石垣島に18年程いて比較的あちこちの山中に入っている方だとは思うんですが、まだまだ行った事のない場所は沢山あります。今回の場所もその一つで、以前から「行きたい、行きたい」と思っていたエリアの1つです。数か月前に石垣島での山の先生・Mさんが会長?のグループで「今度行くよ」と誘って頂き、梅雨を気にしながらも「ワクワク」とこの日を待ちわびていました。幸い雨の心配はなく快晴にはなったんですが、稀に見る高湿度! 亜熱帯・石垣島をどっぷりと味わう事になった訳です(>_<)。
最初エントリーした場所はマングローブ後背地で湿地状態。この日は長年住んでるオイラでもビックリするくらいの凄まじい湿度で初めから汗がダクダク。イノシシ除けの策を頼りに歩きながら本物のジャングルの中を進みます、「あちぃ~!」。
後背湿地と言う事もありますが、新たなサキシマスオウノキ(アオイ科)を発見! 石垣島の中でもスオウが生えている場所は非常に限られている為、オイラ的には大興奮です!ただこの隊列のしんがりを任されたオイラとしてはジックリと撮影する暇もなく確認はこの画像が頼り。板根と木肌からするとスオウなんですが、チョッと心配。近いうちに確かめて来なくっちゃ。
数十分の後、湿地帯から抜け出せるべく斜面を登って行きます。こうやって見ると結構な人数ですね。ただ今回はガイドではなくむしろこのグループのゲストなので気軽だなぁ、と思っていたんですが、気が付くと皆さんの顔色や歩き方、危険な箇所や生き物がいないかと見てしまいます、癖です。
斜面を登り切ると立派な石灰岩の塊がありました。この辺りがかつて海の中だった訳です。この島の成り立ちが分かる証拠の一つと言えるでしょう。石垣島の地質って本当に変化に富んで面白い。
こんな感じで始まったこのエリアの初トレック。あと数回掲載して行きますが、あまりキチンと調査と言うか観察が出来ていないのでまだまだネタが少ないです。もしかしたら2回目はかなり後になるかも知れませんが、宜しくお願いします。