的によく似ていると感じるから不思議。だから、Arts Clubで知り合ったときからぴたりと馬が合ったんだろうな。長女に生まれながらなぜか「姉」になり切れず、心の奥でいつもロールモデルになるお姉ちゃんを求めていたワタシに、「私は子供がいないから、自分で自分の家族を作っているの。今では兄弟姉妹や息子や娘や孫がたくさんいて、さびしいことなんかないわよ」というお姉ちゃん。血のつながった家族がいてもいなくても、ありのままの自分でいて、互いに心を開いてお付き合いしていれば、血がつながりに関係なく「家族」になれるってことだね。ほんとに至福のひと時だった。バースデイボーイのカレシも「きのうはほんとに楽しかった」。うん、良かったぁ。

マンション暮らし8年の移り変わり

2023年08月09日 | 日々の風の吹くまま
8月7日(月曜日)。🌤☀⛅。夜中のうちにちょっぴり雨が降ったらしい。ちょっぴりだから、干ばつにはそれこそ焼け石に水だけど、降らないよりはましかな。あまり暑くないから、今日は窓の開け閉めだけで室温を調節できそうで、シーリングファンもダイソンも休み。一番暑い金魚鉢オフィスで1日の大半を過ごすから、その間ずっと頭の上のシーリングファンと廊下からのダイソンの風が直接身体に当たっているわけで、これが脱水症状とむくみに寄与しているんじゃないかと思う。年なんだから気を付けるに越したことはないな。

今日は新居に引っ越して来て満8年の記念日。早いもんだ。前の日に家具屋からカスタム仕様で揃えた家具を運び込んで、今日7日に旧居から家財道具を搬入。山のような段ボール箱に囲まれての新生活で、毎日せっせと荷解きをして、少し落ち着いた2週間ほど後に、デザインから注文して作ってもらった家具を運び込んで、やっと引越しが完了。いつの間にか8年か。マイホーム市場が狂乱する中で、新居を見つけて、旧居を売ったのが4月で、それから約30年に溜まりに溜まったガラクタを処分したり、新しい家具を揃えたりするのに3ヵ月。今はもうあのときの気力と体力はないなあ。午後に遊びに来たシーラが、買い主が旧居を解体して新築した家が売りに出ていたと教えてくれた。あれからローンの返済も進んだだろうし、住宅の値上がりが続いていたから、もっと大きな家に買い替えようということじゃないのかな。あそこは土地が標準サイズ以下で小さめの家しか建てられなかったし、あのとき赤ちゃんだった子供たちだってもう小学生だもんね。






きのう思いつきで始めた写真の整理をしながら、この8年の間に窓の外の眺望もずいぶん変わったなあと、改めて月日の経過を実感。川向こうのサレーでは、ベーカー山を背景にサレーセントラル地区に高層ビルが数棟並んで見えていたのが、今やずらりと言う感じだし、山並みの方を見ると、バーナビーとコクィットラムの境にあるバークィトラム地区も、8年前にはまだまばらだった高層マンションがミレニアム線の延線でタワマンがにょきにょき。夜景の明かりもずいぶん増えたなと感じるし、カレシが生まれる前に開通したパタロ橋は架け替え工事の最中。来年の今ごろはまた窓の外の風景が様変わりしているだろうな。時間は発明した人間さまにはお構いなしにどんどん進んで行くんだよね、うん。



サレーセントラルの高層群


バークィトラムのタワマン群

パタロ橋も新旧交代

あしたはいよいよカレシの満80歳の誕生日。先月はケイトお姉ちゃんとロバートに「仲間」が集まるコンサートや花火大会に招待してもらったし、レストランはお姉ちゃんのおススメなので、2人を招待して4人でのディナー。お姉ちゃんはロバートに去年やり損ねた83歳の誕生日祝いをしてもらったばかりで、あと3週間ちょっとで84歳の誕生日なので、カレシの80歳の誕生日と、お姉ちゃんの遅ればせの83歳か前倒しの84歳の誕生日(か両方)のお祝いを一緒にやろうよと提案したら、「いいわねえ。(カレシの)80代突入の歓迎会をしよう」との返事。それを聞いたカレシは「オレはまだ39歳!」と、もう40年も聞いているせりふ。(2年前にレストランでそう言ったら、デザートのお皿に「39歳の誕生日おめでとう」と書いてくれて、大笑いしたっけ。)まあ、カレシは80代先輩のケイトお姉ちゃんとロバートの仲間入りをするわけで、ひとり70代のワタシは何だか年を取り損ねているみたいな気分・・・。


