「1日しか生きていませんものね。 でも、何て堂々と、何て豪華に 生きることでしょう。 その方がほとんど永久に長持ちする強張った、 いやな 百日草 よりよくありません? 炉辺荘には百日草は1本もないんですよ。 あたし達と仲良しでない花と言えば あれだけなんです。 スーザンは百日草には口もきいて やらないんですのよ」 【「炉辺荘のアン」 第16章】 |
気温は30度位ですが、湿度が高いので、
随分、蒸し暑く感じます。
そんな今日。
昨日と違って日射しはありますが、幾分、雲は多め。
ひとしきり鳴いた蝉の声が、
余計に暑さを感じさせるのかも知れません。
【姫女苑「ヒメジョオン」】
【ランタナ】
さて、夏真っ盛りの
今日、この頃。
まさに アン の言う
「黄色い夏」 ですね。
一時、庭を真っ白に
染めた半夏生は、
(ハンゲショウ)
いつの間にか色が
抜け、緑に。
(その後、茶色に
なって枯れます)
庭の片隅に見つけた
小さな移ろい。
それだけでは
ありません。
姫女苑とは違う
薄紫色の
「嫁菜」 が1輪。
かと思えば、
ゼラニウムには、蜻蛉(とんぼ)が。
可憐な野菊に蜻蛉と来ますと・・。
早くも小さな秋を感じてしまいます。
一方、右上の写真の 「ランタナ」。
私の中では既に、アンの言う 「百日草」 になっています。
場所、季節を選ばず、丈夫で強張った原色の花。
しかも毒草。道理で虫も寄り付かない筈です。
~なんて、ランタナにとっては散々な言われよう。
こうなれば、植物は敏感です。
昨年まで枝を伸ばして、大変な勢いで増えていたのですが、
今年は、小さくまとまって来ています。
やがて、消え去る運命・・?
植物は人間の心を的確に汲み取りますね。
それはある意味、怖いくらいに。
植物に心があると思う瞬間です。
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