シリーズの続きですが数日後の「石垣島夜回り」の撮影ツアーバージョンです。その前に一つ間違いがありました。皆さんにはどうでも良い事ですが、数回前から午後に変ってるのにタイトルはずっと午前中のままでした。正しくはシリーズ5から「午後からは山中で~」です。
さて夜編ですが、夜の海での撮影です。今回はツノメガニ(スナガニ科)です。
この子のお腹は見てないんですが、目の角が短いから女の子でしょうか?オスだと「折れないの?」って思うくらい角が長くなります。ミナミスナガニの仲間なので砂浜を走る速さは尋常でなく、捕まえるのは一苦労です。
砂浜に素早く潜れるのは他のカニと同様。さっきの子とは違うこちらは角が多少は長いのでオスかな?
石垣島に昔から伝わる民謡?に「アンパルヌミダガーマユンタ」と言うのがあります。アンパル(網張る)と言う石垣島で最大のマングローブに住むミダガーマ(目高蟹、ツノメガニの事)のショーニンヨイ(生年祝、13歳、25歳~等で祝う)の歌で、つまりツノメガニがお誕生日会の主人公のカニです(笑)。ユンタは田植えなど皆で作業を行いながら合いの手を入れて、「辛い仕事も楽しく」と言う歌です。世界中でありますよね。辛さを紛らわすだけでなく早く終わり、作業効率も良くなります。
昔はコンバインなんて便利な物はありません。田植えは順番に皆で共同(結)でやっていましたが、必ずしもちゃんと集まってくれる訳ではなく、そんな時に「ウチの田んぼの時は何々村のウタシャー(歌者)Bさんが来る!」と宣伝しておくと、当時娯楽が少なかった時代に歌は最高の娯楽。「そりゃぁ行っとかないとな!」となって手伝いも沢山来てくれた、と言う訳です。人気のウタシャーはアチコチの集落に呼ばれ、それだけでかなりのギャラ(お礼)が貰えたようです。完全にプロの歌手ですね!
#リフトアップ石垣島エコツアー
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