【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“三丁目の夕日” 的空間

2006-10-06 15:39:11 | ちょっとアンティーク
   朝方降っていた雨もやみ、
  雲の切れ目から太陽が顔を出して来ました。

   この様子でしたら、今夜の十五夜のお月様、
  拝むことが出来るかも知れません。

   このお月見と花見は、
  昔の人の最大の楽しみだったようですね。
  まだか、まだか・・と指折り数えて待った十五夜。

   そのお月様、よく鏡に例えられますが、
  それは自分を映す鏡ではなく、心を映す鏡だと言います。

   それにしてもお月様を眺めながら、
  自分の心を見つめ直すなんて・・。

   そうして自分を律して行ったのでしょうね。
  日本人の原点を思います。



   この古びたラジオ、
  実家の物置に埃を被って
  眠っていた物です。
  昭和30年代位の物でしょうか。

   今と違って、一家団欒の
  中心に少なく共、このラジオは
  あったのでしょう。

   ラヂオなんて記した
  方が、ピッタリ来るような・・。

   そして、丸いちゃぶ台を囲んだ
  家族の笑顔・・のようなものが、
  浮かんでは消えます。







  


 



   こちらは籐で編んだ買い物籠です。
  とても頑丈に作られていて、
  相当重い物を入れても、びくともしません。

   こんな籠を持って買い物すれば、
  レジ袋なんて必要ありませんね。

   今はマガジンラックとして使用し、
  普段は、写真のように、キルトでカバーしています。

 



   “とうもろこし色のカーテン越しに注ぎ込む光で、
  部屋中が金色になっており、
  白塗りの壁には、外の柳が落とす影の模様が
  世にも珍しい壁掛けを織り成しています。
  (中略)
  絶えず変化し、震えている、生きた壁掛けです。
  何となく大層楽しい部屋のように思われ、
  あたしは、まるで世界中で一番
  お金持ちの娘であるような気がしました。”


 



   これは、婚約中の アン が 
  ギルバート に送った手紙の一部です。

   丁度、今私がいる部屋にもこれと同様の光景が。
  小さな天窓から光が入り、外の植物の影を映す・・。
  「震える壁掛け」 とは実に詩的ですね。   

   『三丁目の夕日』 の時代もそうですが、
  人間の豊かさは決して物質の豊かさだけでは
  ないことを教えてくれます。

   当然のことながら、心の持ちようで、
  豊かにも貧しくにもなるのですね。


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