【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

二つの貌を持つ木と樹

2016-01-05 17:23:53 | 四季のスケッチ



【変貌する朝の空】




【木香薔薇】









「奥さん、わしも年を取って来ましたでな。
季節が変わって来たような気がするですよ。
冬も元とは違います・・・・・
わしにゃ、夏も分からん・・・・・
春も分からん・・・・・
今じゃ春なんてねえです。
(中略)
「時はあたし達が考えているよりも親切だわ」                    
                  【「炉辺荘のアン」 第35章】








   朝には一旦、太陽の登場はあったものの、
  珍しく今日は、どんよりした重い空になっています。

   年末から昨日までずっと良いお天気でしたものね。
  仕方ないとは思いながら太陽に慣れっこになっていた
  身には少々、堪(こた)えます。

   太陽が出ていなければ、
  同じ庭も、俄かに冬の庭に見えるから不思議です。

   気温でさえ、ほとんど変わりませんのに、
  寒く感じられますから。昨日の春から一気に冬へ。

   そう言えば、冬に太陽を見る事の出来ない、
  北欧の国々には “鬱” が多いという記事を
  つい最近、目にした気がします。
  それを考えれば、感謝しなければなりませんね。








【残り紅葉】




【「「木香薔薇」 と 「紅葉(モミジ)」 の樹】




   さて、お正月を
  過ぎても紅葉が
  残っているのは、
  私の記憶の中では
  初めてです。
  (写真はお隣の山紅葉)

   品種の違う我家の
  紅葉は散りましたが、
  代わりに枝を伸ばした
  木香薔薇の葉が彩りを
  添えてくれています。

   昨年もそうですが、
  木香薔薇は今頃
  紅葉するのですね。

   黄葉になるのが
  ほとんどですが、
  薄いオレンジにも。

   紅葉と木香薔薇、
  紅い葉から黄葉へと
  変身する二つの貌。

   その小さな葉は、
  既に落葉となっているのも。
  尤も、紅葉ほどは落ちませんけれど。

   葉の色もそうですが、慎み深く控え目です。
  そうそう、木香薔薇は冬の黄葉から春の花へと
  もう一つの貌も持ちますね。


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