

青空が出ています。
しかしながら朝の
湿度は、ゆうに70%を越え、
まさに蒸し風呂状態。
さすがに午後には
下がりましたが・・。
(60%ちょっと)
そんな中で、
(先日から記していますが)
半夏生の白や、一頃より青色をより増した紫陽花が
一服の清涼剤になっています。

アガサ・クリスティー作 「スタイルズ荘の怪事件」、やっと読了。
二転、三転する犯人像にまたもや翻弄され、真犯人はハズレ。
結局、今回は一番犯人らしい人物に納まりました。
クリスティーにとっては逆に、
これが意外性なのかも知れませんね。
でも、今になって思いますと、
処女作という事を鑑(かんが)みれば、妥当だった・・・
いいえ、ポアロの口癖である 「灰色の脳細胞」 を駆使しても、
それ以上に衰えている私の脳細胞では、とんと分かりません。



【エメラルドグリーン → グリーンに】
それにしても、今回も英国の古き良き時代の上流階級が舞台です。
その中で、やはり興味をそそられるのは、
さり気なく触れられる午後の紅茶。
尤も、珍しく珈琲とココアも登場して来ましたけれど。
そして、ほとんど描写されていませんのに、
「スタイルズ荘」 というお屋敷が、
なぜかイメージされてしまうのです。
それに続く森の小径までも・・。
クリスティーの魅力は、こういう点にもあるのでしょうね。
次の本は、さすがに・・クリスティーは、お休みです。
久し振りに歴史物でも・・なんて思っていましたら・・。
主人から宮部みゆきの 「魔術はささやく」 を勧められました。
とても面白いからと。これもミステリーです。
でも、その前に挿絵が美しい上の本で一服。(「ウィーン四季暦」)
ところで、今日も 「マロウティー」 です。
ミステリアスにその色を変える、このお茶は、
やはりミステリーにピッタリですね。

時間の経過と共に美しいグリーンに。
これぞ、本物のグリーンティー・・なんて。