永遠に39歳のつもり・・・

夏太りとむくみ/たまった写真の整理

2023年08月07日 | 日々の風の吹くまま
8月6日(日曜日)。⛅🌤。三連休の中日。国境はきのうに続いてアメリカへ行く車が長蛇の列を作っていて、バンクーバーから一番近いメインの通過点ピースアーチ検問所では、朝っぱらからもう1時間20分待ちだって。早朝からと言うことは、きのう諦めて朝早くなら大丈夫と見越した人たちがたくさんいたってことかな。Great minds think alike(みんな考えることは同じ)と言うからね。この調子だと、みんな一斉に帰って来る連休最終日の明日の午後にはどうなることやら。他人事だけど、気になるな。

きのうは体重が増え過ぎたと言うカレシの提案で晩ご飯抜き。先月の後半にいろんなイベントでかなりワインを飲んだ以外は、別に食事の内容も食べる量も変わっていないんだけど、ワタシもなぜか急に1日で1キロくらい跳ね上がったりしていたので、思いつきの断食も悪くはないなと同意。でも、体重が増えた原因は食事じゃなくて、天候のせいだと思うんだけどな。わりと暑かったし、長時間シーリングファンが回っている下で廊下からダイソンから吹き込んで来る風に当たっていたから、水を飲んでいても知らずに脱水気味になって、むくみが出たんだと思う。その証拠に、夜になって前の夜よりも1キロも跳ね上がったおとといなんか、午後から身体の中がきつくなった感じがしていた。太ったときに感じる着衣のきつさじゃなくて、何と言うか全体的に胴体の皮膚がきついというヘンな感覚だったけど、ひと晩寝たら、普通は基礎代謝でだいたい1キロ減るのがすとんと1キロ半減って、肌のきつさがなくなっていたから、つまりは夏太りというよりは一時的なむくみ。

普通に朝ご飯を食べて、日曜日の掃除が済んだら、後はのんびり。新居に引っ越して来て、明日で8年になるので、ふと思いついて、年ごとにまとめてある空の写真のフォルダを開いたのが運の尽き。写真はPicturesの下にテーマごとのフォルダを作って、その中に年ごとのフォルダがあり、それぞれの年のフォルダの中にさらに四半期ごとのフォルダが入っているので、いったいどれだけの写真があるのか見当もつかない。特に「空」と「眺望」の写真は数がすごいから、整理するのは考えるだけでも目がしょぼしょぼして来る。それで何となく「写真集」みたいなものを作ろうと1日がかり。まだだいぶ時間がかかりそうだけど、とりあえずワタシの「お気に入り」を何枚か・・・。


夕焼けは大焼け

ANAのスターウォーズ便

遊んでぇ~

レンズ雲

雨の予報?

おうちに帰ろう

昇る月を撮っていたら~英国航空エアバスA380

地上は濃霧だけど・・・

冬の夕日は燃える

禁煙ですよぉ

太陽光を反射するベーカー山の氷河

ムーンボール~雲たちだって遊びたい

リタイア暮らしに三連休は関係ないよ

2023年08月06日 | 日々の風の吹くまま
8月5日(土曜日)。⛅☀⛅。暑くなりそうな三連休初日。薄雲が広がりがちで、天気は下り坂みたいな予報が出ているけど、はて、当たるかな。大気の健康指数(AQHI)は低リスクの「2」のままなので助かるけど、このところ、晴れているのに東の地平線のあたりがかすんだままなのは、ここから400キロ東のオソイユースという町のそばで大きな森林火災が燃え続けているせいじゃないかな。この町はワインの山地で夏の行楽地でもあるんだけど、アメリカとの国境まで3キロ半と言う近さなもので、アメリカ側で発生した火災が国境を越えて燃え広がって来て。人口5500人の町には一時住民に避難命令が出ていた。風向きが変わって難を逃れたようだけど、新聞サイトにはこんなぞっとするような写真が載っていた。(昔、室蘭港でタンカーが炎上した時の夜空の色を思い出した。)



