前回の続きですが何故この森が5000万年の森かと言うと、ここには石垣島の中でも殆ど見られない宮良層の石灰岩を見る事が出来るからです。 宮良層の石灰岩と言うと以前にも紹介し天然記念物にもなっているマンゲー山がそうです。
詳しい事は今回書きませんが、何故こんな複雑な溶け方をしたんでしょうか? 地球の?石垣の?長い長い歴史の中でいったい何があったんでしょうか?
石灰岩だから当然昔々の海の中でできた地層なので動物の化石が出て来る事は滅多に無いでしょうが、有孔虫や貝の化石なんかは見られるようです。 ですが天然記念物なので間違っても割ろうなんて思わないで下さい、犯罪です。
↑の溶けた年代と↓の溶けた年代は違います。おそらく↓の年代の方が新しいでしょう。
色々な謎が隠されたこの石灰岩ですが、さらに珍しい物がこの森にはあります。が、今回掲載しようと思ったんですが、そちらも天然記念物に指定され、石垣市の文化財にも指定されていて「広い範囲にわたる同流域の環境保全が必要」と市が言ってるので今回は書かない事にしました。 そのうち保全環境(設備)が整い、心無い人にダメにされない状況が出来たら書きたいと思います。