ジャックと豆の木のモデルにもなったと言われるモダマですが、このどデカい鞘(全長1mくらい)が売れると言う事で、石垣島も含めアチコチで盗られまくり、近年では人が来ないような場所に行かないと(行っても)なかなか見る事が出来なくなりました。そんなコウシュンモダマ(マメ科、絶滅危惧種)の鞘を久しぶりに身近な場所で見る事が出来ました。
このモダマが何時まで盗られずに残っているか分かりませんが、種がバラまかれるまで頑張って欲しいですね。何せモダマを盗る輩は枝切バサミでも届かないとなると弦を切って引きずり下してまで盗ろうとします。弦を切って引きずり下すのでもう次からそこにモダマの花=実は付く事はありません。おかげで石垣島の身近なモダマはここ何年かなかなか見る事が出来なってしまいました。そんな業者はモダマだけでなく昆虫や爬虫類、小さい貝から海水魚、珊瑚岩、あらゆる種子など、石垣島(沖縄)のありとあらゆる自然を売り物にし、しかも「我社は自然に考慮して採取しています、許可書を持ってます」、なんて書いてあるんです。買う方はそれを言い訳にしてこの店から買うから良いんだ、と言って求めます。「そんな業者放っておいて良いの!?」と観光客の方に叱られますが、自然保護に関しては先進国の中で一番後進国の日本では裁ける法律が無いのです。じゃぁどうするか?と言うと買わない事、それにつきます。