労使の団体交渉の行方が二転三転していた港湾の労働争議が解決したと言うニュース。去年から続いていた団体交渉がこじれて、組合が7月初めからストに入ってBC州の港湾荷役がマヒ状態になり、2週間ほどで政府が指名した調停員を入れてやっと暫定的合意に達したと思ったら、組合の指導部が「ノー」。あわやスト再開かというところで、事前通告がないストは違法と言われて、それじゃあと通告を出してスト突入は72時間後となったけど、組合が突然通告を撤回して、ほどなくして改めて使用者側と合意に達して、組合員に受入れを推奨したのに、投票結果は「ノー」。おいおいと思っていたら、わずか2日後に再々度合意ができて、労使双方とも受入れを推奨して、政府命令に従ってきのうまで組合員の投票があって、今度は75%が「イエス」。港湾争議は解決したってことだけど、今度は大打撃を受けた経済界から労働法改正への圧力がかかって、「お日様ぽかぽかの政治」を掲げて来たトルドー君は憲法で保障されている労働者のスト権の保護との板挟み。でも、協約は4年だから、港もしばらくは平和ってことか。やれやれ。

カレシの朝一のレッスンが終わるのを待って、ウォーキング。三連休の土曜日だからか、医療系のオフィスが全部閉まっているモールの2階は、ウォーキング中の2人以外はがらぁ~ん。ショッピングの人もあまりいない感じで、いつも賑わっているフードコートもがらぁ~ん。みんなどこかへ行ってしまったらしい。アメリカへ行くのに国境では最悪2時間待ちで、バンクーバー島へ行くにもフェリーは予約満杯だし、遠出しようにも飛行機代の高騰は家族連れの懐には痛いだろうな。いつから三連休は苦行の時になったんだろう。ワタシが子供の頃には夏休みには家族旅行なんて考えはなかったんじゃないかな。学校に行かないと言うだけで、毎日ごく普通に外で友だちと遊んで過ごしていたと思う。まだ「戦後」と言っていて、ジャルパック時代のもっと、もっと、もっと前の時代だったんだもの。週末はバンクーバーでのファーマーズマーケットにきのこや山菜の店を出しているマットも今週末は休みにしてファミリーサービス。みんなどこかよそに行って、マーケットの人出も少ないだろうから、ちょうど休み時かな。

ウォーキングから帰って来たら、玄関を解錠するのにセンサーがちゃんと作動したので、え、きのうのあれは何だったの。きのうは午後に買い物から帰って来たら、センサーにフォブを当ててもピッと鳴るだけでドアが解錠されなくてびっくり。先月から不具合が起きる時があると貼り紙がしてあったけど、今まで問題はなかったのにと内心ぼやきながら、張り紙の指示通りにマンション横の駐車場を通って「裏口」から入って来たけど、今日は何事もなかったようにちゃんと使えるんだから呆れる。こっちも不具合だったらお手上げだから、カレシに救助してもらえるように携帯を持って出た方がいいかな。でも、独り暮らしだったらそれもできないよねえ。早く修理してくれないと困る人が出て来るかも。エレベーターもたびたび故障するし、「大手開発業者が建てた高級マンション」という不動産屋の売り文句が泣くよね。でもまあ、「我が家」に入ってしまえば住めば都で、多少の不便は笑い飛ばせるからまだいい方なのかな。さて、夏休みの三連休でも我が家はいつもと同じ普通の土曜日。洗濯しようっと。

演劇ファンの芝居批評会

2023年08月06日 | 日々の風の吹くまま
8月4日(金曜日)。☀。三連休の前日。子供たちの夏休みの間に家族でどこかへ行ける三連休を作るための、「BCデイ」という目的不明の三連休。どっと人が動き始める日で、国境では三連休じゃないアメリカに遊びに行く車の列が、今日の午後にはもう待ち時間1時間半。暑い中を、いくつもあるゲートのレーンに車ごと並んで、1台が通過するごとに少し前進。そんなのを1時間半もやってたら、どれだけのガソリンを燃やすことやら。でも、窓から見えるガソリンスタンドでは、きのうはリットル200円以上していたのが、今日は193円。ま、ガソリン代の上がり下がりは、いくつものゲームを同時にやっているようなもので、結局は運しだいというところだけど。

