今回で安良クイツ編も最後です。
沢をそのまま下って行くとハネミノモダマが沢山出て来ました。もう大分低い所まで下りて来たようです。 黒い花びらも沢山落ちていて、この花が好きなオイラは一人で興奮していました(笑)。
さらに行くと沢底に泥が沢山出てきました。もしかしていきなりマングローブ帯になるの?何て思ってけどそんな訳が無く、両脇を見ると木々の間から明かりが良く見えます。沢の両脇はもう畑か草地だろうと言う事でオイラがひときわ明るく見える所を上がって行くと、出ました!草地です。生垣の一部が切れている所からさらに上がって行くとそこはもうアスファルトの道路でした。
「ここから出て来たんだな」、と言う感じですね。 後から山の先生Mさんに聞くと、沢に下りずに反対側に進んで行くのが正しかったようで、この場所からもう少し上にある牛舎の側に出るそうです。 もう少しだったんだけどなぁ、まっいっか。
だけどここからが大変! ノンビリ言って1時間半位と聞いていたので、平久保側に出たらまた戻れは良いやと言う事で、こちらに車を置いておかなかったのです(;゜Д゜)。 ここから山の反対側、車を止めた所まで何時間掛かるんだろう! 途中まではタクシーで行ったとしてもその先はダートなのでタクシーは行ってくれません。 しばらく考えていると仕事終えたハルサー(畑人)のおじさんがトラックに乗ってこっちに来たので、トラックならダートも行ける!と言う思い出事情を話し、乗っけて行って貰う事にしました。 普通だったら絶対に嫌がる筈なのに、この方は実は自分もMさんと一緒に一度だけクイツを歩いた事があるそうで、交渉する前から「この時間からまた戻るのは危ないよ」、と先に言ってくれていたので、もしかしたら初めから頼まれたら「行ってやるか」、と思っていたのかも知れません。
とまぁ、「都合良い事、言ってらぁ!」と言う感じですが、みなさんホッとした顔で笑顔がこぼれて来ます。
途中からのダートはこんなに景色の良い所で、悪路にゆらゆら揺られながら無事車まで辿り着きました。 農家のおじさん、本当にありがとう! 皆さんはこの様な事が無い用に、必ず到着点にも車を用意しておきましょうね。 ではでは。