【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

モダンとレトロの交差点

2013-10-24 16:58:58 | 心の宝石箱








   起床時、意外や意外、どんよりした空ながら
  雨は降っていません。それどころか一時は薄日も射して。

   昨日(23日)から土曜日(26日)までの4日間は、
  雨だと思っていましたから助かります。


   さて昨夜は折も折、
  テレビで尾道が舞台の
  映画 「うず潮」 をやっていました。
  勿論、林芙美子原作。

   1964年(昭和39年)、
  吉永小百合主演の映画です。

   尾道にはつい3日前に行って来たばかり。
  しかも今年は、2020年の東京オリンピックが
  決まったばかりですものね。

   50年前のオリンピックの年に上映された・・。
  これも何かの縁かも知れないと思ったり。
  となれば・・是非とも見ない訳には行きません。

   時代背景は大正時代。ざっとあらすじを述べますと・・。   
  大正11年、林芙美子は県立尾道高等女学校の最上級生。

   芙美子の両親は、借金を抱えながら行商で生計を立てるという
  貧しい生活でしたが、芙美子は明るい文学少女です。

   芙美子自身も、家計を助けるために、
  シジミ採りをしたり、うどん屋で働いたり。

   そんな芙美子に向島の網元の次男坊や、(縁談話も)
  東京帝大に行っている質屋の息子が好意を持つ・・。
  そんなドラマ。この時代特有の青春映画という訳です。

   それより何より私が注目した事。映像から垣間見える当時の風景です。
  時代背景が背景ですから、少々、古めかしく? してあるのかも知れません。

   しかしながら、山から見下ろす箱庭のような海と島は一緒。
  遠くに見える、モダンな橋はないけれど、
  まだまだ自然はたっぷり残されていて、素朴な美がそこに。

   思った通り、お寺も女学校の校舎もレトロ。
  先生も生徒もそれぞれ凛としていて素敵です。
  当然の事ながら、卒業式には 「仰げば尊し」 を。

   3日前の違和感は、これだったのですね。
  仕方ない事なのかも知れませんが、観光地独特の今のケバ感。
  映画の中の尾道こそ、思い描いていた世界だったような気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