エミリーはゆっくりと立ち上がって 彼女のランプを点けた。 窓の近くの机の前に座り、ペンを取って書き始めた。 ―― あるいは書くようなふりをした。 しっかりと彼女は書いた ―― 次の日、彼女がそれを見ると学校時代に習った 古い詩 の繰り返しであった ―― 【「エミリーの求めるもの」 第20章】 |
久し振りに夏らしい空で明けました。涼しい朝。
そう言えば、昨夜もエアコンなしでしたが・・。
蝉の声で目覚めるのは相変わらずです。
初めは、ゆっくり 「シー、シー、シ~ッ」 と遠慮気味だった蝉も、
今では気忙(きぜわ)しく 「ジッ、ジッ、ジッ、ジッ、ジ~~~ッ」!!
姦しいこと! でもこれこそ今、この瞬間を生きているという証(あかし)ですね。
さて、今日も昨日のテニスンの詩(「砂州を越えて」)で引っ張ります。
それと言うのも上記のような文章を 『アンの世界』 に見つけましたから。
私は書写と言うと必ずと言っていい程、古い詩を書いてしまうのですが、
自分で詩も作る、エミリー もそうなのですね。という事は 「同類」 !
何だか嬉しくなってしまいます。
この 「同類」、それこそ アン の口癖ですが、
聖書の中にちゃんとあるのですね。そんな事に今頃気付くなんて。
他にも聖書の言葉は、かなり引用されていて興味深く感じていたものです。
三浦綾子の本でも感じた事ですが、『アンの世界』 も信仰と共にある事は間違いないようです。
北国に住むせみとは、種類が違います。ものすごい鳴声ですが、仰るとおりで、暑い夏を一生懸命生きている証拠です。
短い一生なんですね。
テニスンの詩、日本語訳も素敵ですが英語もいいですね。
書写、私もまねしたくなりました。
今晩は~! 青い森からさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
今日も凄まじい啼き声でした~。
今年は例年より少ない・・~なんて今では考えられません。(笑)
青い森の蝉は、どんな種類なのかしら・・?
今晩は~! きたあかりさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
書写、小説の一節なども良いですね~!
きたあかりさんも是非、どうぞ~!
最近は打つばかりで文字を書きませんので、漢字も忘れてしまいます。
アルファベット、硝子ペンではなかなか濃淡が出せません。
ボールペンでは出せるのですが・・。
これも硝子ペンの字なのでしょうか。美しいですね。
西洋文学では、聖書はもちろん、シェイクスピアやトルストイなどが知ってて当然という感じで引用されていたりしますよね。聖書の言葉は、ちょっと格好のいい知識のように用いられているものも見かけますが、本当に心の糧として血肉としていきたいものです。
蝉の鳴き声と言えば、夕暮れにしんみりとひびくヒグラシの声が僕はとても好きです。夏休み、遊びから家に帰る道のことを思い起こし何とも温かい気持ちになるからです。
こんにちは~! Koheiさん~☆
お久し振りです。コメント、有り難うございます。
硝子ペン、なかなか慣れません。
インクを付ける量にもよりますね~。
でも、これこそ手書きそのもの・・なんて思ったり・・。
本当に。聖書って凄いですよね~。
『赤毛のアン』 にも結構、聖書の言葉が出て来て、必ず注釈が付いています。
ヒグラシ、いいですよね~。
でも、こちらは 「クマゼミ」 がほとんど。
残念ながら、あまり情緒はありません。
Koheiさんの所はいいですね~!