リュウキュウイナモリが咲き始めてます。 昼のカエルの調査も今月分は終わり、夜のカエルの調査に変わったんですが、昨夜なんかは環境省に帰る時に車の窓を開けてると、チョッと肌寒いくらいでした。 自然の中では秋が確実に始まってます。
さて、沖縄で自然が好きな人なら珍しくないリュウキュウイナモリですが、オイラの知ってるのはもっと真ん中でクシャクシャっと唇がいっぱいって感じですが、これは枝?茎?が伸びてますね。 ツボミ時とか結実時とかで伸びたり縮んだりなのか?実はちょっと違う亜種なのか?
話は変わりますがこのイナモリ、抗癌剤に使うカンプトテシン(アルカロイド系の毒)を含んでいて、既に研究ではチャボイナモリとリュウキュウの雑種を作るとより多く抽出されるのが分かっています。 石垣島ではヤクルトがクサミズキからカンプトテシンを得るために栽培してますが、確かイナモリの雑種の研究をしたのもヤクルトか第一製薬だったはず。 ちなみにこういう役に立つ植物を有用植物と言います。
クサミズキは海岸林に自生する植物なんですが、今では滅多に見かけません。 近年石垣島は新たなブームで今まで以上に開発が進み、今後絶滅する動植物が増える事間違い無しです。 それは企業だけでなく個人の方がこんな所にまで!といった感じで、海岸林内や山中にも場違いな豪邸を建てています。