きのうのPlay Clubは楽しかったな。今回はシーズン最後の4作(『Rubaboo』、『The Legend of Georgia McBride』、『Beautiful』、『Million Dollar Quartet』 )で、2作はまだ上演中。そのうち、カナダの先住民とヨーロッパ人の混血民族であるメティスの文化を歌でつづった『Rubaboo』は、メディアの評は良かったけど、クラブのメンバーからは厳しい評が続出。どうやら元々学校などでメティスの伝統と文化を教える目的で制作されたものをベースとしてるらしくて、「プロバガンダ臭が強くて、演劇としてのおもしろ味がないために、記憶に残らなかった」と言うのがにわか評論家たちの結論。ワタシもタイトルの「Rubaboo」(メティスのごった煮料理)の意味合いを今いち理解しきれなくて、思い出せるのは何度か繰り返された「世界はあまりにも大きくて初めも終わりもわからない輪である」というメティスの世界観のようなせりふだけ。これはワタシの宇宙観に通じるところがあったから理屈抜きで記憶に残ったんだと思う。

後の3作のうち、最後2作の『Beautiful』はソングライターのキャロル・キングの若き頃を描いた伝記的なミュージカルで、『Million Dollar Quarter』も、「1956年12月4日、サン・レコードのスタジオで偶然顔を合わせたエルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ジョニー・キャッシュの4人のスターがジャム・セッションをやった」という実話をベースにした、いわゆる「ジュークボックス・ミュージカル」なので、あっさり全員一致で星5つ。特に後者はArts Clubで数年前に上演したのを新しいキャストで再演したもので、前回はストーリー性を重視していたのが、今回は音楽に軸を移して、ロックンロールのコンサートのように仕立てていたので、まだ生まれてもいなかった若い世代の観客も熱狂するほどのエネルギーが溢れていて、今シーズン最大のヒット作だった」という点でみんなの意見が一致。

ワタシが4作中で一番好きだった『The Legend of Georgia McBride』は、フロリダの観光地のしがないキャバレーでエルヴィスのものまねをやっていたケイシーがオーナーがドラァグショーに替えることにしたために失業し、家に帰ると妻に妊娠を告げられ、大家からは追い立てられて万事休すという始まりで、オーナーに頼み込んでバーで働かせてもらっていたら、ドラァグクィーンのひとりが酔いつぶれて出演不能になり、代役として無理やり衣装を着せられてステージに押し出され、思いがけず人気者になってしまうと言う話。普通の男だったケイシーが二流ながらプライドのあるドラァグクィーンたちとの交流を通じて、自分のことや、夫婦愛、人間愛を学びながら、パフォーマンスアーティストとしての才能を開花させ、最初は嫌悪感を隠せなかった妻の尊敬を取り戻す過程を描いていて、ジーパンにTシャツ姿で楽屋に入って来たあまり冴えない若者ケイシーが、メイク係がメイクアップをしている間にハイヒールを履き、かつらをかぶり、パッド入りのブラジャーをつけ、キラキラのドレスを着て、妖艶な「ジョージア」に早変わりするシーンは強烈に印象的。(ケイシーを演じた役者は初めてのドラァグクィーン役だったそう。)観る人を笑わせ、ほろりとさせながら、「人間」の奥の深さを垣間見せてくれる心やさしい作品で、全員一致で☆☆☆☆☆。うん、演劇はほんとに奥が深い・・・。



今日はファーマーズマーケットと芝居の批評会

2023年08月05日 | 日々の風の吹くまま
8月3日(木曜日)。🌤☀。夏、復活の感。まだ30度までは行ってないようだけど、暑いと感じるようになった。それでも猛暑と感じる暑さにはならないから大助かり。ドイツでもエスターが住む北西地方のライネは「寒い」そうで、春のアムステルダムは冬のような寒さだったから、沸騰する地球のあちこちに寒気の塊が居座っているってことかな。

午前中はのんびりして、午後はファーマーズマーケット。会場のティペラリ―公園へは普通は歩いて15分かからないけど、カンカン照りなので、日陰の多い通りを選んであっち、こっち。それでもマーケットが始まる3時には着いて、真っ先にケイラのテントに行ったらもうけっこう長い行列。小ぶりのキャベツやレタスやミニトマトを買ったら、トートバッグが半分いっぱい。次にいつものベーカリーのテントに行って朝ご飯のブリオシュローフとハムとチーズ入りのクロワッサンを買ってバッグに押し込んで、マットの親友のポールのテントでヤマブシタケとマイタケを買ったらバッグは満杯。最後にベリー専門のテントでブルーベリーの大きな容器。バッグに入らないので、ビニール袋にどさっと空けて容器を返したけど、バッグはずっしり。帰り道は上り坂で息は切れるし、日陰を選んで歩いても汗がだくだく。

