だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

親友の作り方

2008-05-07 20:40:45 | 映画
もし、自分の葬儀に誰も来なかったら…。う~む、あり得るかも。友人の少ない(いない?)人だっているはず。私もその1人かも。貴方は?まっ、自分が死んでしまったら誰が来るのか来ないのか、知る由もないですけど。

パリで美術商を営むフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)は、とってもご機嫌!オークションで、狙っていた紀元前5世紀に作られたギリシャの壺を、見事落札。その足で、自分の誕生日ディナーに向かいます。ノリノリのフランソワはある葬式の話をはじめます。軽~い気持ちで…。

その人は自分の顧客で、葬儀には親戚を含めてたった7人しか来なかったという話。ところが集まっていた1人から、『お前の葬式には誰も来ないよ』と、一言。思わず絶句するフランソワ。つまり、フランソワには友だちがいないから…というわけ。

大ショックのフランソワは、10日以内の“親友”を連れて来ることになります。もし、ダメなら落札したばかりのギリシャの壺を渡す羽目に。つまり賭けですね。とは言ったものの、よく考えれば親友なんていないかも。急いで“親友”を作らなくっちゃ!

親友リストを持ってあちこち回ることにしたフランソワでしたが、誰も“親友”ではありませんでした。そんなある日、乗りこんだタクシーの運転手ブリュノ(ダニー・ブーン)に注目!やさしい口調で、客あしらいの親しみやすさに惚れ込んだフランソワは、友だち作りのレッスンを頼むのでした。

果たして、フランソワとブリュノのレッスンの成果は?ギリシャの壺の運命は?こんな素敵な映画「ぼくの大切なともだち」(06)を作ったのは、パトリス・ルコント監督。「仕立て屋の恋」(89)「髪結いの亭主」(90)「橋の上の娘」(99)「列車に乗った男」(02)「親密すぎるうちあけ話」(04)など、たくさんのヒット作がありますね。

ブリュノ役のダニー・ブーンは、「戦場のアリア」(05)に出演していました。ベテランのダニエル・オートゥイユと2人、クスッ、ホロリと楽しませてくるはず。友だちについて、考えてみましょうか…。
コメント
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