【藪萱草(ヤブカンゾウ)】
【昼顔】
・・・1人の幸福を味わっていた。 涼しいビロードのような丘の上に 好きなだけ座っていても、 それを妨げるものは何もない。 南西の風は大ドナルドの クローバー畑の匂いを運んで来た。 【「丘の家のジェーン」 20.】 |
朝から太陽の 「晴れ」 という天気予報の割には曇り空。
そのせいもあって今朝は涼しいので、それはそれでいいのですが、
変わりやすい天気だった昨日までと同様の空模様が気になります。
しかしながらお昼ちょっと前頃から、おずおずと太陽。
今日の太陽は、かなり朝寝坊ですね。
今朝は蝉の鳴き声に混じって鶯(うぐいす)の声も。
この季節に蝉と鶯の二重唱(デュエット)なんて。初めての出来事です。
そんな中、自転車で
ちょっと街まで買い物に。
家の中は涼しいと思っても、
外は、やはり夏。
うっかりしていましたが、
昨日は24節季の1つ、
「大暑」 でしたものね。
いつもの道も、
草いきれでプンプンです。
このもやっとした
熱気と独特の香りは、
どこか懐かしい夏の匂い。
ずっと昔に嗅いだ
香りと一緒です。
こちらは田圃(たんぼ)の
土手に咲いていた、
「藪萱草(ヤグカンゾウ)」 。
別名 「萱草(わすれぐさ)」。
花言葉は 「悲しみを忘れる」。
先日見た時はまだ蕾でしたが、今では少々、盛りを過ぎています。
もうちょっと早く来れば良かったのですけれど。
そしてすぐ横に咲いていた昼顔。二枚貝の中に立つビーナスのようです。
朝顔と同じ仲間ですのに、こんなに可愛い花ですのに・・
どうしてこちらは誰にも見向きもされないのでしょう。
芽を出したかと思うと、急速に蔓(つる)を伸ばして辺りに絡み着く、
そのあまりにも根強い生命力にあるのでしょうか・・。
何だか理不尽なような気もしないではありませんが、
世の中、そんなものなのかも知れませんね。
そうそう、昼顔の花言葉は 「絆」。
写真は全くの偶然ですが、この2つの花は東日本大震災の “イメージ花” のようですね。
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