【ローズマリー】
【水仙】
小川が曲がって流れている所に 差し出たはまなすには まだ紅い葉がしがみついている。 その茎には少し前に降った小雨の滴が 真珠のように光っている。 (中略) 風は霜枯れて褐色になった羊歯の間で 溜息を付き、ガサガサいってから 悲しげに小川の方へ消えて行った。 【「アンの娘リラ」 第10章】 |
上の写真は、午前7時ちょっと前の空。
この空を見る限り、快晴の空を予感させます。
とは言っても、やはり晩秋ですね。
いつの間にか厚い雲が垂れ込み、重い空に。
頬に当たる風も冷たくなりました。
あれは午後3時頃だったでしょうか・・。
パラッと来て。
その後、雨は降っていなかったのですが、
つい先程庭に出たら、雨がしとしと降っていました。
音もなく静かな雨。
一体、いつ頃から降り出したのでしょう。
全く気付きませんでした。
【桜の葉】
【赤くなった 「藜(アカザ)」】
さて、『アンの世界』
と違ってこちらは、
まだまだ花盛り。
秋薔薇は次から
つぎへと咲いて
いますし、
冒頭の写真、
ローズマリーは、
もう何回目の盛り
になるでしょう。
そして今日は、
水仙が。
例年になく開花が
早い気がします。
ただ色とりどりに
染めた木々の葉は、
今、その葉を盛んに
落下中。
昨日の風や又、
先程からの雨で、
それはより加速度を
増すのでしょう。
ところで、葉っぱが緑だった藜も紅葉して来ました。
野の風情を残した自然な色付きが印象的です。
「これは何色」 と言えない、
絵の具を流し込んだような桜の葉っぱにも魅かれます。
毎年、秋は駆け足で通り過ぎる気がするのですが、
今年は9月が涼しく、11月が暖かかったので、
随分、長く感じます。
尤も、後、一週間足らずで師走。
途端に慌ただしくなりますね。
残りの11月、せいぜい楽しむ事に致しましょう。