ヒノキバヤドリギ(ヤドリギ科、絶滅危惧種、半寄生)が生えてたので紹介します。ヤドリギと言う名前くらいは聞いた事があると思いますが実物を見た事がある人は少ないかな?と言うか気づかない事が多いと言った方が良いでしょう。
画像を良く見ると分かりますが、節々に全体よりチョッと黄緑色っぽく丸っこいのが実になり始めです。もうチョッと大きくなって半透明になったら成熟した状態で、粘液とともに1m位弾けて周りの枝に付き、そこで寄生根を宿主の深部まで到達させ養分や水分吸収します。どれが葉っぱでどれが茎か分かり辛いですが、見えてるのは基本的に茎で葉は退化して目立たず、節毎の付け根にチョッと名残りがあるだけです。ただその茎の部分でちゃんと光合成もしてるので「半寄生種」と言う訳です。 他のヤドリギにはちゃんと葉があり、種子の散布にかんしても鳥さんに食べて貰って運んで貰いますが、ヒノキバヤドリギは戦法を変えました。ただ果実を鳥さんが本当に食べないかどうかは確認されてないので断定は出来ません。