夏の間スーパーの野菜は、いくら「地物」と表示してあっても、収穫してから選別や物流に時間が経っているから、店頭に並ぶ頃には暑さでくたびれてしまって、冷蔵庫に入れても日持ちしないので、むだになることが多い。これに対して、マーケットで買う野菜は近郊の農家がその日の朝に収穫したものが多いので、スーパーの野菜の3倍くらい日持ちするおかげでむだにせずに済むから、値段は高めでも「コスパ」としては断然いい。いつも同じところで買っていると、いつの間にか顔を覚えてもらって、買い物が楽しくなるしね。

汗を拭って、冷たいマティニで乾杯して、あっさりの晩ご飯を済ませたら、今夜はArts Clubのシーズン最後の4作について、あれこれ批評する「Play Club」の集まり。新作開拓を担当するスティーブンか芸術監督のアシュリーが司会者になって、集まるのはリーダーのジーンが選んで招待する12、3人で、これはあそこが良かった、ここは今いちだったと、ワインを片手に2時間。ワタシにとっては演劇に関する見識を深める願ってもない学習の場でもあるけど、辛辣な意見もどんどん出て来て、スティーブンもアシュリーも真剣に耳を傾けているから、「観客が何を求めているか」を探ろうと言う、一種の消費者パネルみたいなものだと思う。では、行って来まぁ~す。

キーボードを解体してみたら

2023年08月03日 | 日々の風の吹くまま
8月2日(水曜日)。☀。おお、暑くなって来たな。今週末はまた三連休で。長い2ヵ月の夏休みも中盤戦といったところかな。夏休みが終わって新学年が始まるのは9月のレイバーデイの三連休明けだけど、ラジオからはもう「Back-to-Schoolセール」のコマーシャルが流れている。新学年が始まる前に学用品や衣料品をまとめ買いする習慣があるので、8月も半ばを過ぎると、親たちは山のようなセールのチラシと睨めっこでタイヘン。

週中の「こぶの日」で、University Women’s Clubに電話して、22日のジャズコンサートのチケットの支払いをしたら、後は特にすることもないから、思いつくままにお釈迦にしたキーボードの解体。子供の時によく壊れた時計や道具をもらってバラバラにしたもんだった。中がどんな風になっているのか見たいだけだったので、組み立て直すまでは行かなかったけど、何か破壊欲みたいなものがあったのかな。まずはキーボードの裏の小さなネジ2個をミニチュア用のねじ回しで外して、次に上下を分離して…とは簡単に行かなくて、上下の継ぎ目に大きなマイナスドライバーを突っ込んで、えいやっ。まさか接着剤でくっつけてあるんじゃないかというくらい、力を入れてもなかなか剥がれない。カレシのお高いSurfaceラップトップなんか、何にもしないのに自然に底が剥がれて壊れちゃったけど、これは安物にしてはしぶとい。途中でキーを外しながら、少しずつガキン、ガキンと剥がして行って、、やっと2つにしたら、え、こんなもん?て感じで、マザーボードは電池ケースにつながったちっぽけなもの。





キーを上下させていたのは、ぷくぷくしたゴムの白いぽっちんだった。普通のキーは白いプラスチックの枠2個で嵌めてあるけど、ちょっと長いキーはワイヤのフレーム。まずはキーをドライバーの先でこじって全部外してから、裏側の薄っぺらな金属の板をえいやっと引っ剥がしたら、ゴムなんだかプラスチックなんだかわからないペラペラのシートが出て来て、片面はキーのぼっちんで、裏側は印刷したようなサーキット。なぁるほどっ。外したキーやプラスチックの枠とマザーボードでコラージュ風の「記念写真」をパチリ。バラバラになったパーツも記念にパチリ。ちょっぴり子供に戻った気分で楽しんじゃって、ああ、さっぱり。新しいキーボードはそんなことも知らず実に快調。





