【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋に君臨する薔薇

2017-10-05 22:43:18 | 薔薇の追憶


















 「わしは下に行って
 船を枕木に引き上げなけりゃなりません。
 風が出て来たでな。
 今夜の空に気が付きなすったかな?
 いわし雲空マツカレルスカイ馬の尾雲メ-アステイル
 高い船にも帆をかけさせるですわい」        
    【「アンの夢の家」 第24章】










【空の浪漫 ~ 空一面に広がる鱗雲】









あれは午後4時頃だったでしょうか・・。
ふと見上げた空は、一面の鱗雲(うろこぐも)。
この雲を見ると、秋を無性に感じます。同時にどこか懐かしさも。

鱗雲は、鰯雲(いわしぐも)とも鯖雲(さばぐも)とも言われますが、
漁に関係が深い事が分かりますね。そして当然の事ながら、 ジム船長 を思います。

この雲が夕空に遥か彼方(かなた)まで広がっている光景は、
雄大で言葉になりません。ミステリアスな空の浪漫とでも言いましょうか。

鱗雲が広がると天気が崩れるそうですが、やはり明日は雨。
そのせいでしょうね、今宵は昨晩のような寒さはありません。

ここ2、3日、日中はともかく朝晩の気温差の激しいこと。
ただ、明日は日中も冷えるそうです。
確か20度を下回るとか言っていたような・・。
しかしながら、その後は再び最高気温が27、8度とか。どうしましょう。




















さて、いつの間にか秋薔薇の季節となりました。
咲いたのは2つの対照的な色合いの薔薇、朱鷺(とき)色と真紅の薔薇。
真紅の薔薇は、お馴染みのリラ版 「公爵夫人の薔薇」 ですね。

これらの薔薇は、これまで語り尽くせないほど記して来ました。
今回は、寡黙になりましょう。見ているだけで幸せになれる花。
それでいいですね。

今夜の夢は薔薇の香り

2017-07-13 17:37:17 | 薔薇の追憶


















 「あら、それから夢を見るためでもあるわ、
 マリラ。
 それにほら、部屋に綺麗な者があった方が
 余計、いい夢が見られるじゃないの。
 あたし、この枝をあの古い青い壺に挿して、
 テーブルの上に置こうと思うの」                   
  【「赤毛のアン」 第16章】 






   

今日も暑くなりました。お天気は晴れ。
既に夏本番の暑さですが、まだ梅雨明けした訳ではありません。

ですから、これでも “梅雨晴れ” なのでしょう。
ムシムシと地熱が湯気を噴き上げているような・・そんな暑さです。

丁度そんな時、一休みしていたピンクの薔薇が咲きました。
(最盛期ほどではありませんが、今ぼつぼつと蕾を付け始めています)

こんな薔薇には、さっと一陣の風が吹き抜けたような爽やかさを感じ・・。
嬉しさと共に、幸せ気分は倍増! 薔薇の効果は絶大です。

そう言えば、「幸せ!」 「楽しい!」 等々の所謂(いわゆる)、
魔法の言葉は、やはり声に発した方がいいのだそうですね。笑顔を伴って。

天災など何となく暗い気分に襲われる事の多い昨今だからこそ、
意識してでも必要な事かも知れませんね。

優雅さエンドレス

2017-07-02 15:47:28 | 薔薇の追憶















 説明しきれない、美しい薔薇、
 微妙な靄もや、銀色の月光、
 紫水晶のような忘れられない黄昏時、
 雨の進軍 、ラッパを吹くような風の響き、
 紫の花や、星屑、
 神秘と音楽と魔術の1ヶ月だった。       
   【「エミリーの求めるもの」 第13章】 







昨日、今日と雨こそ降っていませんが、
湿度の高い鬱陶(うっとう)しい天気が続いています。

今年は6月が、わりとカラッとした過ごし易い気候でしたから、
ねっとり肌にまとわり付くような不快なこの感覚、久し振りです。

もう7月に入りましたから後、少しの辛抱と我慢しましょう。
こうなれば梅雨の終盤も何事もなきよう祈るばかりです。

そんな中、ひょっこり紅薔薇が咲きました。
先日の 「公爵夫人の薔薇」 ではありません・・。
そう、こちらはリラ版 「淑女の薔薇」 !

