らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

頭がうに・・・・・。

2010年05月23日 23時55分33秒 | 山形交響楽団
 仙台国際音楽コンクールに手伝いに行っている事は書きました。

 自分より20才位下の世代のヴァイオリニストの伴奏を連日しています。

 毎日リハーサル、そして青年文化で本番を交互に行うのです。

 一次予選の課題曲が、W.A.MozartのVn協奏曲の第3番~第5番の3曲なのです。曲は本人の希望で選択できるのですが、同じ曲が続くと、この奏者はどういう解釈をオーケストラ側に要求していたっけ?とどんどん頭が飽和状態になってきます。

 与えられた短い練習時間で、その人が要求している音楽の大枠ぐらいはオケ側が理解しなくては、本番に迎えないのです。

 お国柄もあるし、先生の影響も、本人の解釈の違いも当然あるでしょう。

 コンクールという特殊な環境ではありますが、オケにとっても大変勉強になる時間ですから疎かに出来ません。ボウイングなどを各奏者になるべく合わせていくという事もいちいちしなくてはなりませんから、体力的より集中力の問題~頭がけっこう疲れます。

 将来ヴァイオリニストを目指して、頑張っている彼らを少しでも良い環境で演奏させて上げたいので、我々に与えられた役割も大きいのです。自分が伴奏した奏者が本線まで勝ち残ってくれたら、少しうれしいですしね。

 夢を追っている彼らに触れていると、自分も初心に帰る事が出来ます。とにかく全員の健闘を祈ります。

 独り言・・・。私なんかより比較にならないぐらい凄い奴らなんですけどね。それに優劣をつけるなんて、コンクールって凄いシステムですね。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする