今回はヒザラガイ(沖縄方言でクジマ、奄美などではクンマー)です。同定は出来ませんでしたが、リュウキュウヒザラガイかオニヒザラガイでしょう。多板綱と言うよりヒザラガイ類でクサズリガイ科で良いんだと思います。 石垣に何種類いるか分かりませんが日本全体で100種程だとか。石垣の人も食べる人は食べると言う事で、内地と同じですね。オイラはまだ食べた事がありませんが普通の貝の味です。ただ依然食べたカサガイとかマツバガイのように岩に生えてる藻などを歯舌で削り取って食べている貝なので、凝灰岩や砂岩などにいるのは不味くて食べられないと思います。
見た目通り古くからいる生き物で、3億年前くらいから殆ど形が変わっていません。浅い場所にくっ付いていいるので見た事がある人は多いはず。昼間はジッとして夜に動き回ります。ただし朝になるとまた、ほぼ同じ場所に戻るので、例えばマーキングしたり定点で画像を取って次の日見ても動いている事に気付けないかも知れません。どうやって元の場所に戻るのか良く分かっていませんが、感覚器官の機能として光を感じる事は出来る様なので、トカゲなどの第三の目と同じで月(夜行性だから)の動き(光)等で位置を割り出しているのかも知れませんね。見た目こんななのに雌雄別です。