前回の沢を進んで行くと、マーニ(コミノクロツグ、ヤシ科)だらけの森に踏み入れました。オイラとしては前回同様、特に書くまでもなく美しい情景なので画像だけで充分満足しているんですが、一応書いておきます。
マーニは若芽など食用にもなるし、水が無い時に葉の根元を切って中の綿のような部分を吸えば水分補給にもなるし食べられます。葉の部分を全て取れば杖代わりにもなるくらい丈夫です。本体の根元部分の繊維は丈夫なロープにもなるし、葉を織り込んで皿や虫かごにするなど非常に有用な植物です。クロツグのツグはシュロを意味するらしく、黒いシュロだからクロツグ。八重山のはコミノクロツグだと説明されてるものがありますが、定かではありません。花はとっても良い匂いで、ちょうど今時分から咲き始め、森の中でも咲いていると匂いで直ぐに分かります。亜熱帯らしい植物ですね。