【変貌する朝の空】
【木香薔薇】
「奥さん、わしも年を取って来ましたでな。 季節が変わって来たような気がするですよ。 冬も元とは違います・・・・・ わしにゃ、夏も分からん・・・・・ 春も分からん・・・・・ 今じゃ春なんてねえです。 (中略) 「時はあたし達が考えているよりも親切だわ」 【「炉辺荘のアン」 第35章】 |
朝には一旦、太陽の登場はあったものの、
珍しく今日は、どんよりした重い空になっています。
年末から昨日までずっと良いお天気でしたものね。
仕方ないとは思いながら太陽に慣れっこになっていた
身には少々、堪(こた)えます。
太陽が出ていなければ、
同じ庭も、俄かに冬の庭に見えるから不思議です。
気温でさえ、ほとんど変わりませんのに、
寒く感じられますから。昨日の春から一気に冬へ。
そう言えば、冬に太陽を見る事の出来ない、
北欧の国々には “鬱” が多いという記事を
つい最近、目にした気がします。
それを考えれば、感謝しなければなりませんね。
【残り紅葉】
【「「木香薔薇」 と 「紅葉(モミジ)」 の樹】
さて、お正月を
過ぎても紅葉が
残っているのは、
私の記憶の中では
初めてです。
(写真はお隣の山紅葉)
品種の違う我家の
紅葉は散りましたが、
代わりに枝を伸ばした
木香薔薇の葉が彩りを
添えてくれています。
昨年もそうですが、
木香薔薇は今頃
紅葉するのですね。
黄葉になるのが
ほとんどですが、
薄いオレンジにも。
紅葉と木香薔薇、
紅い葉から黄葉へと
変身する二つの貌。
その小さな葉は、
既に落葉となっているのも。
尤も、紅葉ほどは落ちませんけれど。
葉の色もそうですが、慎み深く控え目です。
そうそう、木香薔薇は冬の黄葉から春の花へと
もう一つの貌も持ちますね。
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