おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「小規模企業白書」の336ページ「第 2-3-34 図 直近の売上⾼傾向別に⾒た、人材不⾜企業のアウトソーシング活⽤状況」をみましたが、今日は338ページ「第 2-3-36 図 事業の⽅針別に⾒た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみます。
下図からアウトソーシングの必要性が増加した業務を見ると、既に広く認知されていると思われる「税務・会計等の特殊分野」については、安定・維持志向企業において31.3%と、他の業務領域に比べ特に高い割合となっています。他方、成長・拡大志向企業においては、必要性が増加したと回答する業務の領域は多岐に渡っており、特に「デザイン・商品企画」、「調査・マーケティング」といった専門業務については、安定・維持志向企業に比べ必要性が増加したとする割合が高いことが分かります。
次に、アウトソーシングを活用している者と、活用を検討中の者の違いに焦点を当て、効果を分析した図を見ると、現在、アウトソーシングを活用している企業は「従業員の業務量・業務負担の軽減」といった効果のほか、「必要な技術・ノウハウや人材の補完」、「必要な人材、体制を自前で確保するコストの削減」といった点に効果を感じている者が多い傾向にあることが分かります。
白書は、アウトソーシングの活用を検討中の事業者に目を向けると、アウトソーシングを活用している企業と同様の効果を期待しているほか、「自社が注力すべき業務領域への経営資源の集中」や「既存事業の見直しによる業務効率化・コストの削減」、「売上高の増加」に期待している傾向がうかがえる、とあります。
また白書は、導入に当たっては費用対効果の算定やマッチングに課題を感じる一方で、アウトソーシングを活用することで、自社の従業員の負担軽減や外部のノウハウを獲得する効果を期待することができ、小規模事業者の成長に大きく寄与する可能性がある。自社の技術やノウハウ等の流出の懸念はあるものの、外部の知見を積極的に収集・活用していくことが、成長の重要な要素になることが示唆される、とあります。
ということで、これで2017年版中小企業白書は完読です。既に、2018年版が発表されているので、明日から読んでいきますね!!
昨日は2017年版「小規模企業白書」の336ページ「第 2-3-34 図 直近の売上⾼傾向別に⾒た、人材不⾜企業のアウトソーシング活⽤状況」をみましたが、今日は338ページ「第 2-3-36 図 事業の⽅針別に⾒た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみます。
下図からアウトソーシングの必要性が増加した業務を見ると、既に広く認知されていると思われる「税務・会計等の特殊分野」については、安定・維持志向企業において31.3%と、他の業務領域に比べ特に高い割合となっています。他方、成長・拡大志向企業においては、必要性が増加したと回答する業務の領域は多岐に渡っており、特に「デザイン・商品企画」、「調査・マーケティング」といった専門業務については、安定・維持志向企業に比べ必要性が増加したとする割合が高いことが分かります。
次に、アウトソーシングを活用している者と、活用を検討中の者の違いに焦点を当て、効果を分析した図を見ると、現在、アウトソーシングを活用している企業は「従業員の業務量・業務負担の軽減」といった効果のほか、「必要な技術・ノウハウや人材の補完」、「必要な人材、体制を自前で確保するコストの削減」といった点に効果を感じている者が多い傾向にあることが分かります。
白書は、アウトソーシングの活用を検討中の事業者に目を向けると、アウトソーシングを活用している企業と同様の効果を期待しているほか、「自社が注力すべき業務領域への経営資源の集中」や「既存事業の見直しによる業務効率化・コストの削減」、「売上高の増加」に期待している傾向がうかがえる、とあります。
また白書は、導入に当たっては費用対効果の算定やマッチングに課題を感じる一方で、アウトソーシングを活用することで、自社の従業員の負担軽減や外部のノウハウを獲得する効果を期待することができ、小規模事業者の成長に大きく寄与する可能性がある。自社の技術やノウハウ等の流出の懸念はあるものの、外部の知見を積極的に収集・活用していくことが、成長の重要な要素になることが示唆される、とあります。
ということで、これで2017年版中小企業白書は完読です。既に、2018年版が発表されているので、明日から読んでいきますね!!