山の植物が続くんですが、シキミ(シキミ科)です。 最初タイワンオガタマと書いてたんですが良く見たらシキミでした、失礼。シキミは中華料理で使うハッカクとそっくりの実を付けますが違います。おまけに猛毒があり下痢嘔吐のすえ全身が痙攣麻痺して死亡するくらい強い、劇毒物指定です。それなのに同じ科のトウシキミは毒がなく、まさにハッカクとして中華料理に使われます。
神仏などで使われる宗教的な花ですが、毒があるのに何で?と思いますよね。でも「莽草」と言う生薬にもなるし、日本の香木とも言われ粉末を線香に混ぜたりもします。その匂いはただ良い匂いがするだけでなく魔物を鎮める力があると言われています。もっと凄いのがこの花をいけておくと、その花瓶の水がなかなか腐らないと言う事です。そんなのを見た昔の人はこのシキミに神秘的な力を感じていたのかも知れません。
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