これはシマトネリコ(モクセイ科)の種子なんですが、何でタイトルの「白い翼」と書いたかと言うと、この種子が枝から離れると横向きになって水平にクルクル、クルクル、回転しながら飛んで落下して行くからです。風が強い時なんか結構な距離を飛んで行きます。タイミングが合って一気に種子が飛んでる場面に出くわすとずっと見てても飽きません。満開に咲く白い花もキレイだし、材も人気あるし、風にも潮にも比較的強いです。内地でも庭に植える方が増えているようですが基本亜熱帯以南の樹なので寒さに負けてしまう事があります。
オイラの家にも実生をから育てた鉢が数本あるんですが、そろそろ地植えしてあげないといけないくらい大きく(50センチ位)なって来ました。ただかなり大きくなる樹なのと、台風に強いと言っても折れているシマトネリコを見た事があるので何所に植えるかが問題です。
ちなみにトネリコ属の皮は「秦皮」と言って漢方に使われるそうですが、トネリコ属の中でも種類によって効き具合が違うので詳しくは自分でお勉強してください。効能は解熱、鎮痛、目薬など。