青や紫、白を見慣れた目には新鮮です。かなり古株の薔薇。
おまけに葉っぱなどは至る所、虫に喰われています。

しかしながら、花には何の問題もありません。
いいえ、それさえも趣き・・風情があるように感じます。

さすがに花の中の花、花の女王だけの事はありますね。
早速、切り取って花瓶に。まさに優雅さ、エンドレスです。











【出番を待つ薔薇】

梅雨空に映える公爵夫人

2017-06-08 17:50:17 | 薔薇の追憶













 マリラは 「不思議の国」 の 公爵夫人 のように
 教訓が好きで、
 育ち盛りの子供に何か言って聞かせる時には 
 教訓で締めくくりをつけなくてはならないと
 固く信じているのだった。        
   【「赤毛のアン」 第8章】 







「巷(ちまた)に雨の降る如くわが心にも雨が降る」~とはフランスの詩人、ベルレーヌの詩。
この詩を初めて知ったのは、中学生の頃だったでしょうか・・。

“わが心にも雨が降る” なんて、複雑な心情は理解出来ませんでしたが、
ちょっぴり大人になった気がして、なぜかしら誇らしかった事が思い出されます。

さて、今年も、いよいよ梅雨の季節となりましたね。
尤も、今日は雨は降っていませんが・・。

とは言え、爽やかな五月晴れの空とお別れかと思うと少々、憂鬱になります。
今年の5月はお天気に恵まれましたものね。

ところで、つい先日まで庭を席巻していた、
ピンクのローズゼラニウムが今、その花びらを散らしています。



  そんな中、
  そのゼラニウムの中に
  ひっそりと埋もれるように
  咲いていた薔薇。

  そう、「公爵夫人の薔薇」
  と呼んでいた真紅(深紅)
  の薔薇です。

  色、姿、形。
  そして備わった気品。
  
  この薔薇こそ、正統派と
  いう気がしてなりません。

  雨の宝石が一番似合うの
  も、こちらの薔薇ですね。

  そうそう、公爵夫人と言えば・・。
  「不思議の国」 にも
  公爵夫人がいましたね。

  一方、散る花あれば、
  これから盛りとなる花。
  朝顔も咲き始めました。

  薔薇とは対極にある花。
  梅雨は、とりわけ青い花の似合う季節でもありますね。








朱鷺色という名の魔法

2017-05-20 00:08:18 | 薔薇の追憶
















 美しいこと。
 あの花は自分が薔薇な事を
 喜んでいるに違いありませんわね?
 薔薇が話せたら素敵じゃないかしら。
 きっと素晴らしく美しい話を
 聞かせてくれると思うわ。
 それにピンクは
 世界中で一番魅力のある色じゃないかしら。                   
  【「赤毛のアン」 第5章】









カラッとした気持ちの良い快晴となりました。
今日のようなこんな天気こそ、まさに五月晴れという言葉がぴったりですね。

青空に映える庭の木々や花々。
とりわけ 「野村紅葉(ノムラモミジ)」 の紅い葉や、
その背の高い紅葉に負けまい? と精一杯、背丈を伸ばした薔薇たちは。

「リラ」 の花が終わると、お次は 「木香薔薇(モッコウバラ)」。
花びらを散らすものあれば、ドライフラワー状態で、くっついているものも。
ジャスミンも盛りを過ぎつつありますが、芳醇な香りはまだまだ健在です。























さて、「朱鷺色(ときいろ)」 という、
いかにも日本らしい美しい名前の色を持つ、薔薇が開花しました。
珊瑚色(さんごいろ)でもいいけれど、やはり私は、朱鷺色が好き。

ピンクとか桃色とか、一言で表せない微妙で独特な色が、
この朱鷺色という素敵な言葉で、全て解決してくれますものね。
それに、ピンクと呼ばれる薄い紅色には、かなりの幅がありますから。

そうそう、庭の片隅には名前の知らない白い小さな花もお目見え。
薔薇とは対極にある花ですが、お仲間入りさせて下さいね。

香料の生える庭 ~ 薔薇 & 白い花編

2017-05-16 18:04:28 | 薔薇の追憶


  



