中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

2018年07月19日 04時29分18秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」190ページ「コラム 2-3-1 ②図 経営者の年代別に見た、クラウドソーシングの取組状況」をみましたが、今日は193ページ「第 2-3-16 図 OJT の実施における効果の実感別に見た、具体的な取組方法」をみます。

下図から、OJTの内容を、各企業における「うまくいっている」、「うまくいっていない」の評価別に見ると、OJTが「うまくいっている」企業が行っていることとして、「とにかく実践させ、経験させる」が最も回答割合が高くなっていることが見て取れます。

また、「仕事のやり方を実際に見せている」や「仕事について相談に乗ったり、助言している」については、OJTが「うまくいっている」と感じている企業の割合が、「うまくいっていない」と感じている企業と比較して高くなっていることが分かります。

次に、企業側が実施したOFF-JTの内容について見ると、「新規採用者など初任層を対象とする研修」が、企業規模に関わらず最も高い回答割合となっており、また、「マネジメント(管理・監督能力を高める内容など)」、「新たに管理職となった者を対象とする研修」等、中核人材の育成に係る内容においては、規模が「100~299人」の企業において実施割合が高くなっていることが分かります。

OJTの基本は「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。」であることが改めて確認できますね。ネットで調べると、この言葉には「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」という続きがあるようです。子育てにも通じますね!!

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