あと数ヶ月するとシーズンが始まるサガリバナですが、石垣島にも西表島にも殆ど知られていないサガリバナ群落は沢山あります。 ここもその一つで谷に下りて行かないとまず分かりませんし、この谷にワザワザ下りようとする人も少ないでしょう(笑)。
サガリバナは海を使って種をバラ撒く「海流散布」というやり方をします。 有名なのは歌にもある「椰子の実」ですね。 南の島からプカプカ海を渡って流れ着く椰子の実。 じゃぁこれも歌にあるドングリは? 「お池にはまってさぁ大変!」、だから海水どころか水に浸かっちゃ駄目ですよ(笑)。 さて話は戻りますが、海流散布なのにサガリバナが多く生えているところは内陸どころか山ん中にもあります。 どう言う事?
そこはみんな昔の海のそばだったって事です。 昔の海のラインで河口や淡水の出てる場所に上手く流れ着いたサガリバナの子孫が今の内陸のサガリバナです。 地球の歴史の中で海の高さは何度も変わっているんです。 そういう色んな証拠と言うか痕跡を知っていれば自然を楽しむのに役に立ちます。 みなさんも家の近所の昔の痕跡を探ってみてはどうでしょうか?
ちなみにサガリバナは色んな場所を探せば、ほぼ一年中(10ヶ月位)どこかしらで花を見る事が出来ます。
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