【採った薔薇を花瓶に】









 玄関のポーチには
アメリカつた鬱蒼うっそうとはびこっていた。
 節くれだったリンゴの木は、
 昔懐かしい野の花々--
 香りの良い可憐なシロツメクサの茂み、
 ミントとキダチヨモギ、三色すみれ、スイカズラ、
 淡い紅色の薔薇ーーが咲き集う場所に
 かがみこむようにして立ち、
 その枝に羽を休める小鳥たちのか細い
 微かなさえずりが降るように聞こえた。
  【「アンの想い出の日々(上)」】










昨日に比べ、今日は少々、ヒンヤリしています。
いつの間にか5月も半ば。
それにしては今年は、なかなか気候が安定しません。

当然、汗ばむほど暑い日がありますし、そうなると
もう、このまま暑くなるのかと思えば、そうではなく・・。
日単位でもそうですが、1日の寒暖の差もかなりあります。

ただ、花にとってそれは、そんなに影響はないようですね。
先日のブログでもお伝えしましたが、9年振りにリラの花が咲けば、
咲いたり咲かなかったりの紫陽花も例年になく蕾を付けてくれています。

ところで、特に香りの芳醇な白薔薇が満開に。
おまけに玄関先では咲き乱れる 「ジャスミン」 の花。

その香りは強烈で、家の中にまで入り込んで来ます。
まさに、香りにクラクラ・・。  











【咲き乱れる 「ジャスミン」 の花】

香料の生える庭 ~ 薔薇編 2

2017-05-13 20:33:45 | 薔薇の追憶









【今日の雨も宝石に変える薔薇】











朝方は、かなり降った雨ですが、お昼前には止みました。
ただその後も雨こそ降りませんが、重い空は1日中続いたものです。

雨と共に風も吹いたようで、先日来からの木香薔薇(モッコウバラ)は、
花びらを落としています。小さな1輪の花ごと、これも小さな々花びら等、色々・・。
さしずめ一帯は、淡黄色の絨毯(じゅうたん)といったところでしょうか。

それでも、今年は長く楽しんだ木香薔薇。既に盛りを過ぎています。
気になるのは、開花したばかりのジャスミン。

居ながらにしての天然の芳香は、何物にも代えがたいものですし、
となれば、1日でも長く咲いていて欲しいと願いますものね。
こちらも雪のように白い小さな花びらを散らしていました。

さて、「香りの王様」 ジャスミンに対し、「香りの女王」 薔薇の第2弾。
ピンクの薔薇に続き今度は、アンティークピンクとバニラ色の薔薇の登場!

特にリラ版 「白い貴婦人」 と呼んでいるバニラ色の薔薇は、
ここでは、すっかりお馴染みですね。性懲りもなく写真をアップしています。
四季折々に咲く薔薇ですが、同じように見えても全く違う筈ですから。

そうそう、アンティークピンクの薔薇は、光線や時間帯によっても
ピンクに見えたり、時には薄紫色に見えたり変幻自在。

姿、形も然(さ)る事ながら、気品と優雅さにかけてもダントツですね。
アン の言うところの 「想像の余地」 が、たっぷりという訳です。










香料の生える庭 ~ 薔薇編

2017-05-09 15:47:27 | 薔薇の追憶





【ハイブリットティーローズ】










 庭に真紅の 薔薇咲き集い
 君が喜ぶ おだまきを植え
 仄暗い木蔭に ミントの香り
 優しく澄んだ風 そよぐ夜                   
  【「アンの想い出の日々(上)」】









今日は、生憎の曇り空となりました。
尤も一昨日、昨日と晴れているのに、黄砂の影響で白い空。青空が見えません。

それにしても今時の気候と言いましたら・・。
昨日は余りの暑さに服を着替え、今日は今日で昨日の服装では
少々、寒く感じられ、又々、着替える羽目に。これでは体調管理も大変です。

   
  