ワタシの周りはいたって快調だけど、一国の首相たるトルドー君の周りはどうもそうじゃなかったようで、ソーシャルメディアで別居の電撃発表。政権の初めの頃は奥さんのソフィも一緒に公の場に出ていて、ジャッキー・ケネディの真似をしているとか、プリンセス気取りだとか物議を醸していたけど、最近は姿を見せなくなっていて、話題にも上らなくなっていた。でも、トルドー君の人気はがた落ちだし、首相になって8年で未だに少数政権のままで、総選挙は2年先だけど、世論調査では党首を入れ替えて巻き返して来た保守党に10ポイントもリードされていて、先週だったか内閣改造をやったばかりで、何でこんなときに別居を発表したんだろうな。ハリウッドなら別居や離婚でちょっとは注目度を挽回できるだろうけど、ふむ、かっこよく政界に登場した若き御曹司も今や51歳で、中年の危機と言われる年頃。はて、何か危ない感じがするなあ。ほら、サレーのタワー群に当たる夕日は沈んで行く太陽の最後の光芒・・・。



新しいキーボード~わずか2ミリの違いだけど

2023年08月03日 | 日々の風の吹くまま
8月1日(火曜日)。☀。今日から8月。早いなあなんて言うのはやめとこう。なんかすぐにもう9月だぁってことになりそうでいけないもの。今日は(また)1日のんびりしよう・・とのんきに構えていたら、朝っぱらから大事件。キッチンの方からちょろちょろという音がするので、園芸ルームを覗いたら、何と床が水浸し。カウンターにプラスチックの大きなトレイを置いて、鉢を並べて水を入れていたのはいいけど、そのままトイレに籠って忘れてしまったようで、トレイから溢れた水で洪水。ワタシの悲鳴?を聞いてトイレから飛び出して来て「やっちゃった」。トレイの水をハンドポンプでバケツに移している間、ありったけの雑巾を使って始末をしていたら、今度はトレイに残った水をバルコニーにぶちまけたもので、マットの下に入り込んだ水が縁から下のバルコニーの縁にぽたぽた。(これ、規約違反。)残った雑巾をバルコニーの縁に並べて水が垂れるのを防ぐのに大わらわ。床がタイルだから良かったけど、元の安っぽいフローリングだったら、もっとえらいことになってたところ。けっこう神妙に「これから気を付けるよ」と反省してるけど、カレシの注意散漫には困ったもんだ。

ウォーキングでストレスを解消して来たら、アマゾンから、きのう配達に出たのに道路向かいの郵便局が閉まる時間に間に合わなくて「遅れている」と言って来たキーボードを配達したと言うお知らせ。遅れても当初の配達予定よりは1日早かったから許してあげよう。さっそく取りに行って来て、即行で古いキーボードと入れ替え。電池に挟んである紙切れを抜いて、次に古いドングルを抜いて新しいのを指し込んだら、すぐに使えるようになって、簡単、簡単。本体の大きさはさほど違わないけど、使い心地は全く違うから、洪水騒動のストレスもあっさり吹っ飛んで、さすが長い付き合いのLogitechと感心することしきり。



どこが違うのかとじっくり比べて見た結果、古いのは、まずキーが低くて手応えが不確実だったということ。さらに、矢印キーが小さくて、しかもくっつき過ぎ。テンキーとの間はたったの5ミリで、新しいのは9ミリあるから、明らかに狭すぎ。(それでいい加減にしろとばかり、よく使うBackspaceキーと右矢印キーと隣り合っているNum Lokキーと0/Insキーは、瞬間接着剤で固定してしまっていた。)ちょっと狭いなあと思っていたキーの縦横の間隔も、古いのは3ミリで、新しいのは5ミリ。たった2ミリの差だけど、タッチタイピングで指が覚えている距離感とずれて、打ち間違いが増えるるわけ。もうひとつ大きな違いは、日本語入力に必要なIMEでカナとローマ字を切り替えるための「左Alt」と「`/~」のキーの距離。親指でスペースバー左隣のAltキーを押しながら中指で左上の「`/~」を押すんだけど、その2個の直線距離が古いキーボードでは新しいのよりも5ミリも長かったからびっくり。ワタシの手指が短めなせいもあるけど、中指がすぐ下のTabキーを押してしまうことが多くて、いきなり画面が切り替わるのにイライラさせられていたのは、この「余分の5ミリ」のせいだったわけ。

