【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

朽葉色の煌き

2011-12-14 17:50:17 | 四季のスケッチ



【紅葉「もみじ」】


【犬蓼「イヌタデ」】











11月 の枯れ果てたやぶの中、
木々はことごとく葉を落とし、下草は枯れ、
よろぼうた冬日の明るさに、
そこが白く乾いた浄土のように見える時、
枯れた蔓草に一だけ生々しい朱を
点じている烏瓜からすうりのように・・・(略)
          【三島由紀夫 「暁の寺」~豊饒の海】
 








   



   瞬間的に暖かい! と思って目覚めた今朝。
  “今日はどんな空・・?”

   雨戸を開ける時の心のざわめき・・ある種の期待感。
  ほんの僅かな時間ですが、私にとって毎朝の貴重なひと時です。

   しかしながら、その空は厚い雲に覆われていて。
  同時に襲う微かな失望感。

   でも、だからこそ暖かい朝なのだと納得です。
  「朝曇り、晴れの元」 の諺通り、逆に日中は雲一つない青空となりました。

   「明日は日射しが少ないので、今日より寒く感じるでしょう」
  昨日の天気予報は外れました。こんな事もありますね。

   








【紫陽花】


【南天】

                               

                                
                              【インウォールクラータ】
   さて、12月も半ばを迎えようとする今、
  こちらはまだまだ花盛りです。

   薔薇を初めとしてセージの紫の花、
  赤い花、ユリオブスデージーの
  黄色の花等など・・。

   そんな中、ひっそりと役目を終え、
  土に還ろうとしている葉っぱたち。

   今日は、そんな葉っぱに
  スポットを当ててみました。

   一言で言えば 「枯葉」 ですが、
  1枚、1枚の色は
  何と味わい深いのでしょう。

   自然が織り成す色に
  ただ、ただ感嘆するばかりです。
  ところで今日の引用文。

   常々、『アンの世界』 と、
  こちらとでは1ヶ月程度の
  季節のズレがあると申して来ました。

   でも、この本の書かれた1970年(昭和45年)以前の11月は、
  少なくとも 『アンの世界』 と描写が同じ事に気付かされます。

   今日並べた写真は朽葉色、アース色の葉っぱを並べましたが、
  落葉にまでなっていません。しっかりくっついています。
  まだまだ秋を引きずっています。


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2 コメント

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きれい! (きたあかり)
2011-12-14 19:27:53
リラさん、こんばんは。
豊かな色合いですね。
朽ちていく植物に対するリラさんの愛情も素敵です。
返信する
パレットの中の色 (リラ)
2011-12-15 17:09:22
 今晩は~!  きたあかりさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!

 この葉っぱの色、何とも言えない味わいですよね~。
こんな葉っぱを見ていますと・・絵筆を握りたくなります。(笑)
自然の色って、素敵ですよね~!
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