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「わしは下に行って 船を枕木に引き上げなけりゃなりません。 風が出て来たでな。 今夜の空に気が付きなすったかな? いわし雲空と馬の尾雲は 高い船にも帆をかけさせるですわい」 【「アンの夢の家」 第24章】 |
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【空の浪漫 ~ 空一面に広がる鱗雲】
あれは午後4時頃だったでしょうか・・。
ふと見上げた空は、一面の鱗雲(うろこぐも)。
この雲を見ると、秋を無性に感じます。同時にどこか懐かしさも。
鱗雲は、鰯雲(いわしぐも)とも鯖雲(さばぐも)とも言われますが、
漁に関係が深い事が分かりますね。そして当然の事ながら、 ジム船長 を思います。
この雲が夕空に遥か彼方(かなた)まで広がっている光景は、
雄大で言葉になりません。ミステリアスな空の浪漫とでも言いましょうか。
鱗雲が広がると天気が崩れるそうですが、やはり明日は雨。
そのせいでしょうね、今宵は昨晩のような寒さはありません。
ここ2、3日、日中はともかく朝晩の気温差の激しいこと。
ただ、明日は日中も冷えるそうです。
確か20度を下回るとか言っていたような・・。
しかしながら、その後は再び最高気温が27、8度とか。どうしましょう。
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さて、いつの間にか秋薔薇の季節となりました。
咲いたのは2つの対照的な色合いの薔薇、朱鷺(とき)色と真紅の薔薇。
真紅の薔薇は、お馴染みのリラ版 「公爵夫人の薔薇」 ですね。
これらの薔薇は、これまで語り尽くせないほど記して来ました。
今回は、寡黙になりましょう。見ているだけで幸せになれる花。
それでいいですね。