たかがキーボードと侮るなかれと言う教訓話みたいだけど、たった2ミリかそこらの微妙な違いでも使い勝手に大きな差が出ると言うことがわかって、ちょっぴり賢くなった気分。古いキーボードはわずか5ヵ月でクビになったわけだけど、激安だったし、Mのキーがマヒしつつあったから当然だな。この次は使い慣れたブランド(私の場合はLogitech)一択か、そうでなければ現物をよくチェックしてから買うことにしよう。午後からは元のようにチャカチャカと打てるようになって、ここでもストレス解消。ルンルンの気分でキーを叩いていたら、川向こうに大きな月が昇って来た。うん、今夜は満月なんだった。



もう7月が終わりなんだ

2023年08月02日 | 日々の風の吹くまま
7月31日(月曜日)。☀⛅☀。あぁ~あ、7月もあっという間に過ぎてしまったという気がする。こんなに忙しい夏は初めてじゃないかな。しょっちゅうコンサートや芝居やファンドレイジングイベントに飛び回っているケイトお姉ちゃんまでが「さすがにここのところ忙し過ぎたわ」と言う始末。たぶん窮屈だったコロナの枷が外れた反動じゃないかと思う。7月最後の日、朝ご飯にきのう採れた1個だけのイチゴを半分ずつ・・・。




Arts Clubで個人後援者の世話役をしているレベッカから「来シーズンにスポンサーしたい作品があったら知らせて」というメール。中核グループのADCのメンバーになって1シーズンに一定額以上の寄付をすると、次のシーズンの作品をひとつ選んで「個人スポンサー」になれる仕組みで、特典は額に入ったキャストのサイン入りのポスターがもらえることくらいだけど、注目される作品には複数のスポンサーが名乗りを上げる。ワタシは来シーズンのラインアップが発表された時点でスタンリー劇場でのトリの『Guys and Dolls』(「ガイズ・アンド・ドールズ」) に決めていたので、これっと折り返しを返信したら、「グッド・チョイス」という返事。そうなの。オリジナルの映画も何度か観たし、ローカルの舞台にかかるたびに観に行ったくらい、カレシもワタシも大好きで、何度観ても飽きない作品なの。そうそう、もう来週から創立60周年の新シーズンの第1作のリハーサルが始まるんだった。忘れないうちにPDFで送ってもらったチケットを全部印刷しておかなくちゃ。全部で12本だけど、これでいったい何本観たことになるのかな。もう150本くらいは行ってるかな。



せっかく合意に達したのに組合員の投票で蹴られて振出しに戻ってしまった港湾荷役の団体交渉。またまたストに入るのかと思ったら、たったの2日でまたまた合意だって。もっとも労使の共同発表によると、「IRB(労使関係委員会)の助力によって」合意に達したそうで、おっかないおじさんが腕組みの仁王立ちで、睨み合っている子供を仲直りさせようとしている場面を想像してしまうな。組合側も使用者側も受入れを推奨していて、組合は今週の金曜日までに合意を投票にかけるように命令されているけど、組合員の総数は7400人、対象になっている港湾の数はBC州沿岸全域の30拠点で、港湾ごとに使用者が異なるし、労働環境も地域の経済事情もそれぞれだから、ひとつにまとまるにはなかなか難しいところがある。組合員の投票でまたまた「ノー」となったらどうするんだろう。たぶん政府が合意した協約を強制することになるんじゃないかな。ま、トルドー君もタイヘンだねえ。

午後、オフィスの外の空を見たら、いつものふわふわ雲じゃなくて、小さな雲の群れと箒で掃いたような雲。そのうちに、ダイニングのドアから見上げた空いっぱいに細かな雲が広がって、何だか秋っぽい空。何雲なんだろう。ひつじ雲にしては大きいかな。うろこ雲と言うのかな。それともさば雲かな。いわし雲かな。ひつじ雲は高積雲で、うろこ雲は巻積雲で、さば雲もいわし雲も同じ巻積雲。どうりで区別がつきにくいはずだけど、どれも魚に結び付いているところが日本人らしい発想と言えるかな。はて、今日でおしまいなのは7月なんで、秋の雲はまだちょっと早いような気もするけど・・・。