【ジャスミンも開花!】


【遅ればせながら、こちらは満開の 「リラ」】




  さて、ご覧の通り、
  待望の薔薇が開花しました。
  意外にも大輪です。

  そう言えば以前、
  「ピンクの小公女」 と
  題して楽しんでいた
  ミニ薔薇が、これと同じ
  色をしていましたっけ。

  残念ながら、いつの間にか
  姿を見せなくなりましたけれど。

  そうそう、香りの王様、
  ジャスミンも開花し始めました。

  そろそろ花びらが
  落ち始めましたが、一見すれば
  まだまだ満開に見える
  木香薔薇との共演。
  間に合って良かったです。

冬枯れに漂う雅な香り ~ 続き

2017-02-27 20:02:38 | 薔薇の追憶

















 日中、柔らかい青い空と、
 遠くの森の葡萄の実のように見える花と、
 山々の太陽で
 訳もなく不思議な楽しさで一杯だった。
        【「エミリーの求めるもの」 第21章】









ここに来て晴天が続いています。
朝晩は冷えますが、日射しがありますから日中は、すっかり春の気配。
庭に出ると、この季節独特の春の匂いも感じるようになりました。

さて、性懲(しょうこ)りもなく今日もリラ版、
麗しの 「白い貴婦人」 の薔薇で引っ張ります。
あれから(前回)5日も経ったのに、未だにこの状態。

最盛期でしたら3、4日で終わる薔薇も、
今ならこんなに長い事、楽しめますものね。
しかも1本きり。愛しさも格別という訳です。

おまけに大輪の薔薇と来ています。
ハイビスカスなど冬でも咲きますが、小ぶりになるのとは大違い。
ここでも、いかんなく女王の貫録を見せつけています。








 








又々、メディアが騒がしいですね。
ここ数日、異様に盛り上がっています。そう森友学園の事。

しかも安倍首相と絡め、ある事ない事・・。
背後には共謀罪阻止の目的があるようですが。

詳細は、『さくらの花びらの「日本人よ、誇りを持とう』
に書かれています。ご参考までに。

ところで、この学園の経営する 「塚本幼稚園」 は、
日本で初めての学校法人幼稚園であり、幼稚園の租とも言われている、
由緒ある幼稚園のようです。皇室とも深い関係があるとか。

道理で・・。
目の敵(かたき)のように、バッシングしているのでしょう。
偏向メディアに気に入る筈はありませんもの。

それどころか、未だに反日教育満載の朝鮮学校に
補助金を出している自治体があるというのに、
これには何も言いません。見事にスルー。おかしいですよね。

ひと昔前なら騙されたかも知れません。
何はともあれ、ネットのお陰で助かっています。

冬枯れに漂う雅な香り

2017-02-22 20:32:28 | 薔薇の追憶













 その木に咲いたたった1輪の薔薇だった。
(中略)
 エミリーは出来るだけ長く、
 その小さな薔薇の花を花瓶に入れて
 書斎のテーブルに置いた。                  
       【「エミリーの求めるもの」 第20章】








朝は青空でしたが、その後、お天気はゆっくり下り坂。
今はまだ降っていませんが、今晩辺りから降るそうです。

明日も雨のようですが、気温は上がるそうですね。
南風も吹き、どうやら春の嵐の様相です。



















さて、写真は一昨日の蕾の薔薇。
そう、「白い貴婦人」と呼んでいる薔薇は、
ここまで綻(ほころ)んで来ました。

厳寒期には蕾を堅く閉じ、微動だにしませんでしたから、
春は確実に近付いているという事なのでしょう。

それでも、まだまだ殺風景な冬枯れの庭。
そんな中の貴婦人は、ひと際、目を引きます。

おまけに最盛期には緑の葉っぱも趣き深い飴色になり・・。
素敵な色合いで嬉しくなります。
今年は蔓薔薇も期待出来そうですし、春の訪れが待たれます。










 













先日の日米首脳の笑顔の写真をアップしましたが、
あの朝日新聞は、こんな記事を載せたようですね。

「嗤う」・・仮にも二国の首脳に対し、
こんな漢字を当てて揶揄するなんて。

それより何より、何という心のありようなのでしょう。
この記事を書いたのは、女性のようですが。

“一体、どこの国の新聞社なの・・?” と言いたくなります。
残念ながら、これが朝日新聞の体質なのですね。