だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

はじめてのセガンティーニ

2011-11-20 20:31:37 | 展覧会
3月の大震災の影響で、中止または延期になっていた映画や展覧会、コンサート、イベントなどが次々に開催されています。もちろん、まだのものも。中国映画「唐山大地震や「プーシキン美術館展」はまだ。

そんな中、西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で、4月29日から7月3日まで開催予定だった、「特別展 アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山―」が、秋から年末にかけてようやく開催です。

ところで、セガンティーニとは?実は、まったく知らない知りませんでした。この展覧会を知って調べました。ジョヴァンニ・セガンティーニは、1858年1月15日オーストリアのトレンティーノ出身。

現在のイタリア共和国トレンティーノのことだそうで、イタリアの画家なんですね。アルプスの風景などを題材とし“アルプスの画家”と呼ばれる一方、神秘的・退廃的な作品もある象徴主義の画家。

スイスにある“セガンティーニ美術館”(日本語版)をはじめ、国内外の所蔵品を集めました。画家の初期から晩年までの厳選した作品たちで、なんと国内33年ぶりの回顧展だそうです。

約60点の展示作品には…ポスターになった『アルプスの真昼』(1891/セガンティーニ美術館)、『アルプスの真昼』(1892/大原美術館)、『虚栄』(1897/チューリッヒ美術館)

『わがモデルたち』(1888/チューリッヒ美術館)、『羊たちへの祝福』(1884年頃/セガンティーニ美術館)、『白いガチョウ』(1886年頃/チューリッヒ美術館)、『生の天使』(1892/セガンティーニ美術館)

ジョヴァンニ・ジャコメッティとの『ふたりの母たち』(1899~1900/ビュンドナー美術館)、『日陰の憩い』(1892/クリストフ・ブロヒャー・コレクション)などなど。はじめての作品ばかり。

アルプスの画家としてのセガンティーニも楽しみですが、私は晩年(1899年9月28日没)の作品に興味津々。“アルプス3部作”とされた第1作『生』、第2作『自然』、第3作『死』

セガンティーニは、『死』を完成させることなく41歳で病死(腹膜炎)。国立西洋美術館所蔵の『バグパイプを吹くブリアンツァの男たち』(1883~85)も見に行こうと思いました。
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