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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り8

2019年10月21日 | 文化・歴史好き!

前回の水道橋の続きです。この水道橋は宮良の方にある「旧大浜浄水場跡」まで続いていたんですが、そこまでの水道はもう殆ど残っていません。取水場所から直ぐのこの水道橋も、恐る恐るですが以前には歩いて渡っていました。しかし数年前からご覧のように半分崩れてしまい、可哀そうな姿のままジャングルの中に佇んでいます。

ただ次の画像を見て頂いても分かるんですが、当時かなりキチンと作られていた物だと言う事が分かります。

石をキチンと組んで水道の乗る斜面を補強していた訳ですが、ただの補強で良いならこんな面が揃った(加工した)岩を使わずとも良かったはずです。それをこれだけ丁寧に作ったのはそれくらい「水」と言うのが大切で、安定した水道供給に対する期待が高かったんだと思います。最近では内地でも災害が多いので電気、水、ガスなどのインフラの有難さが身に染みてる方も多いんじゃないでしょうか?オイラが石垣に来てからたかだか20年弱。それでも台風の度に停電・断水、節水などを経験して来ました。中でも命の水は本当に大切で、完成した当時の新聞や市史などを読むとその頃の人々に比べれば甘いとは思いますが、その喜びは現代のオイラにも共感出来ます。

取水場所から浄水場跡までの水道の一端が残っていないかずっと探していたんですが、この時の帰りに急に気付きました。「これだ!」
いつも何の気なしに見ていたんですが、車から外を眺めていて突然閃き車を降りて確かめてみると、やはりU字型で山中の物と同じ規格。何時も見てたのに何で気付かなかったんだろう?この四角い升もきっと当時の物でしょう。この道路向かいにも山からの水を流しているコンクリート製の川見たいのがあり、これももしかしたら当時の物かも知れません。

さらに探すとありました!道路を作った時に一部無くなっていますが確かにこのコケむしったような色のコンクリートは当時の水道です。この後はまだ見つけていませんが、引き続き捜索していくのでお楽しみに。ここにあるよって!て言う情報もお待ちしてます。

ちなみに農業用水として利用していた「バラビドゥ溜池(現代の石垣ダム付近)」から「平田原」への当時の水道が引かれていた図面と、飲料水として利用されていた「白水」から「安香花」あたりの浄水場まで引いていた水道の図面も手に入れました。旧大浜浄水場の詳しいデータだけがいくら探しても、色んな人に聞いても出て来ません。こちらの情報も宜しくお願いします!

★半分崩れる前の水道橋と、畑の中に残っていた今は無き「文化財級」の水道橋画像を見たい方はコチラ、https://blog.goo.ne.jp/lift-up001/s/水道橋
ずっ~と下の方にスクロールすると色々出て来ます。

#リフトアップ石垣島エコツアー


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